来年1月から段階的に作業に着手
オアフ島の海岸で浸食が進み、これまでに5.5マイル(約9キロ)の砂浜が失われたことが、ホノルル市、及びハワイ州当局の発表で明らかになりました。
KHON2ニュースの報道によりますと、市公園・娯楽局と州土地・天然資源局は、ハワイ州のビーチの70%以上、オアフ島のビーチの60%が慢性的な浸食により砂浜が年々減少していると報告しています。
ホノルル気候変動委員会の調査によれば、2100年までにハワイ州の海面が3.8フィート(約1.16メートル)上昇すると予測されています。これを受け、市、州当局は、植生が砂丘の浸食を抑制する効果を持つとして、砂丘の緑化や健全な沿岸生態系の維持など、浸食対策を講じる方針を示しています。
ハワイでもっとも美しいビーチの一つとして知られるカイルアビーチパークでは、ラニカイ側の海岸線を安定させるため、当局では歩道や公衆トイレ周辺に堆積した砂を海側に移動させる作業を行います。また、機能不全の公園のインフラや灌漑設備を撤去し、原生植物を植えるなどの浸食防止対策も実施されます。作業は来年1月から開始され、ビーチ利用者への影響を最小限に抑えるため、段階的に進められる予定です。
(KHON2 Newsより)
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