![]() インディゴIndigo
今回は、ホノルルはダウンタウンのド真ん中、チャイナタウンにオープンして以来”ベスト・ダウンタウン・レストラン”としてロコに愛され続ける人気の店「インディゴ」をご紹介しましょう。 青い海と風にそよぐヤシの木がビーチリゾートの雰囲気を盛り上げる、ワイキキを離れる事ほんの十数分で、街の様子はガラリと変わり、ビジネス街として地元の人々が行き交うダウンタウンに到着。そしてモダンな高層ビル街と隣合わせて、活気溢れるチャイナタウンが広がります。
インディゴが位置するのはちょうどこの少し気取った顔を持つビジネス街から超庶民的なチャイナタウンへと一歩足を踏み入れたあたり。20世紀初頭に建てられた古びたビルが今でも通り沿いに軒を連ね、何やらあやしげな (!?) 雰囲気の商店や食べ物屋さんなどがひしめく街並はリゾートの島ハワイというよりは、喧噪のアジアといった風情。 インディゴはそんな異国情緒たっぷりな通りにしっくりと溶け込んでいるかのよう。通りに面した外観はあまりにそっけなく、アーケードからぶら下がった大きな看板がなかったら、そんな有名店とは気付かずに通り過ぎてしまうかもしれません。
でもビルとビルのあいだの細い通路を抜けてなかに入った途端、外観からはとても想像がつかないほど凝った店の造りに驚く方も多いはず。店は築100年に近い古めかしい建物の1階を占めており (もちろん内装には手を入れてありますが)、高い天井や窓の作り、レンガの壁面など当時の面影がそこここに残された店内は何ともいえずエキゾチックでイイ感じを醸(かも)し出しているのです。ダイニング・スペースはゆったりとした屋内席とオープンエアのガーデンに設けられたラナイ席が選べ、このほかバー&ラウンジ専用スペースのグリーン・ルームでゆっくりお酒を楽しむこともできます。
さて、オーナーシェフとして腕を振うグレン・チュー氏 (Mr. Glenn Chu )はチャイニーズの血を引くロコボーイ。幼い頃から祖母の作る料理に興味を引かれ、料理作りに関心を持ちはじめた彼は、チャイニーズをルーツとしながらも、世界各国を旅しさまざまな料理に触れるうち、バラエティに富んだ独自のレシピを多数作り上げていったのです。以前にフレンチ・ビストロとモロッコ料理レストランを手掛けたこともあるチュー氏。この「インディゴ」をオープンすることにより、フレンチ、北アフリカ、イタリアン、ギリシャ、そしてアジア… など世界各地のエッセンスを巧みに織り込んだオリジナル料理”ユーラシアン・キュイジーヌ”を確立させたというわけです。イースタン&ウエスタン・テイストのクロスオーバーという点において、広い意味ではパシフィックリム・キュイジーヌと呼べるかもしれませんが、ハワイ色を特別強く意識してない所はちょっぴり趣が異なるかもしれませんね。
“ユーラシアン・キュイジーヌ”と聞いても料理の内容がなかなかピンとこないかと思いますが、ここで楽しめるのはこんな料理ですと一口に言うのはとても難しいので、人気メニューをいくつかご紹介しておきましょう。 まず、ディムサム・ダンプリングと名付けられたアペタイザーから
メニューの内容は2か月おき位に変えるそうですが、定番となっている人気アイテムは常時メニューに並びます。また、日替りのスペシャルメニューも用意されているそうなので、オーダーに迷った時はスタッフにあれこれ尋ねてみてくださいね。 ダウンタウンという場所柄、ディナーだけでなくランチタイムももちろんオープンしています。昼と夜ではメニューは多少変わってきますが、夜のダウンタウンやチャイナタウンに出向くのはちょっと心配と言う方には昼間のダウンタウン探訪と合わせてランチタイムに気軽に利用してみるのもおすすめです。ランチタイムにはアラカルトメニューに加えて、ゴートチーズ・ワンタンやスプリング・ロール、ロブスター・ポットスティッカーなど人気のアペタイザーが日替りで15〜20種類も揃ったディムサム・ブッフェ (1人$13.95) も楽しめますよ。 (2001年9月取材)
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インディゴ – グルメ・レストラン情報
投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2001年09月01日
この記事が属するカテゴリー: パシフィック・リム料理, レストラン
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