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ハワイ歩き方事務局
人気連載「マシューのグルメ評論」

アラン・ウォンズ・レストラン – グルメ・レストラン情報

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年02月01日

アラン・ウォンズ・レストラン

Alan Wong’s Restaurant

●ハワイを象徴する料理だよ
「アラン・ウォンズ・レストラン」は、ハワイのロコからも旅行者からも絶大な支持を得ているレストラン。今回はその人気の秘密を教えるよ。

「アラン・ウォンズ・レストラン」で出される料理は、「ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ」というスタイルで、ハワイならではのコンテンポラリーな料理のスタイルなんだ。東洋と西洋の料理を融合させた、いわばいろいろな料理の美味しいとこ取りの料理。この料理は、ハワイに暮らすいろいろな民族の調理法や食材をうまく取り入れたもので、「太平洋の人種のるつぼ」と言われるハワイを象徴する料理のスタイルなんだよ。

アラン・ウォンズ・レストランは、ホノルルのサウス・キング通りにある普通のオフィス・ビルの3階にあるんだ。落ち着いた壁の色に木目のアクセントが効いていて、お店に入ってみるととても素敵な場所だよ。

●おすすめの前菜は…
僕が一番最初に頂いたのは、お店の看板メニューとも言える前菜の「ダ・バッグ」。「ダ」っていうのは、「ザ」をハワイ風に言った言葉なんだ。ハワイっぽく「フクロものだぜ!」って言うとこうなるって訳。これは、クラムとスモーキー・カルア・ピッグ、ホウレンソウ、椎茸のホイル包み焼き。しんなりするまで蒸して、食べ頃を見計らってテーブルに出されるんだ。

そのほかに僕がおすすめする前菜は、「ホット・カリフォルニア・ロール」。でも、ただのカリフォルニア巻きとは違うんだよ。信じられないかもしれないけど、巻き物なのにご飯は使っていないんだ。代わりに使われているのは、何とフワフワに焼いたロブスター・ムース。ロブスターにカニとアボガドを入れて海苔で巻いた、味の競演がたまらないね。 それから、ここの「ハマクア・スプリングス産のトマトとビーツとアボガドのサラダ」も絶品だよ。ハワイ島で採れた熟した赤と黄色、グリーンのミニトマト、アボカド、フレッシュなハーツ・オブ・パーム、それからビーツにハワイでしか味わえないリー・ヒー・ムイというスパイスが効いた乾燥梅入りの特製ドレッシングが宝石のように散りばめられているんだ。ビーツは、程よくローストしたときに信じられない程、甘くなるんだ。ビーツの料理法を本当に心得ているシェフにかかると、本当に美味。このサラダは、冷たくて、パリッとした食感とクリーミーな味わい、そして甘さと塩味の絶妙なバランスが1度に味わえるんだ。とにかく、これをオーダーしておけば間違いないね。

●最高のメイン料理は?
前菜の後はメイン料理。「オパカパカ」と呼ばれるハワイ産のピンク・スナッパー(マダイ)という魚を使った「モチ・クラステッド・オパカパカ」というメニューがボクの大好物なんだ。サイドに付いてくるなめ茸リゾットとの相性も抜群だね。オパカパカはハワイの近海で採れる魚の中でも一番味わい深くて、身がしっとりしているんだよね。海の幸が好きな人には絶対におすすめだよ。

それから、ボクの目が釘付けになったのは、オリーブ・オイルでじっくり蒸し煮したラムのリブ・アイ($38)。でも、ここだけの話なんだけどボク、実は今年からダイエットを始めたんだ。だから、赤身のお肉は食べないことにしたんだよ。だけど、今日ばかりはあまりに美味しそうだから、今日はダイエットは返上! でも、ボクって小心者だからやっぱりダイエットのことも考えちゃうんだよね。だから、一緒にレストランに行った彼女にこれを頼むようにお願いしたんだ。そうすれば、少しだけでも味見ができるじゃない? そのお味は、どうだったかって? もちろんダイエット中のグルメ評論家も唸る味! 

●ナチュラル・ビーフの味わいがたまらない
もし、ビーフを食べたい気分のときは、「マウイ・キャトル・カンパニー・ニューヨーク・ステーキ」が最高だよ。「マウイ・キャトル・カンパニー」っていうのは、マウイ島にある自然な状態で牛を育てている牧場なんだ。牛に成長促進剤などの薬物投与を一切しないで、丹精込めて育てられたマウイ産の高級牛の牛肉は、「ナチュラル・ビーフ」と言ってハワイのグルメ愛好家の間では有名なんだよ。しかも、この牧場がレストランに直接、牛肉を卸しているから、どの肉がどの牛から来たかはっきり分かるシステムになっているから安心なんだ。その上、ここのビーフは味にとっても深みがあるんだよね。ここの牛が、パイナップルやさとうきびを食べているせいかもしれないね。ニューヨーク・ステーキは、フィレのように柔らかくないけど、その歯ごたえと風味は他の追従を許さないトップクラスのものだね。マッシュルームとインゲンマメ、スモーキー・ベーコン・サラダ、甘くてコクのあるポート・ワインのソースが添えられているんだ。こういうハワイで採れた最高の食材を使って調理されたトップクラスの料理を食べるときに、「ハワイに住んでいて良かった!!」ってつくづく思うよ。

そのほかのメイン料理では、「マカデミアナッツ・ココナッツ・クラステッド・ラム・チョップ」がおすすめだね。アジア風ラタトゥユとガーリック・マッシュ・ポテトに赤ワインとラムのソースが添えられているんだ。「ラタトゥユ」って舌を噛みそうな名前だけど、フランス南部プロヴァンス地方にあるニースの野菜煮込み料理のことなんだよね。

●デザートのおすすめは…
最後は、お待ちかねのデザート。アラン・ウォンズには美味しいデザートが何種類もあるから、選ぶのに一苦労するんだよね。僕のおすすめは、なんと言っても「ザ・ファイブ・スプーンフル・オブ・ブリュレ」。チョコレート、コーヒー、リリコイ(パッション・フルーツ)、マカデミアナッツ、オレンジの5種類のフレーバーのクリーム・ブリュレがれんげに入っているんだ。こういう気の利いた見せ方もこのデザートが好きな理由の一つだね。それから、「チョコレート・クランチ・バー」と「チーズケーキ・サンプラー」もおすすめだよ。いつも、「今度は、ここのデザートだけを食べに来よう」って思うくらいどれも素晴らしいんだ。

●アラン・ウォンズ・レストランの人気の秘密はここにあり
アラン・ウォンズ・レストランで食事をする時にいつも感心するんだけど、ここのスタッフは皆、メニューとワインに精通しているんだよね。あまりにもメニューがありすぎて何を選んだらいいか分からない時に、オーダーの相談に乗ってくれるよ。とってもフレンドリーなんだけど、馴れ馴れしい訳ではなくて、必要なときに適宜、来てくれるのがいいね。いろいろな賞を受賞している理由はこんなちょっとしたサービスにもあるんじゃないかな? アラン・ウォンズ・レストランで食事すると、頼み方によっては高くつくこともあるけど、ホノルルではこのレストランはトップのレストランの一つだと思うよ。特別な日のディナーにはもってこいだね。
グルメ評論家、マシュー・グレーのプロフィール
 ハワイの人気グルメ評論家。エグゼクティブ・シェフやレストラン評論家として活躍した豊富な知識と経験を活かし、現在はファイン・ダイニングからB級グルメまでハワイの幅広いレストランを対象としたユニークなグルメ・ツアーを主催している。マシューは、80年代から90年代にかけて、ハリウッドの映画スターや有名政治家らのセレブ御用達シェフとして活躍。カリフォルニアで起業したフードショップも成功を収め、彼の名は雑誌やテレビを通して全米で広く知られるようになった。1993年にハワイに移住後は、地元紙「ホノルル・アドバタイザー」のレストラン評論家として歯に衣着せないストレートなコメントの掲載を開始。地元ハワイはもとより、アメリカ本土からも熱烈な支持を受けた。「ハワイの美味しい食事と料理の楽しみを多くの人々と共有したい」という考えから2004年に始めたグルメツアーは、彼自身がガイドを務め、ハワイの食文化の紹介や食にまつわる豊富な体験談などを交えながら、おすすめのレストランをまわるというもの。数々のメディアにも取りあげられる人気ツアーとなっている。
>>グルメツアーの記事を見る

(2007年2月取材)

ワイキキからカラカウア大通りをキング通りへ右折し、マッカレー通りのやや手前右側。ビルの3階にありちょっとわかりずらいので、車で行く場合は見落とさないように注意

 

住所: 1857 S.King St., 3F
Honolulu, HI 96826
アクセス: ワイキキよりタクシー利用
約10分
駐車場: 有(バレー・パーキングのみ)
電話番号: 949-2526
営業時間: 17:00〜22:00
休業日: 元旦/サンクスギビング/クリスマス
予約: 要予約
カード: VISA / MC / JCB / DINERS / AMEX
ホームページ: www.alanwongs.com
Eメール: alwongs@aloha.net
1人分の予算 $45〜、(チップの平均は合計金額の18%〜25%)
コースメニュー 5コース$75.00 / 7コース$95.00
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