第3回 パンの木クッション作成(キルティング準備)編
前回のアップリケを生地に縫い付ける作業は、「頑張れば、1週間でアップリケ1周、縫い終わるわよ!」と、アン先生に言われていたものの、なかなか毎日針を持つ時間を見つけることができませんでした。結局、アップリケを縫い付ける作業に、なんと7週間!? ほど時間を費やしてしまったのでした。でも、どんなに難しくても、1日5-10分キルティングをすると、かならず上手になるそうです。「継続は力なり!?」。毎日、時間を見つけて、体で覚えていきましょうね!
さて、いよいよキルティングです。作業に入ると、「ハワイアンキルトをしているんだ〜」という実感が湧いてきますね。では、前回仕上げたアップリケを、キルト芯と裏布に縫い合わせていく作業に入りましょう!
STEP1:アップリケ生地のしつけ糸を取る
アップリケ生地のしつけ糸を取ります。アップリケ生地にひっかけないように、慎重にしつけ糸を抜き取ります。
上からアップリケ生地、キルト芯、裏布の順で重ねます |
STEP2:アップリケ生地とキルト芯と裏布を重ね合わせます
キルトセットに入っている裏生地とキルト芯に、しつけ縫いをかける作業に入ります。まずは、裏生地の縦布と横布を確認します(縦布と横布の確認方法は、第1回を参照してくださいね)。アップリケ生地の縦と裏布の縦の方向を合わせて、上から「アップリケ生地」、「キルト芯」、「裏布」と重なるように3つの生地を合わせ、置きます。
STEP3:まち針で生地を固定
重ね合わせた3枚の生地を、まち針で固定していきます。アップリケ生地の中心から外に向けて、まち針で固定します。まずは、中心から右のライン上をまち針で固定。そして、中心から左のライン上を固定。次に、中心から上のラインに向けて固定。さらに、中心から下のラインに向けて固定、といった具合に、生地の折り目をまち針でとめます。同様に、斜め方向にも対角線上にまち針をとめます。
まち針で3枚の生地を固定した後は、生地の裏側がひきつったり、よったりしていないかを確認しましょう。この時、裏の生地がよっていたら、中心から外側に向けて手で布を押さえていきます。そしてよっている生地を伸ばします。こうすると、最終的に裏側もきれいにでき上がります! |
STEP4:しつけ縫い
STEP3と同様に、中心から外に向けて、上下左右と斜め方向に向けて、生地の折り目上にしつけ縫いをします。布の端まで縫い終わった後の糸は、玉止めはしないで、半返し縫い(1回針を縫い進め、後ろ方向にもう一度縫い返す)をしておきます。玉止めをすると、布が寄ったときの布を伸ばす作業で玉結びが邪魔になります。アップリケ生地の折り目上をしつけ縫いした後は、生地の周り、端から2.5cmくらい内側を1周、しつけ縫いします。こうすることで、重ね合わせた生地の隙間に手が入ることがないので、この後の作業も進めやすいのです。全てしつけ縫いが終わったら、まち針を取り外し、裏布が引きつったり、寄っていないか確認しましょう。
生地をフープにはると、キルティングしてる実感がさらにわいてワクワクします |
STEP5:生地をフープに固定
いよいよフープの登場! この丸い輪のフープに生地を固定すると、3枚の布を平行にきれいに縫うことができるのだそうです。フープで固定せずにキルティングをすると、3枚を平行して縫うことができず、裏が引きつってしまうことがあるようです。フープを使うことで、裏の引きつりとキルト芯が寄ってしまうことを防げるんですね。今回使用したフープ($22)はドイツ製の木でできた、かなりしっかりしたフープ。物によっては、ベニヤ板で作られたフープなど、板がしっかりとしていない物もあるようです。フープの板がしっかりしていないと、布をきっちりはめることができないので、フープを購入する際は木で作られた、しっかり布を固定できるものを選択するのがベスト!
生地をフープにはめる方法は、とてもカンタン! フープのネジを緩め、生地が寄らないように生地をパンパンに張り、裏がよっていないことを確認してフープのネジをしめます。フープに生地をはめると、キルティングしている実感が沸いてきますね。次回は、いよいよキルティング縫いに入ります!
◎Anne’s Hawaiian Quilting(アンのハワイアンキルティング)
レッスン開催日:特別指定なし。9:00-20:00までの間
レッスン内容:ポットホルダー、クッション、ウォールハンギング、ベビーキルト、ベッドカバー
レッスン料金:1人1回2時間$35(別途1組に付き$10の交通費と材料費が必要)
予約:受講日の10日前までに、Eメールで受付。レッスン料は、当日の支払いとなります。
ホームページ:anne-hawaiianquilt.com
Eメール:info@anne-hawaiianquilt.com
(Mika)
コメントを残す