Hawaii Tourism Japan「 WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」Vol.3
ハワイ州観光局による「Wear Aloha, Save Aloha.」プロジェクト第3弾
自然環境を守ることの大切さを伝えるメッセージをアロハシャツに込めて発信する「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクト。
第三弾のADAM ET ROPÉ(アダム エ ロペ)とのコラボアロハシャツが、7月15日(木)よりアダム エ ロペのオンラインショッピングサイトと一部店舗(なんばシティ店、マークイズ店、仙台エスパル店、熊本アミュ店)にて発売開始されました。
今回のテーマは「ハワイの食文化」。ハワイアンの主食でもあり今日もハワイで愛され続けているタロイモの版画アートをSteven Kean(スティーブン・キーン)氏が、そしてハワイの個性豊かで色とりどりのフルーツの写真アートをKristen Reyno(クリスティン・レイノ)氏がデザインしました。大地からの恵みがハワイアンの生活を支え、この先の未来も自然と人々が共存していくことの大切さを伝えます。
「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクトとは?
「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクトは、アロハシャツを通じて、環境保全の大切さを身近な問題として捉え、意識を高めてもらうきっかけになることを願い、夏に向けて日本のアパレルブランドと手を組みサステナブルなアロハシャツを共同開発するプロジェクトです 。
未来のためにルーツを絶やさない。ハワイの伝統植物を守ろう
お米が日本の暮らしに密着してきたように、ハワイにも人々の生活と切っても切り離せない伝統植物があります。
その名は「カロ」。主に水田で栽培される芋の一種で、日本や諸外国ではタロ芋とも呼ばれています。はるか昔ポリネシアンによって持ち込まれ、それ以来ネイティブハワイアンの暮らしに根付いてきたカロは、ハワイの主食であり、文化であり、自然との繋がりそのものです。
ハワイアンフードでおなじみの「ポイ」の原料となるほか、カラカウア王の王冠にも葉の文様が印されるなど、文化的シンボルとしても大切にされてきました。ハワイの神話には、カロとハワイアンは兄弟の関係だという言い伝えもあるほどです。
かけがえのないカロと人間との繋がりを次世代に残すため、近年ハワイの学校ではその栽培法や食文化などが教えられています。
今回アロハシャツになった版画には、カロの特徴的なハート型の葉や根(芋)の姿が散りばめられています。この絵のように、カロが生き生きとハワイに根付き、いつまでも人々を支えてくれる未来であるよう願いが込められています。
【プロフィール:スティーブン・キーン】
ペンシルバニア州生まれ、オアフ島ノースショア在住のアーティスト、プリントメーカー。サーファー。木版画のプロセスを用い、波やハワイの景色を独特のスタイルで表現したアートは、2017年Vansワールドカップサーフコンテストや、2021年カハラに新しくできた「Kahala MKT byFoodland」(カハラマーケット・バイ・フードランド)のビジュアルに使用されるなど注目を集める。
食を愛することはその地を愛すること。ハワイの個性豊かな果物を知ろう
ハワイといえば、色鮮やかで新鮮なトロピカルフルーツ。
その多くは、昔ハワイの地に移り住んだポリネシアンにより持ち込まれた「カヌープランツ」と言われています。バナナやグアバなどお馴染みのものもあれば、日本では出会えない珍しい果物もハワイには多く生育しています。
たとえば、巨大な松ぼっくりのような見た目のハラ。種の部分は食べられるほか、葉はラウハラと呼ばる工芸品として編んで生活用品などにも使われます。ピンク色など様々な色の葉をつけるティーリーフは、レイやフラの衣装、器としても活躍し、聖なる植物として魔除けやお守りにもなります。
このように古来から人々の食文化は、島や海が生み出す恵みに支えられてきました。そして今や、世界中から愛されるハワイの大切なアイデンティティでもあります。
アロハシャツの柄には、生のカヌープランツを美しく配置して撮影されたフォトアートが使われています。これらは、実際にハワイの農場で栽培されファーマーズマーケットで売られているものを現地のアーティストが集めたものです。
色鮮やかな個性を放つ食文化を、いつまでも守っていけるように。ハワイでも日本でも、地産地消を意識してみてはいかがでしょうか。
【プロフィール:クリスティン・レイノ 】
カンザス州生まれ、カイルア在住のフォトグラファー。ハワイの植物やトロピカルフルーツを使ってデザインされるハワイアンキルトアートが斬新なアイディアのブランド、Lola Pilar Hawaiiのオーナー。2018年にスタートしたばかりのニューブランドだが、フレッシュな写真アートは見るものをハッピーにし、瞬く間に人気アートとして認知される。ハワイのグリーンルームギャラリーや人気セレクトショップなどで扱い中。
「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクトの詳細
ハワイ州では、2019年に観光客数が過去最高の1,000万人を超え、レスポンシブルツーリズムの動きが活発化してきました。
ハワイ州観光局では、ハワイの自然や文化を守りながら、住民の生活と旅行者の体験をより豊かなものにするために「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」キャンペーンを展開しています。
「 WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクトは、そのキャンペーンのプロモーションのひとつとして、ハワイが直面している環境問題や環境保全の取り組みを、アロハシャツを通じて伝え、環境保全の意識を高めてもらうきっかけになることを目的に企画しました 。
同プロジェクトでは、企画主旨に賛同したアパレルブランド3社とコラボして、夏に向けて環境保全のメッセージを込めたアロハシャツを共同開発しています。
制作されるアロハシャツは、ハワイの環境問題をデザインで表現するだけでなく、環境に配慮した素材を使用しています。 セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」とコラボしたプロジェクト第一弾で限定発売されたアロハシャツは 即日完売し、大変注目を集めました。そして第二弾はBAYFLOW、第三弾は「ADAM ET ROPÉ(アダム エ ロペ)と実施。さらに、同プロジェクト全体を通じて、ハワイの環境保全活動を行う団体を支援する寄付活動も行います 。
◎「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクト 特設サイト: https://www.allhawaii.jp/wasa/
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