■皇居を訪問、忘れられない想い出
この公式訪問のハイライトは、何といっても、皇居を訪問して、秋篠宮紀子様にお会いしたことね。訪問にそなえて、「この皇居訪問と秋篠宮紀子様との会見が、ハワイ、そしてアメリカ代表としてどのような意味を持つのか」と問いに答えた長い作文も提出したの。厳しいセキュリティ・チェックをクリアして、やっと紀子様に会えることになって、私たち皆、すごくエキサイトしちゃった。大変名誉なことよね、信じられないわ。
いよいよ訪問の日。バスに乗って皇居に向かったの。忙しい東京の街にこんなに静かで美しい場所があるなんて! 緑に囲まれ、花の香りがかすかに漂う、とても平和な場所だったわ。秋篠宮邸の入り口には、骨の彫刻など、ハワイの工芸品が飾ってあったの。何て素敵なおもてなしなんでしょう! 室内には世界中の動物の木彫りがたくさん。大きなガラス窓の向こうには背の高い木々に囲まれた素敵な庭園。東京のビル群はまったく見えなかったわ。
私たちは5人ずつ2つのグループに分かれて座ったの。紀子様は、どちらのグループとも会話をなさったわ。私たちのグループとは、夏の間、悠仁様とお出かけになったイチゴ狩りについてや、日本の価値観、「もったいない」ということについてお話しされたの。紀子様はご幼少の頃から、ご両親の「無駄遣いせずものを大事に」という考えの下、お育ちになったんですって。お料理なさるときは、野菜はできるだけ、全ての場所を使うように気をつけておられると話してくださったわ。私たちは「環境保全が地球のためにいかに重要か」という話題で意見が一致したの。
会話が終わろうとする頃、本当にびっくりしたんだけど、紀子様は私のカップをそっと手にとって、お菓子とフルーツを勧めてくださったの。私はちょっぴり恥ずかしくなって緊張しちゃったんだけど、紀子様は私たちとあまり年令の変わらないお嬢様をお持ちだそうで、だからさりげなく私たちに気を配ってくださったと言うことがわかったの。
美しいうすピンク色のスーツをお召しになった紀子様は本当に優雅で神々しく、すばらしい英語をお話しになったの。私たちと握手をなさったときも、とても典雅な感じで、うっとりしちゃった。なんと、私たちがバスに乗るところまでいらっしゃって、手を振ってお見送りしてくださったの。紀子様とお会いしてすぐに、「私ももっと大人の女性、素敵な女性になりたい!」と心から思ったわ。また、将来人々に、紀子様のように素敵な影響を与えることができるような女性になれたら…って。
バスに戻って、緊張が解けてホッとしちゃった(そのときの表情は右の写真を見てね)。皇居訪問のあとは、活気あふれる築地魚市場や、若い人々で賑わう渋谷の街、とっても面白い原宿の様子を見学し、東京のダイナミックな都市型文化にびっくりしちゃった。もう旅の始まりからして、こんなにすごかったから、これからの各都市訪問(岡山、広島、小田原、神戸、京都、そして大阪)が楽しみでたまらなくなったわ。
日本の人々は、私たちを心から歓待してくれて大感激でした。日本とハワイの友情がもっともっと深まる事を願ってやみません。ぜひ、私のふるさとハワイのことも知ってくださいね。皆様の訪問を両手を広げて待ってるわ!
次回につづく…
(2010年12月更新) |
コメントを残す