US details new international COVID-19 travel requirements
アメリカ合衆国が11月8日(月)から実施する、海外からの入国者(非居住者)にワクチン接種完了を義務付ける入国規制についてこのほど詳細が発表されました。
ハワイ州では先週イゲ州知事が、11月1日(月)からワクチン接種済みの旅行者を対象に渡航自粛要請を解除すると発表したばかり。11月以降にハワイへの渡航を考えている方、またはハワイを含む米国在住者で帰国される予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
米国へ海外から入国の際にワクチン接種完了が必要とされる人
米国籍所持者でない人(米国籍保持者、グリーンカード保持者、移民ビザで米国に渡航する人以外)が海外からアメリカ合衆国へ入国する場合には、新型コロナウイルスのワクチン接種完了証明書の提示を求められます。また、ワクチン接種完了後2週間が経過していることが条件となります。
さらに2歳以上の全ての入国者(米国籍保持者やワクチン接種にかかわらず)は、新型コロナの陰性証明書の提示が必要です。
ワクチン接種完了の証明提示を免除される人は以下の通りです。
ワクチン接種完了証明を免除される人
●外交官や政府関連で公式に渡航する人
●18歳未満の全ての子ども
●健康上の理由でワクチンが受けられないことを証明できる人
●新型コロナウイルスの治験参加者
●人道援助や救済活動で免除された人
●新型コロナのワクチンが不足している国から渡航し、正統なビザを取得している人(B1(ビジネス)とB2(観光)は除く)
●米軍従事者とその家族と子ども(18歳未満)
●船舶乗組員でC-1 、もしくはD Nonimmigrantビザを取得している人
●米国国務省、運輸省、国土安全省から承認された人
対象となるワクチンの種類は?
対象となるワクチンは、米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)承認のファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン社の3種に加え、世界保健機関(WHO)承認のアストラゼネカ(英国)、シノファーム(中国)、シノバック・バイオテック(中国)とされています。
日本からハワイを含める米国に渡航の際には、ワクチン接種完了を証明するものに加えて、これまで通り出発72時間以内に取得した陰性証明書の提示がなければ航空機への搭乗が出来ません。
また、航空会社がワクチン接種完了証明書の確認を怠った場合は、1回につき35万ドル相当の罰金が科せられます。
米国居住者で未接種の場合、出発24時間以内に取得した陰性証明書が必要
同規制が開始されると、これまで入国を厳しく制限されていた33ヵ国の人々は規制緩和へと導かれますが、日本のようにパンデミックでも陰性証明書の提示のみで隔離措置免除にて入国が可能だった国々の人にとっては、施行後は以前より規制が強化されることになります。
11月8日(月)以降、18歳以上でワクチン接種を完了していない非米国居住者は日本からハワイおよび、米国への渡航は不可能となります。
一方で、これまで過去14日以内にイギリス、ヨーロッパ各国、中国、インド、イラン、アイルランド、ブラジル、南アフリカを訪問した非居住者はアメリカへの入国を禁止されていましたが、11月8日(月)からワクチン接種を完了した人は入国が可能になり、到着後の自己隔離も免除されます。
米国居住者が海外から帰国する場合には、ワクチン未接種者でも入国は可能ですが、出発24時間以内に取得した陰性証明書とアメリカ帰国後の検査を購入したことを証明するものが必要です。
詳しい情報はこちらのウェブサイト(英語)を確認してください。
◎CDC(アメリカ疾病予防管理センター) https://www.cdc.gov/
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