第9回 アロハ柄の布でモダンにアレンジ – ブックカバー
![]() アロハ柄がキュートなブックカバー |
今回は、「ブックカバー」を作ってみました。伝統的なハワイアン・キルトは、無地の2色を使いますが、今回は下地の布にアロハ柄の生地を使い、コンテンポラリーなハワイアン・キルトに挑戦です! サイズは、単行本用やハードカバー用など、ご自分の好きなサイズを色違いで作ってもかわいいかもしれませんね。
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STEP1: 下布とアップリケ生地を準備
本の「縦幅 x (横幅 + 本の厚さ)」(単行本のブックカバーなら、縦15cm x 横23cm(本の厚さを含む))サイズの長方形の型紙を作りましょう。この型紙を下布の上におき、型紙から縫い代分の1〜1.5cm外側にチャコペンで線 を引き、カッティングしましょう。今回使用するアップリケ・デザインは、「神聖な葉」という意味がある「ティーリーフ」。型紙がデザインの1/4なので、 下布・アップリケ生地と共に四つ折りにしてアイロンを掛け、縦横に折り目をつけます。
●●アロハ柄布を選ぶときに注意!●● |
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STEP2:アップリケ生地を準備
アップリケ生地の「輪」と型紙の「輪」を合わせるように、型紙を アップリケ生地上に置き、まち針でとめます。型紙の上をチャコペンでなぞり、線を引きます。線を引いたら型紙を取り外し、引いた線の2-3mm外側で(型 紙には、縫い代が含まれていません)布をカッティングします。
![]() 7インチフープは小物製作にとっても便利 |
STEP3:アップリケ生地をしつけ縫い
下地の上にアップリケ生地をのせ、まち針で固定します。アップリケ生地と下布を、1/4にアイロンで折った折り目が重なるようにします。最初に中 心でまち針をとめ、放射状にまち針をとめていきます。アップリケ生地の内側1cmのところに中心からデザインに沿ってしつけ縫いをします。
STEP4:アップリケを縫う
今回は、7インチのフープを利用しました。これはフープの中間に溝があり、3枚の厚い布にも使えてしまう、小さいけれどしっかりもののフープなのです。小物のキルティングに便利なこのフープは、アン先生から購入。ご希望の方は、info@anne-hawaiianquilt.com まで、お気軽にお問い合わせください! アップリケ生地の縫い代を織り込みながら、たてまつり縫いでアップリケします。真下に針を入れて、斜め後ろ3mmくらいで針を上に出します。縫い目は見えないように縫いましょう。谷の部分は注意を払いながら細かく縫います。たてまつりでアップリケを1周縫い終われば、仕付け糸を取り除きます。
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STEP5:キルティング
アップリケの布とキルト芯、そして裏布の3枚を重ね合わせてまち針でとめ、中心から放射状にしつけをします。フープをつけて、落としキルト、アップリケのデザインの上に飾りキルトをし、1cm幅のエコーイングを行います。
キルティングが全て終了したところで、もう一度STEP1での型紙を中心に置き、「縦幅 x 横幅 + 本の厚さ」の線を付けましょう。キルティングすることで、線がよれたり、ずれることがあるので、この段階で線をつけ直しましょう。
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STEP6:本の表紙を差し込む部分を作成
(縦幅 + 縫い代2cm) x 横幅7cmの生地を2枚作成します。片面を三つ折りにして輪を作り縫いましょう。チャコペンで引いてある線が重なるよう「裏布」と「表紙を差し込む部分の布」をまち針で固定します。
STEP7:パイピング
縦幅 x 2 + 横幅 x 2の長さのバイアスを用意しておきましょう。アップリケ布、キルト芯、裏布、表紙を差し込む部分の布を全て一緒にパイピングを行います。これで可愛いブックカバーのでき上がり! 下布のアロハ花柄が映えて、よりハワイらしい、とてもキュートなブックカバーに仕上がりました!
◎Anne’s Hawaiian Quilting(アンのハワイアンキルティング)
レッスン開催日:特別指定なし。9:00〜20:00までの間
レッスン内容:ポットホルダー、クッション、ウォールハンギング、ベビーキルト、ベッドカバー
レッスン料金:1人1回2時間$35(別途1組に付き$10の交通費と材料費が必要)
予約:受講日の10日前までに、Eメールで受付。レッスン料は、当日の支払いとなります。
ホームページ:anne-hawaiianquilt.com
Eメール:info@anne-hawaiianquilt.com
■現地最新情報 / アン先生のキルト教本「ハワイアンキルト」発売
(Mika)
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