第1回 パンの木クッション作成(生地準備)編
![]() アン先生のハワイアン・キルト・キットで型紙のカッティングからスタート |
第1回は、ハートフル・ウル(パンの木)クッションの作成に挑戦です。35cmクッションと45cmクッションがありますが、いきなり45cmクッションを作成することになりました。「アン先生、お手柔らかにお願いします…」。ハートフル・ウル(パンの木)は「Good Luck」、「実に成る」という意味があり、ビギナーはまずウルから作成するのがいい訳ですね。さすがに初回とあって、緊張しますがウルの「Good Luck」にあやかって、頑張ります!
今回は、初挑戦ということもあり、型紙のカッティングからレッスンは始まりました。お店で売られているハワイアンキルト・セットは、布は切られて「しつけ縫い」までされているそうですが、アン先生のキルト・セットは「何回も作ることができるように」と、型紙からセットに入っているのです。やはり「色違いでキルトクッションを作りたい」と思う方も多いはず。そういう場合は、型紙から付いていると便利ですね。
![]() お道具の数々。パイナップル・キルト・ピンクッションが可愛い! |
●必要な道具
まずは、今回使用した道具からご紹介。
◎まち針(45cm×45cm のクッションで20本くらい使いました)
◎針(アップリケ用には京都・本いちや「四ノ一」針を使用。キルティング用には「メリケン針12号」を使用)
◎糸 (アップリケ用にはコットンでコーディングしているDual Duty(all purpose)の糸を使用。キルティング用にはロウ引きをしていて丈夫なDual Duty=Hand Quilting Threadを使用)
◎しつけ糸
◎チャコペン
◎布切バサミ
◎糸切バサミ
◎シンブル(キルティングで必要となる指ぬき)
![]() アップリケ用には「四ノ一」(しのいち)という針を使用しました。こちらの針は、京都の針職人さんにより作られたもので、先が細くとがっており、アップリケを縫う際には最適な針なのだとか。アン先生お勧めの針なのです。1回使ってみると他の針は使えないほど、使いやすいそうですよ。 |
![]() 型紙を切ることから始まるレッスン。この型紙は今後何度も使えます |
STEP1:型紙を切る
ハワイアンキルトの型は、上下左右対称のシンメトリック型。型紙もキルト型を1/8に折った形です。クッションの場合は、1/8に折りたたんだ生地の上に型紙を合わせて生地を切るので、切った生地を広げた時には上下左右対称の型となります。
STEP2:アップリケ生地と下地生地にアイロンをかける
アップリケ生地・下地生地ともに外表で1/8に折り、アイロンをかけます。ここでしっかりアイロンをかけて形を付けておかないと、アップリケ生地を下地生地に縫い合せる時の角がきれいに決まらないのです!
STEP3:アップリケ用生地に形をつける
1で切り取った型紙を2で1/8に折ったアップリケ用生地の上にのせ、型紙どおりに生地の上をチャコペンでなぞります。
●●「バイヤス」と「たて布」と「PIKO」●● |
STEP4:アップリケ用の生地を切る
型紙を外し、まち針で生地を固定します。アップリケ生地を型通りに切るこの作業は、本当に緊張しました! アップリケ生地は8枚重ねて折ってあるので、良く切れるハサミで型通りに切らないと、アップリケの形が変わってしまいます。アン先生の型紙には縫い代が含まれていないので、縫い代を持つために線の3mm外側をハサミで切ります。
●●8枚に折り重なった厚い生地を上手に切る極意●● |
「ほ〜、なんとかブレることなく、きれいに切り取れました!」。作業を始めると集中力が高まり、もくもくと進んだ今回のレッスンでしたが、目指すは「優雅に癒されながら、キルトを縫うこと」。第1回目のレッスンは初めてのキルト体験だったので、緊張のあまり肩は張り、終わった後は、「ふ〜っ」と一息。まだまだ「優雅な」キルトには程遠そうです!
◎Anne’s Hawaiian Quilting(アンのハワイアンキルティング)
レッスン開催日:特別指定なし。9:00-20:00までの間
レッスン内容:ポットホルダー、クッション、ウォールハンギング、ベビーキルト、ベッドカバー
レッスン料金:1人1回2時間$35(別途1組に付き$10の交通費と材料費が必要)
予約:受講日の10日前までに、Eメールで受付。レッスン料は当日の支払いとなります。
ホームページ:anne-hawaiianquilt.com
Eメール:info@anne-hawaiianquilt.com
(Mika)
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