ディナーショーやフラダンス、ディナークルーズ… その他にも、ハワイには楽しいアクティビティがいっぱい。このコーナーでは、ハワイ旅行をもっと楽しくしてくれるアクティビティ情報を順次、ご紹介します。
ハワイでイルカと泳ぐ ドルフィン・スイム・アドベンチャー
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イルカと一緒に泳ごう!
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イルカの華麗なジャンプを間近で!
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心の準備はOK?
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■シーライフ・パークでイルカと遊ぼう! オアフ島の南東部にあるシーライフ・パークはサメやアザラシ、アシカやペンギンなどと1日遊べる一大マリンパーク。イルカやアシカなどが大活躍するショーはもちろんのこと、イルカやエイと触れ合えるプログラムが充実していることでも知られています。そのなかでもバンドウイルカと一緒に泳げるドルフィン・スイム・アドベンチャーは一番人気。ハワイ旅行中に憧れのイルカと触れ合える夢のようなプログラム、「ドルフィン・スイム・アドベンチャー」をご紹介します。 |
子供から大人まで1日たっぷり遊べるテーマ・パーク! |
■8才以上なら誰でも参加できる ドルフィン・アドベンチャーは、8才以上を対象にしたイルカを触ったり、一緒に泳いだりできるプログラム。妊娠中でない健康な方なら、誰でも参加できます。日本人のスタッフやトレーナーもいるので、英語が苦手な方も安心です。午前9時と11時から、午後1時45分と3時15分からのツアーがあり、所要時間は約45分。ワイキキの主要ホテルからは送迎バスも出ているので、申込の際に送迎をリクエストしましょう。ワイキキからシーライフ・パークまで約40分の道中は、ドライバーさんが車窓から見えるハナウマ湾やココ・ヘッドの説明をしてくれます。このミニ・ツアーを楽しんでいるうちに、あっという間に車はシーライフ・パークへ到着。 |
イルカの目の周りや空気孔はとても繊細なので触れないよう注意 |
■イルカと泳ぐ前に、まずは生態をしっかりお勉強! チェックインは名前と参加するツアーの時間を伝えるだけで手続きは完了。貴重品などを入れるためのロッカーを借りる必要がある方は$1でカギが渡されます。水着とタオル以外のものはロッカーへ預けてください。更衣室もありますが、水着はホテルから着込んでくるのがベスト。それから灼熱の太陽に照りつけられた地面はとっても暑くなっているので、裸足ではとても歩けません。ビーチ・サンダルなど水に濡れてもOK なサンダルを履いていると移動に便利ですよ。
チェックインを済ませたら、イルカの生態についての説明がビデオで行われます。イルカは、呼吸するときには水面から頭部を露出して頭頂にある噴気孔で行い、環境を把握するときは音波の反射によって、水中の物体の位置や距離の測定もできるのだそう。それから、無料で借りられるライフジャケットを装着したら、いよいよイルカたちが待つ「ドルフィン・コーブ」へ向います。 |
仲良し親子のケカイマルとカヴィリカイ |
■イルカとクジラの混血、「ウォルフィン」に会える 海が見渡せるコーブに入ると数頭のイルカが気持よさそうに泳いでいる姿が見えるではありませんか! この日、私たちを迎えてくれたのはバンドウイルカのイッツィービッツィーとケカイマル。「この2頭は実は姉妹なんですよ。」と説明してくれたのはトレーナーのヒロさん。「とっても小さい」という意味のイッツィービッツィーは現在26歳。ケカイマルとはハワイ語で「平和の歌」という意味で22歳だそうです。でもよくみると、なんだか妹のケカイマルのほうがなんだか大きいのです。「変だなあ。」と首をかしげていると、ヒロさんがすかさず説明をしてくれました。「ケカイマルは世界で2頭しかいないウォルフィンという新種で、母親がイルカで父親がクジラなんですよ。だからケカイマルはシーライフ・パークのなかでも、体が一番大きくて、ジャンプの高さも一番です」。なんと、そんな珍しい動物と会えるとは! その上、これから一緒に遊べるなんてさらに幸せ! 参加者一同、大喜びです。私のボルテージも一気に上がってきました。ちなみに、もう1頭のウォルフィンはケカイマルの娘で名前はカヴィリカイ。同じくシーライフ・パークで活躍しています。「ただ、いつでもウォルフィンに出会えるとは限りませんので、ご了承ください」とはヒロさんの弁。ウォルフィンにも人間同様、休養が必要なのです。シーライフ・パークには2頭のウォルフィンを含め20頭のイルカがいるので、どのイルカに出会えるかは当日のお楽しみということですね。
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感動のキス! 一生の思い出になること間違いナシ |
■イルカとの感動のご対面! コーブでは数頭のイルカが参加者を迎えてくれ、約10人に1、2頭の割合でプログラムが行われます。私たちの担当になったイルカはイッツィービッツィーとケカイマル。コーブの縁は女性の腰くらいの水位があり、水温がちょっと冷たいと感じるかもしれませんが、イルカと遊んでいるうちに体が慣れてくるのでご心配なく。 ツアーはまずご挨拶から始まります。参加者が1人ずつ両手を重ねて差し出すと、イルカが手のひらにアゴをのせて、ほっぺにキスをしてくれるのです。イルカの唇はほのかにピンク色。プニョプニョしているのかと思いきや、かなり硬くザラザラとした感触でした。そのお礼にイルカの唇にキスのお返し。イルカの超キュートなおメメを見つめながらチュッ! いつもは見ているだけだったイルカとキスができたなんて夢のようでした。この瞬間はスタッフがカメラとビデオでバッチリ撮影しています。いい写真を撮ってもらうにはイルカを手のひらで5秒くらいの間、支えながらカメラ目線でニコッと笑顔を作るのがコツ。プログラム終了後は、イルカと遊んだ楽しいひとときの記念を写真やDVDにしたものを購入できます。
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足の裏に感じるイルカのプッシュはかなり力強い |
■イルカと一緒に泳げるなんて夢のよう! イルカとのキスに感激した後も、さらにイルカとの触れ合いが次々と体験できます。コーブの沖へ出て待機していると、イルカが背泳ぎをして背後から回り込んできます。イルカの胸ヒレを自転車のハンドルを握るようなイメージでつかむと、なんとお腹に乗せて泳いでくれるのです。さらに、ボディボードにつかまって沖で待っていると、足の裏をイルカが押してくれて爽快に水面を走らせてくれます。実際は短い距離なのですが、押してもらっている間は意外と長く、スピード感もたっぷりでした。こんなこと他ではなかなか体験できませんよね。1つ1つのアトラクションのあとには、一緒に遊んでくれたイルカにご褒美の魚をプレゼント。感謝の気持を込めてイルカの口にそっと魚を入れてあげると、イルカが微笑み返してくれるような気がします。 |
突然しぶきを立てて泳ぎだす茶目っ気たっぷりのイルカ |
■見て触ってイルカを知ろう! 次はゴーグルを借りて全員が一列になり、イルカの尾ビレの動きを水中で観察。ジャンプの瞬間や立ち泳ぎ、旋回など、動き方による尾ビレのモーションや体の動きをじっくり観察できます。スクリューのように体を回転させて通り過ぎるイルカの優雅でもありダイナミックでもある姿にホレボレ。こんなに間近でイルカの水中での動きを見られるなんて滅多にないこと! 思わず目を見開いてしっかり脳裏に焼き付けてしまいました。次に参加者が一列になって手を差し出しているとイルカがその下を泳いでくれ、背中やお腹に直タッチ。背中のほうはハリとツヤがあり硬めで、お腹のほうはゴムのチューブのような弾力がありました。ヌルヌルしているのかと思ったらツルツルとした肌触りで、いつまでもなでていたい感じ。なめらかなイルカの感触に一同から「わぁ!」と歓声があがります。 |
イルカのショーでは見事なジャンプも披露 |
■あっという間にプログラムは終了 このほかにもイルカはいろいろな曲芸を見せてくれます。丸いボードを口にくわえてサーフィンしたり、指揮に合わせて「キュイキュイキュイ」と言いながらダンスしてくれたりと芸達者ぶりを披露。お茶目なイルカの姿に参加者はメロメロ。言うことを聞かないやんちゃなイルカがいるかと思いきや、イルカはみんなお利口でトレーナーの指示をちゃんと守っています。トレーナーとイルカたちは、強い絆で結ばれているんでしょうね。我が子のように愛情たっぷりにイルカと接するトレーナーのヒロさんがとても印象的でした。そうこうしているうちに、プログラムの終了時間が迫ってきます。最後はシャカ・サインとともに「アロハー」とイルカに挨拶してさようなら。イルカは尾ビレでしぶきを上げながら「バイバーイ」と答えてくれます。最後までキュートなイルカ。「また会いに戻ってくるからねー」と思わずにはいられませんでした。あっと言う間の45分間ですが、思い出深い体験になること間違いなしです。みなさんも、世界でも非常に珍しいウォルフィンや可愛いバンドウイルカたちと思う存分に触れ合えるドルフィン・スイム・アドベンチャーに参加してみてはいかがでしょうか? |
●シーライフ・パーク 所在地:41-202 Kalanianaole Hwy., Waimanalo, HI 96795 主催会社:シーライフ・パーク 電話:(808) 259-7933(パーク直通) 開園時間:10:30-17:00 無休 *上記各種ツアーの表示料金には入園料が含まれています。 ご予約、お問い合わせは、お近くの旅行代理店またはコムブリッジ (03) 5568-4661まで
(2006年8月取材、2008年5月更新) |
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