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人気連載「Mikaのキルト体験記」

第06回 パンの木クッション作成(エコーイング)編

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年08月01日

第6回 パンの木クッション作成(エコーイング)編


今回のキルトレッスンは、裏地をキルティングする「エコーイング」。エコーイングまできたら、完成まであとわずかちょっぴり地道な作業が続きますが、クッションの仕上がりをイメージしながら、縫い進めていきましょう

STEP1:エコーイング
エコーイングとは、アップリケの部分の外側を輪取る、波のようなキルティングの手法をエコーイングキルトと言います。島に打ち寄せる波のようにウネウネと一定のリズムで縫い目の線が取り巻き、「こだま」のように外へと一定の間隔で広がり伸びていく。他のキルトとは違う、ハワイアンキルトの特徴の一つとなっています。「ラインの間隔は1.2cmくらいが、一番可愛くでき上がるわよ」と、アン先生。1cm単位だと、でき上がりが少しかたい表情のキルトになって仕上がります。幅を少し広めに縫って、表情の柔らかいクッションに仕上げると、でき上がりが可愛くなりますよ。

エコーイングの下線を引くときは…
エコーイングキルトをするときは、チャコペンでラインを描いてから行ってもいいのですが、慣れてきたら、なるべくチャコペンラインを描かなくてもできるように努力してみましょう

あまりエコーイングのラインを1.2cmとこだわると、暖かみのないキルトになってしまうので、定規で測らず、自分の感覚でやってみましょう。人差し指の太さくらいの感覚ですね(私のは太いかしら?)

ひたすらチクチク、目指すは優雅なキルター!?

飾りキルトで4枚重なった生地をキルティングした後、このエコーイング(2枚生地のキルティング)をすると、キルティングがとってもカンタンに感じます。飾りキルトで、キルティング縫いを鍛え上げているので、エコーイングはスイスイと縫い進められますよ。

そして… 3週間が経過し、エコーイングを全て終了させました 「次回レッスンまでに、絶対に間に合わない〜」と、アン先生に連絡しようかと弱音を吐きつつも、なんとか全てエコーイング縫いを終わらせました(涙) 全てのエコーイングを終えたときの感動は、ひとしおです。エコーイングは地道な長い作業でしたが、途中からは縫い方にも慣れて、かなり細かく縫えるようになりました。その頃には、「次は何色のクッションを作ろうかなー」と次の作品のことを考え、また楽しくなって縫い進めたり。

長い道のりでしたが、とうとう完成間近 次は、キルト生地の四方を囲む「パイピング」作業の準備です。

間隔が揃うように1cm幅の線を引きましょう


STEP2:パイピング用の下線引き
でき上がったキルトに、パイピングする位置で線を引きます。生地を表上になるよう四つ折りにし、折り目の中央地点で両端をまち針で留めましょう。中央から22.5cm(クッションの長さの半分の位置。今回は45cmクッションなので、22.5cmで印をつける)の位置をチャコペンで両縁に各4箇所ほど印をつけます。そして表に広げ、印を付けた箇所を線で結びます。そうすると45cmの正方形が描けます。

パイピング用の下線を正確に引くワザ
生地を広げた状態で線を引くと、キルティング後で生地がよっていることもあり、正確に線を引けません。四つ折りにして線を引くことで、より正確に線を引くことができます


2本のバイアスを合わせて2メートルのバイアスを作ります

STEP3:バイヤスをつなげる
生地の四方を囲む、「バイアス」を作成します。バイアスは、「アン先生のキルトキット」に付いてきますが、「自分でバイアスも作りたい」という方はアップリケで使ったあまり布などを使用して、5cm幅のラインを45度に引き、ハサミで切り取りましょう。切ったバイアスは、つなぎ合わせて一本のバイアスを作ります。作り方はとっても簡単で、バイアスを表上に置き、もう一本のバイアスを裏上にしてバイアスの角と角が合わさるよう置きます。重なったバイアス生地の上をまち針で留め、斜めに縫い代の線を引きます。縫い代にそって赤色の糸で1-2mm幅で縫います。縫い始めと縫い終わりは半返し縫いをすることをお忘れなく そして縫い終わったら、1cmくらいの位置でハサミで切り取りましょう。すべてのバイアスを縫い合わせて、全長約2メートルのバイアスを一本作り上げます。

バイアスメーカを使って簡単にでき上がり


STEP3:2.5cmのバイアステープを作る

バイアスを一直線に広げて、縫い代部分の重なった生地が、両側に広がるようにアイロンがけをします。そして、ここで登場したのが、2.5cm幅用バイアスメーカー 「驚くほどきれいに、バイアステープができるのよ」とアン先生。「本当かしら…」と観察していると、バイアスをバイアスメーカーに入れると、2.5cm幅になるよう両端を折り曲げくれるじゃないですか。「なんて、優れもの!」。定規で測りながらアイロン掛けする必要なんて全くないんですね。でき上がった状態のバイアスは使ったことがありますが、「自分でバイアスを作ることなんて、できるの?」と、ちょっと驚き2.5cm幅に折られたバイアスを端からアイロンで押さえていきましょう。アイロンを掛けた後、バイアス縫い合わせの位置で、折り目からはみ出てしまう生地は切りとります。

次回は、クッションをバイアスで囲み、いよいよクッションの完成です


Anne’s Hawaiian Quilting(アンのハワイアンキルティング)
レッスン開催日:特別指定なし。9:00〜20:00までの間
レッスン内容:ポットホルダー、クッション、ウォールハンギング、ベビーキルト、ベッドカバー
レッスン料金:1人1回2時間$35(別途1組に付き$10の交通費と材料費が必要)
予約:受講日の10日前までに、Eメールで受付。レッスン料は、当日の支払いとなります。
ホームページ:anne-hawaiianquilt.com
Eメール:info@anne-hawaiianquilt.com

■現地最新情報 / アン先生のキルト教本「ハワイアンキルト」発売
■アクティビティ情報 / ホノルル・アカデミー・オブ・アーツ
■アクティビティ情報 / ビショップ・ミュージアム

(Mika)

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