雨期がようやく終了し、最近は毎日のようにビーチ日和りが続いているハワイ。夏のバカンスシーズンも、もうすぐそこに迫っていますね。そこで今回は、ファミリー・フレンドリー・ビーチの第2弾! 第1弾でご紹介したワイキキ・アラモアナ周辺を離れた「地元ファミリーに人気のビーチ」を中心に、オススメビーチを紹介しましょう。
ファミリーにフレンドリーなビーチ2
 美しいビーチはファミリーの定番! |
◎ハナウマ湾 大昔の火山のクレーターが沈んでできたという弓状の湾内に、遠浅の珊瑚礁の海が広がる、おなじみハナウマ湾。ほんの浅瀬にも南国特有のカラフルな熱帯魚がたくさん泳ぎ、シュノーケルにはもってこいのこのビーチ、観光客だけでなくやはり地元の家族連れにも大人気です。ワイキキから車で約30分、バスでは50分ほどかかりますが、時間をかけて行くだけの価値はある、オアフ島有数の美しいビーチと言えるでしょう。 |
 透きとおった海で魚たちと水中散歩 |
ハナウマ湾を楽しむうえで注意したいのは、湾内の生きた珊瑚を守るため、地域全体が自然保護区となっている点です。一般のビーチとは異なり、1.入場料がかかる(13歳以上は$5)。2.毎週火曜日はクローズ。3.海での餌付け禁止、などの規定があるのも、そんな理由から。入場料はビーチの清掃に使われ、また火曜日は清掃作業に当てられるので、どうぞご協力くださいね。 |
 海洋教育センターでは貴重なサンゴなどの展示も |
さてハナウマ湾への入口で入場料を払うと、教育センターやギフトショップ、売店があり、ビーチで遊ぶ前に、まずは環境保護に関するビデオ鑑賞(15分ごとに実施)が義務付けられています。教育センターの中ではビデオのほか、パネルや模型によってハナウマ湾の地質や自然、生物などが学べるようになっているので、まずはここで30分ほど時間を過ごし、いよいよビーチへ。ビーチへは急な坂道を下りますが、片道50セントのトラムもあるのでご安心を。特に小さな子供はトラムに乗ること自体も楽しいようなので、家族で利用するのもオススメです。 |
ビーチではシュノーケル・セットなどが借りられるブースもあるので、ぜひシュノーケルにも挑戦してみませんか? その際、珊瑚礁で足を切らないよう、水中用シューズがあると安心。なお以前ビーチにあったスナック・バーはもうないので、食べ物は入場料を払うブース近くの売店で買うか、ワイキキから持っていった方がよさそうです。
ワイキキからハナウマ湾へは、22番バスまたは58番で。すぐ近くに止まる22番バスが便利ですが、大変混み合うのが現実。レンタカーで行く場合は、駐車場が朝9時頃からいっぱいになってしまうので、早朝の到着を心がけましょう。もしくは逆に、帰る人が出てくる昼過ぎを狙うのもいいかもしれません。
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 小さなバケツ持参で遊んでいた母子。魚を捕まえているのだそう |
◎ベビー・マカプウ オアフ島東部のマカプウ・ビーチといえば、特に夏場は波が大きく、ボディボードやボディサーフィンのメッカ。泳ぐにしても上級者向けのビーチなのですが、すぐ隣には(ハナウマ湾方面から行った場合、進行方向に進む)、ゆるやかな湾のような形状で波の静かなビーチがあり、知る人ぞ知る穴場ビーチとなっています。マカプウビーチとの対比で、ベビー・マカプウと呼ばれているビーチがそれです。 |
 岩で囲まれた天然のプールはちびっ子の遊び場としてもってこい! |
ベビー・マカプウの限りなく遠浅の海は、透明度も高く、泳ぐというより水遊びをするのにピッタリ。白砂のビーチと溶岩の岩場が混在していて、ちょうど岩が波をさえぎり、天然プールのようになった潮だまりもあちこちに出現! 潮だまりは水も温かなので、小さな子供たちの水遊び場としては最高です。 |
 白砂と岩場が混在。水も澄みわたり小さな魚の姿があちこちに |
しかも目をこらすと、プール内には小さな魚が群れになって泳いでいたり、岩の下でジッと昼寝(?)していたり。取材時にも小さな子供たちが、夢中になって魚たちを追いかけていました。岩場にはまた、小さなカニなど海に生物の姿も… こうして水遊びをしたり海の生物を探したり、砂遊びをしたりと、子供にとっては幾通りもの楽しみがあるこのビーチ、地元ファミリーにも大変人気です。取材に訪れた日、ビーチでくつろいでいたファミリーの100%が小さな子供連れだったのも、そんな理由があるからでしょう。 |
一方、ボディボードなどもっとアクティブに海を楽しみたいお父さん、お母さんは、交代でお隣のマカプウ・ビーチに遠征して楽しんでも。イルカのショーで人気のシーライフパークからも歩ける距離なので、シーライフパークと組み合わせて遊んでもいいかもしれませんね。 |
 シーライフパークの200〜300メートル先に赤い筒状の旗が立っているので、それが目印。そこを右に曲がるとベビー・マカプウです |
アクセスですが、ワイキキからはザ・バス22番または58番を利用。ちょうどシーライフパークの海側にマカプウビーチがありますから、シーライフパーク前で降り、海を右手に見ながら進行方向に約200メートル。舗装された道路が海側に曲がる地点があり、そこを入ってすぐの岩場のビーチが、目指すベビー・マカプウです。
■アクティビティ情報 / シーライフパーク ■ファミリー情報 / マカプウ・ライトハウス・トレイル ■関連情報 / ハナウマ湾の入場料が7月から$5に値上げ |
 波の静かなラグーンは水遊びにも砂遊びにも最適 |
◎コオリナ・ビーチ オアフ島西部の高級リゾート、コオリナ地区。白砂の広がる人口ラグーンが4つあり、波が静かで小さな子供が遊ぶにはもってこいです。比較的人が少ないうえ、シャワー、トイレなどの設備もきれいで、気持ちよく利用できるのがうれしいところ。そのうえ、リゾート内はセキュリティも巡回しているので安心。ビーチ周辺には芝生も広がっているので、ここでパーティやピクニックを楽しむ地元のファミリーも多いようです。 |
 思いっきり遊べる広々としたビーチ |
アクセスですが、コオリナ地区のビーチは、レンタカーがある場合にオススメ。ビーチへと続くコオリナ・リゾートの入口にはゲートがありますが、「ビーチに行きたい」と伝えればOKです。高級ホテル、マリオット前のビーチに始まり、4つのビーチに出られるアクセスロードがあるので、好きなビーチを選んでみてください。ただ駐車場のスペースが限られているので、ハナウマベイ同様、朝早く出かけるか、午後過ぎに出かけるかのどちらかにした方がよさそうです。
■ハワイの基礎知識 / オアフ島のビーチ その3 |
1日焼け止め ハワイの陽差しの強さは、日本とは比べものになりません。曇天でも、かならず日焼け止めを利用しましょう。 |
2帽子 小さな子供なら帽子も欲しいもの。1日中ビーチで遊ぶ場合はなおさらです。 |
3シューズ 珊瑚礁で足を切った場合、ひどく化膿することがあります。そのため足を保護する水中用のシューズがあると安心。万が一手足を切った場合はよく消毒し、腫れて痛む場合は、必ず医師に見せた方がいいでしょう。 |
4看板に注意 クラゲ注意報や強風注意報が出ているのに、何も知らずに海で遊ぶ観光客が少なくありません。ビーチに立つ看板に気を配り、意味がわからなければライフガードに訊ねるなどしてください。 |
5貴重品 ビーチには貴重品は持っていかないのが鉄則。財布は持たず現金だけ持参するなど、工夫するようにしましょう。カメラ、ビデオカメラなども放置しないように。 |
6アルコール オアフ島のビーチでは、アルコールはご法度。タバコも同様なのでご注意ください。 |
7食べ物&ドリンク 日本の海水浴場とは異なり、売店などないビーチも多いものです。せめて子供の水分補給に、水ぐらいは持参した方がベター。 |
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◎ファミリー・フレンドリー・ビーチ
Family Friendly Beach
■ファミリー情報 / ファミリー・フレンドリー・ビーチ第1弾
■ハワイの基礎知識 ビーチ編■
●オアフ島のビーチ1
●オアフ島のビーチ2
●オアフ島のビーチ3
(2006年5月取材)
子連れ旅行のアドバイスとおすすめグッズ
総合サプリ「エアーボーン」 最近、ハワイのファミリーの間で人気沸騰中のサプリメント、エアーボーンをご存知でしょうか? これはビタミンA、C、Eやマグネシウムなどに加え、ショウガ、スイカズラなどの各種ハーブ、計17種が入ったサプリ。なんと「教室で子供たちから風邪をもらうのに嫌気がさした」小学校教師により開発された製品、というのがその謳い文句です。風邪のひきかけや、空港やショッピングセンターなど混雑した場所、つまり病原菌がうようよしている場所に出かける直前に飲むとよいとされ、ようするに身体の免疫を上げる作用に優れているよう。実際、ハワイでは学校の教師も使用をすすめるほどで、またたく間に市民権を獲得した感じです。大人用と子供用があり、子供用(4歳〜10歳)はエアーボーンJr.と呼ばれるもの。小さなカップ入りの水に一錠を落とし、溶かして飲みますが、まるで炭酸飲料のようで飲みやすいのも人気の理由です。せっかくのハワイ・バカンスの最中、もし体調を崩しかけたら、エアーボーンを試してみてはいかがでしょうか? ロングスやスーパーマーケットで好評発売中です。 |
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