Show will go on as community helps save Big Isle theater
■プランテーション時代から地域住民に娯楽の場提供
映画「ホノカアボーイズ」の舞台となったハワイ島ホノカアで、プランテーション時代から地域住民の娯楽の場として親しまれている「ホノカア・ピープルズ・シアター」は、最近のデジタル化の波を受け存続が危ぶまれていましたが、地元の人たちをはじめ、多くの人たちの支援により、このほど事業継続が決まりました。 ■関連情報/ ハワイの離島(ネイバーアイランド)徹底ガイド 座席数525席のホノカア・ピープルズ・シアターは、砂糖産業が盛んだった1930年代にオープンし、数少ない娯楽の場として地元の人たちから親しまれてきましたが、1990年にハマクア砂糖会社が閉業し、新たな職を求めて多くの人たちがハマクアを離れていきました。 現在、シアターの経営を担うフェートン・キーニーさんは1980年代初めに創業者のタニモトファミリーから事業を引き継ぎ、苦しいながらも今日まで映画上映を続けてきましたが、デジタル対応の上映機材(約700万円)導入の資金難で存続の危機に直面していました。 資金調達のためキーニーさんはわらをも掴む思いで、インターネット上で寄付を募るキャンペーンに着手。支援の輪は瞬く間に広がり、わずか60日間で12万ドル(約1400万円)の募金が集まったということです。また500人以上の地元住民が寄付に協力したと伝えられています。キーニーさんは余剰金でアート&カルチャー推進のための非営利団体を立ち上げ、一般の人たちに教育プログラムを提供していきたいと意気込みを語っています。 ホノカア・ピープルズ・シアターに関する情報はウェブサイト(www.honokaapeople.com)で閲覧できます。 |
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