今回はシンプルな木製の「ボックスカー」に乗って遊べる、パールシティの「ABCRIボックスカー・トラック」をご紹介します。チビッ子はもちろん、パパ、ママもはまること間違いなしのファン・スポットです。是非、ご家族で楽しんでくださいね。
ABCRI ボックスカー・トラック
●ボックスカーとは?
「ソープ・ボックス・ダービー」という言葉をご存知ですか? これは全米で70年ほど前から人気を集めている、子供向けのシンプルな木製カーによるレースです。ゴーカートのようにエンジンがある訳ではなく、操作できるのはハンドルとハンドブレーキだけ。緩やかなスロープを下ることでスピードを増して走る、きわめてシンプルな仕組みの遊びです。全米各地で大会が開かれるほどの人気ですが、その常設トラック(コース)は、アメリカ本土でもオハイオ州にあるだけ。その他の州では年に数回、街の道路を利用して特設トラックが設けられ、イベントなどが開かれているのです。
実は、ハワイにも木製カーで遊べる常設トラックがあるのです。厳密に言えば、ソープ・ボックス・ダービーカーを改良して作られたハワイ生まれの木製カー「ボックスカー」用のトラックです。ソープ・ボックス・ダービーカーはその名の通り、箱型のカートに足までスッポリ入りますが、ボックスカーは車に腰かけるスタイルで、さらにシンプルな車なのです。このボックスカー用のトラックが、非営利団体アメリカン・ボックスカー・レーシング・インターナショナル(ABCRI)により、パールシティ(ホノルルから車で約30分)に開設されたのが1997年。以来、地元ファミリーに大人気となり、年間の利用者はなんと4万人というから、その人気の高さが伺えますね。
●スロープを下ってトラックを1周
ソープ・ボックス・ダービーカーとボックスカーはトラックの上でも違いがあり、前者のトラックはスロープを下った後、ただ直線が続くのに対し、ボックスカーのトラックはクネクネと曲線を描き、カーブを曲がりながら走るのが特徴。エンジンはないといっても結構スピードが出るので、子供はもとより大人にとっても、スリル満点! 当然、ドライバーのハンドルさばきが肝心で、腕次第で楽しさも倍増するという訳です。実際、アメリカ本土のソープ・ボックス・ダービー経験者がハワイのABCRIトラックでボックスカーを体験し、「こっちの方がずっと面白い!」と感激して帰っていくそうです。
●1歳以上ならドライブOK!
逆に、スモウカーに乗れるのは15歳以上。さらに、鋭いカーブが続くビッグ・トラックの使用は、ファミリー・トラックで練習の後、係員の承認を受けてからチャンレンジするのがルール。また1、2歳の幼児用に傾斜台もなく、ただ自由にボックスカーに乗って遊べる小さなトラックも一つあるので、チビッ子たちはここで遊ぶだけでも十分に楽しいですよ。 さて、このボックスカー・トラックの利用者はファミリー中心ですが、係員によれば案外、夢中になっているのは子供たちよりパパ、ママだったりするそうです。時には、大人だけのグループが来ることもあるとか。これまでの最高齢者ドライバーは、85歳の女性だったそうです。
●学び方、規則をよく読んで
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●ABCRI ボックスカー・トラック Box Car Track Abcri 電話:808-947-3393 ホームページ(英語):www.boxcarracing.org (2003年3月取材) |
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