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噂のレモン･シフォン･パイ

●激ウマだったレモン･シフォン･パイ
今回は、大食いクラブ員のK嬢と二人で、アラモアナの「LIKE LIKE DRIVE INN(リケリケ･ドライブ･イン)」に乗り込んでまいりました！ 先日、読者から「是非、リケリケ･ドライブ･インのレモン･シフォンパイを紹介してください」とのリクエストをいただいたので、早速検証。リケリケではロコモコやオックステール･スープしか食べたことがなかった私、「噂のレモン･シフォン･パイ、よーし、食べてみようではないですか！」。勢い込んで注文したパイのお味は…　「お、美味しい！」。今までチャレンジしなかったのが、悔やまれるほどのお味でした。

このリケリケ･ドライブ･インは、アラモアナ･センターの山側にあるKeeaumokuストリート沿いにあります。有名なディスカウント･ショップ「ロス･ドレス･フォー･レス」のすぐお隣にあるので、その看板を目にしたことがある方も多いはず。便利な場所、コンビニエントな24時間営業、そして清潔でフレンドリーな雰囲気、と3拍子揃った人気のこのレストラン。いつも、ローカルの人々で賑わっています。

ドーンとデカイロコモコ

●ロコモコとチリも結構いけます
今回、私達が注文したものは、ご存知ロコモコ、チリ with クラッカーズ、ピーチメルバ、そして噂のレモン･シフォン･パイ。まずはロコモコ。ドーンとデカイここのロコモコ。御飯の上には大き目のハンバーグ、半熟の目玉焼き二つ分、そしてグレービーがたっぷりかかっています。ちょっとお行儀が悪いけど、ここはローカル風に、思いっ切りかき回して食べてみましょう。お好みで、お醤油をタラリ。「う〜ん、美味しいっ！」。お店によっては、カチカチで薄い冷凍のハンバーグが使われていることも多いのですが、ここのは手作り風でフンワリ柔らかく美味。7ドルと少々高めの値段も、納得の優良ロコモコでした。

チリはジッピーズのものにくらべて、少々スパイシー。でも、お肉がタップリでなかなかいけます。付け合わせに御飯かクラッカーが選べるのですが、空腹時には御飯のほうが良いかも。なんて和んでいたら、分厚いステーキが、「ジュー、ジュー」と音をたてながら、隣のカップルの席に運ばれてきたのです。ステーキの上にはタマネギのスライスがてんこもり。「あー、あれ美味しそうっ！」でも、今日の私達のミッションは、何といっても「レモン･シフォン･パイの攻略」。デザートのために、お腹を空けておかなければならないのです。なので、ステーキは残念ながらお見送りました。

少々スパイシーで、お肉がタップリのチリ

●不思議な食感で上品な味
さて、ロコモコとチリを軽く食べ終えた私達、これからが本番です。お店の一押しデザートのレモン･シフォン･パイとパフェ風のピーチメルバを、それぞれオーダーしてみました。まずは、ピーチメルバが運ばれてきました。パフェグラスの中にはオレンジ･シャーベットとバニラ･アイスクリーム。その上には、輪切りのピーチ。さらに、「これでもか」と言うほど大量のホイップ･クリームがかかっています。「う〜ん、アメリカンチック」。でも、見た目ほどの甘さはなく、オレンジとピーチの風味が爽やかです。今日は、ちょっとお疲れ気味だった部員のKさん、しっかりと甘い物を食べて、パワーを取り戻していました。

ピーチメルバと同じく、レモン･シフォン･パイにも、これでもかとばかりにホイップ･クリームがかかっています。「いや〜、何て巨大なの」。軽く12・四方はありそうな巨大なレモン･パイに少々おののきつつ、スプーンをめりこませてみました。「んんん？」。レモン味の部分はプリンを思いっ切りシェイクしたような、カスタード･クリームに大量の空気を混ぜ込んだような不思議な食感。見た目にもスポンジ状のレモンクリームは、口に入れると「サッ」と溶けて、全くしつこくありません。心配していた甘さや、人工的なレモンフレーバーもそんなに強くなく、見た目とは裏腹に(失礼！)とても上品なパイでした。「きゃー、美味しいッ！」。これを紹介してくれた、読者さん、「どうも、ありがとうございました」。

また、私の定番が出来てしまいました。ダイエット中だというのにね(年中言ってる)。ってことで、ちょっとカロリーオーバーな今日の私、早速ジョギングに行ってきま〜す。

(2003年7月取材)