おいしくて、雰囲気も最高なレストランでの食事は、ハワイ旅行の最大の楽しみでもありますよね? でも店のチョイスは大いに迷うところ。そこでこのグルメページでは、ハワイでもっとも権威あるレストラン・アワード、ホノルル・マガジン主催のハレアイナ賞2000に選ばれた名店をご紹介していきます。また、安くておいしくてちょっとディープな「B級グルメ情報」も右側のコラムからお楽しみいただけます。皆さんの「おいしい旅」の思い出が、より素晴しいものになりますように!
コンパドレス・バー&グリル (このレストランは2008年9月に閉店いたしました)Compadres Bar & Grill
パシフィック・リムにハワイアン、ジャパニーズ、エスニック、ステーキ&シーフード……、世界各国のおいし〜い料理が勢揃いしたハワイ。 そんななかから今回皆さんにご紹介するのは、ちょっと意表を突いて、めちゃ陽気なメキシカン! メキシコ料理って日本の皆さんにはあまり馴染みがないような気がしなくもないのですがいかがですか。ハワイにはなぜかメキシカン・レストランが多いんですよね。それでもってどこもけっこう賑わってる訳。メキシコ系の人が特別たくさん住んでるとも思えないし、どーしてこんなに人気があるのだろうとロコの知人に聞いたところ、「タコベルがあるからよ」というわかったようなわからないような答えが返ってきました。つまり、ファストフードのタコスを子どもの頃から食べ慣れてきたロコたちにとって、メキシカンフードは「マックのバーガーと同じくらいポピュラーな食べ物なのよ」と言いたかったようです。ホントかなぁ〜?(タコベルとは、メキシカンの有名ファストフード・チェーンの名前) 今回ご紹介するのは話題のレストランが集まっていることで知られるグルメなショッピングセンター、ワードセンターに店を構える「コンパドレス・バー&グリル」(タコベルではありません、あしからず)。 ハレアイナ賞の常連であり、「ベスト・レストラン・アンダー$20」にも選ばれた店はおいしくって、リーズナブル。さらに「ベスト・バー」のタイトルも受賞していて、仕事帰りにちょっと1杯って感じで繰り出して来る人々で、毎晩おおいに賑わう陽気で楽しいナイトスポットでもあります。
さて、メキシカンフードと聞くと皆さんはどんなメニューを思い浮かべますか。タコス、ブリトー、ファヒータ、ナチョス、チンガリンガ、タキトス、ケサディーヤ、エンチャラーダ…などなど。知ってるような知らないような、初耳のものもたくさんあるかと思いますが、やはりタコスやファヒータ、ナチョスあたりがお馴染みかもしれませんね。いずれにしろ食べ方はいたって簡単。気取ったマナーも一切ナシ。チキンやビーフ、ポークやサカナをたっぷりの野菜やチーズと一緒に、小麦粉やとうもろこしの粉をこねて焼いた薄い皮でクルクルっと巻いて、手掴みで豪快に食べるというのが基本です。味の決め手はフレッシュなサルサと真っ白なサワークリーム、そしてグリーンのグアカモレ(アボカドのディップ)。スパイシーでもマイルドでもお好み次第に仕上がります。たくさんの具をテーブルの上にズラッと並べ、食べたい具を食べたいだけ挟んで、みんなでワイワイ愉快に食事を楽しむのがメキシコ流(とってもハワイ流でもある。これが人気の秘密か?)。気の合った仲間とのパーティーになんかうってつけですよね、こんなスタイル。 一番上の写真は一皿でいろいろな味が楽しめるコンパドレス・サンプラー$13.50。春巻きに似たチンガリンガやタキトスはサクッと揚がった薄めの皮がとても美味でなかにはチキンやビーフがいっぱい詰まっている。軽い食感なのでいくつでもいけそう。チリウイングはかなりスパイシー。またタコ・フィエスタ$20はこれで約2〜3人前。チキン、ビーフ、ポークに野菜、チーズ、サルサ、サワークリーム、グアカモレなどお好みの具やディップを好きなだけ挟んで召し上がれ。スタッフいち押しの具は「カーニタス」と呼ばれる特製ポーク。全体的に味はやや濃いめがだ、脂っこさはほとんどなし。マルガリータなどドリンク類のつまみにもなりそう。 そして、パーティーといえば欠かせないのが「お酒」ですが、ここのイチ押しはなんと言ってもテキーラをベースにしたカクテル、マルガリータ$4.50〜。キリッと冷たいフローズン・マルガリータはとても爽やかな飲み口で、女性にも人気です。いろいろな種類がありますが、スムージーのようにスイートなフルーツ・マルガリータ$5.50〜やユニークなリーヒンムイ味のローカルボーイ$6.50などをぜひ、お試しあれ。写真のマルガリータ、スタッフのミゲルの顔の大きさと比較してその巨大さがおわかりいただけるでしょうか。特大グラスに入ったマルガリータはその名も愉快なメガリータ。これ1杯でなんと約1.2リットル! 飲み干した途端ぶったおれないようにくれぐれもご注意を!! ちなみにお値段はレギュラー$12.5 0、フルーツ$15.75、アルコール抜きは$3安くなります。 最後になりましたが、このお店がロコたちに大ウケな理由はまだまだあります。それは、日替わりで毎夕行われる趣向を凝らした楽しいハッピーアワー。たとえばマンデー・マルガリータ・マッドネスと銘打った月曜日はマルガリータ1杯たったの99セント、火曜はタコ・チューズデーでタコスが1ドルなど、とっても安上がりに楽しいひとときを過ごせるとあって、仕事帰りのロコたちが気軽に寄って行くという訳。加えてサタデーナイトは人気グループのライブ演奏でおおいに盛り上がり、日曜日はこどもの料理がタダなんていううれしいサービスも実施中。ランチから深夜までクローズなしで営業しているので、ショッピングの合間に気楽に食事に立ち寄るも良し、ハッピーアワーで寛ぐも良し、はたまた夜遊びスポットとしてロコにまじって賑やかな夜を過ごすも良し…。陽気で楽しいコンパドレス・グリル&バー、あなたなりの楽しみ方で満喫してみてくださいね。 (2000年取材)
|
コンパドレス メキシカン・レストラン
投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年09月26日
コメントを残す