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HatanakaKumi

ハワインアンから学んだハワイの文化!

投稿者: HatanakaKumi
投稿日: 2015年09月24日
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Aloha!本来のあなたが輝き出すセラピスト育成コーチMakale’aです。

私は、ハワイに初めて旅行に来て以来、ハワイにすっかり魅了されたのがきっかけで、ハワイに繋がる何かがしたいと、ハワイの伝統文化であるロミロミを学び、ロミロミセラピストになりました。

それから、ロミロミの学びを深める中でハワイの文化や、歴史にも興味をもち学び続けています。

実は、ハワイの歴史や文化は1820年代、キリストの宣教師がやってきた時代に悲しいことに禁止されたので、隠され秘密にされていました。

また、文字を持たなかったハワイアンの間で継承されるのが非常に難しく先祖代々口承で受け継がれてきたそうです。

失われつつあるハワイの伝統文化を後世に残す活動をされている方もいらっしゃいます。先日、ハワイアンクラフトを作っていらっしゃるハワイアンのApioさんにお会いして、ハワイの文化を教えていただきました。そして、彼の技術は全て後世にも残したいとおっしゃっていました。日本人の私にも快く何でも聞いてと、質問に丁寧に答えてくださいました。

Apio1

彼自身は、教えてくれる先生やテキストもなくて、自分自身で古い文献を見て、写真を真似して作っていたのだとか…。彼のご先祖様も作っていたので、後世にハワイの文化を残したいという強い思いで、ただ楽しみながら作ったとおっしゃっていました。

彼の素晴らしい作品はビショップビュージアムや海外の美術館にも展示されています。

今回はハワイアンにシェアしていただいた

ハワイアンの先祖カロ(タロイモ)のお話をシェアさせていただきたいと思います。

ハワイアンにとって一番大切な食べ物タロイモ。

タロ

(これはウルポヘイアウのタロイモ畑です。こんな感じで水田に生えています。)

タロイモはハワイ語でカロと呼ばれ、ハワイアンにとって特別な植物で

こんな神話が残されています。

ある日、星と夜空を司る女神が子供をみごもりました。やがて子供が生まれましたが残念なことにすぐに死んでしまったのです。土に子供を埋めた女神はいつまでも泣き続けました。するとある日、子供を埋めた場所から緑色の目が生えてきて、その植物はだんだん大きくなり、カロ(タロイモ)と呼ばれるようになりました。その後、女神はもう一人子供を産みました。今度の子供はとても強くて健康でした。女神はこの子にこう語りかけました

『カロは永遠にあなたの兄の生まれ変わりです』

『だからカロを永遠にたたえ敬うように』

カロは昔からハワイアンにとって大事な食べ物とされ大切に育てられてきました。なぜなら、カロはハワイアンのご先祖様だからなのです。

 他にも何種類も神話が残されていて、よく話を聞くのが、どれも、カロは人類の先祖という内容のものでカロは神聖な植物とされています。

そんなカロ(タロイモ)を加熱処理して、たたいて作るペースト状のものがPoiポイと言われます。

ハワイアンにとって大切な食べ物で、日本人に取ってのお米のような存在です。

とても栄養価が高くて、ハワイの人々にとっての主食です。

赤ちゃんの離乳食にも使われているそうです。

今はハワイのスーパーでも買うことができます。

タロイモ

(これが私が一番好きなお味のポイです)

 このポイを作るための道具がポイパウンダーで、Apioさんの作品を見せて頂きました。

 ポイパウンダーってロミロミの手技の名前にもあって、ビショップミュージアムで初めて見たのが心に残っていてその話をすると、Apioさんが、それは僕が作ったんだよ~って!

感激してしまいました。

そして、どんな風に作ったかのストーリーも凄すぎる!!

 なんでそんな事ができるのか信じられないのですが、最初は試行錯誤しながら作って6ヶ月間かけて完成したみたいです。それも誰にも作り方を教えてもらうこともなく、完成したんだとか。

マウイ島のあるビーチでこれを作るための石や葉っぱを発見したらしいのです!

上の部分と下の部分がぴったりフィットして削っていったって、一体どうしてそんなの発見できるの~???どういう発想なの???って驚いてしまいましたが、本人は至って普通。

apio3

これをグリグリ、ガリガリしていくらしい…。

『何かスピリチュアルなパワーが宿っているのですか?』という質問は『NO!』でしたが、無意識に目に見えない存在に導かれてるのだと思います。

今では、8時間で作れるようになったとおっしゃっていました。

 

大きいのは結構重くてこれで作るの大変だなぁと思ったら小さいのもありました。

これはハワイアンが食べていくために必要だったんだよと教えてくれました。

他にも生きていくのに必要な道具を教えていただいたので、またの機会にシェアさせて頂きたいと思います。

アピオ2

Apioさんのお宅には、彼の作品がミュージアムのようにたくさん並んでいました。

オバマ大統領に献上するテーブルまでありましたよ。どれも素晴らしかったです。

惜しみなくなんでも教えてくれる

Apioさんに心から感謝です。

Mahalo nui loa!

Kumi Makale’a Hatanaka

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