7 Hawaiian monk seals returning to wild
■母親に見捨てられ衰弱状態で9月に保護

昨年9月に北西ハワイ諸島近海で母親に見捨てられたとみられるハワイアン・モンクアザラシの赤ちゃん7頭が衰弱した状態で見つかり、ハワイ島の海洋哺乳動物保護センターに保護され、スタッフによりこれまでケアやリハビリのための飼育が続けられてきましたが、このほど順調な成長が確認されたことから、7頭同時に野生に帰されることとなりました。
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保護された7頭はすべてメスで、1頭は満1歳で標準体重よりかなり少なく、残る6頭も離乳前に母親が育児放棄したとみられており、体重はそれぞれ15キロ前後しかなく、栄養失調で衰弱していました。
ハワイアン・モンクアザラシは現在1200頭程度しか生息していないとされ、絶滅が危惧されています。今回メス7頭を救助できたことは、モンクアザラシの保全活動において意義深いことであると、救助関係者は話しています。
7頭は4月14日にハワイ島カイルア−コナの保護センター内の動物病院からホノルルに移送され、フォード島の国立海洋大気庁 (NOAA)の保護施設に獣医のケアのもと48時間滞在したあと、北西ハワイ諸島付近の海に帰されるということです。
(上のビデオは以前話題になったワイキキアクエリアムのハワイアンモンクあざらしのビデオです)
救助、保護活動は米沿岸警備隊、NOAA、海洋哺乳動物保護センターの共同で行なわれました。これまでモンクアザラシを野生に帰すための移送は1、2頭でしたが、一度に7頭というのは今回が初めてのことだそうです。野生に帰って元気にすくすく育ってくれることを祈ります。
(Honolulu Star-Advertiserより)
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