アラン・ウォンズ・レストラン
Alan Wong’s Restaurant
●ハワイを象徴する料理だよ! 「アラン・ウォンズ・レストラン」で出される料理は、「ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ」というスタイルで、ハワイならではのコンテンポラリーな料理のスタイルなんだ。東洋と西洋の料理を融合させた、いわばいろいろな料理の美味しいとこ取りの料理。この料理は、ハワイに暮らすいろいろな民族の調理法や食材をうまく取り入れたもので、「太平洋の人種のるつぼ」と言われるハワイを象徴する料理のスタイルなんだよ。 アラン・ウォンズ・レストランは、ホノルルのサウス・キング通りにある普通のオフィス・ビルの3階にあるんだ。落ち着いた壁の色に木目のアクセントが効いていて、お店に入ってみるととても素敵な場所だよ。 |
●おすすめの前菜は… そのほかに僕がおすすめする前菜は、「ホット・カリフォルニア・ロール」。でも、ただのカリフォルニア巻きとは違うんだよ。信じられないかもしれないけど、巻き物なのにご飯は使っていないんだ。代わりに使われているのは、何とフワフワに焼いたロブスター・ムース。ロブスターにカニとアボガドを入れて海苔で巻いた、味の競演がたまらないね。 それから、ここの「ハマクア・スプリングス産のトマトとビーツとアボガドのサラダ」も絶品だよ。ハワイ島で採れた熟した赤と黄色、グリーンのミニトマト、アボカド、フレッシュなハーツ・オブ・パーム、それからビーツにハワイでしか味わえないリー・ヒー・ムイというスパイスが効いた乾燥梅入りの特製ドレッシングが宝石のように散りばめられているんだ。ビーツは、程よくローストしたときに信じられない程、甘くなるんだ。ビーツの料理法を本当に心得ているシェフにかかると、本当に美味。このサラダは、冷たくて、パリッとした食感とクリーミーな味わい、そして甘さと塩味の絶妙なバランスが1度に味わえるんだ。とにかく、これをオーダーしておけば間違いないね。 |
●最高のメイン料理は? 前菜の後はメイン料理。「オパカパカ」と呼ばれるハワイ産のピンク・スナッパー(マダイ)という魚を使った「モチ・クラステッド・オパカパカ」というメニューがボクの大好物なんだ。サイドに付いてくるなめ茸リゾットとの相性も抜群だね。オパカパカはハワイの近海で採れる魚の中でも一番味わい深くて、身がしっとりしているんだよね。海の幸が好きな人には絶対におすすめだよ。 それから、ボクの目が釘付けになったのは、オリーブ・オイルでじっくり蒸し煮したラムのリブ・アイ($38)。でも、ここだけの話なんだけどボク、実は今年からダイエットを始めたんだ。だから、赤身のお肉は食べないことにしたんだよ。だけど、今日ばかりはあまりに美味しそうだから、今日はダイエットは返上! でも、ボクって小心者だからやっぱりダイエットのことも考えちゃうんだよね。だから、一緒にレストランに行った彼女にこれを頼むようにお願いしたんだ。そうすれば、少しだけでも味見ができるじゃない? そのお味は、どうだったかって? もちろんダイエット中のグルメ評論家も唸る味! |
●ナチュラル・ビーフの味わいがたまらない |
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そのほかのメイン料理では、「マカデミアナッツ・ココナッツ・クラステッド・ラム・チョップ」がおすすめだね。アジア風ラタトゥユとガーリック・マッシュ・ポテトに赤ワインとラムのソースが添えられているんだ。「ラタトゥユ」って舌を噛みそうな名前だけど、フランス南部プロヴァンス地方にあるニースの野菜煮込み料理のことなんだよね。 |
●デザートのおすすめは…! |
●アラン・ウォンズ・レストランの人気の秘密はここにあり! アラン・ウォンズ・レストランで食事をする時にいつも感心するんだけど、ここのスタッフは皆、メニューとワインに精通しているんだよね。あまりにもメニューがありすぎて何を選んだらいいか分からない時に、オーダーの相談に乗ってくれるよ。とってもフレンドリーなんだけど、馴れ馴れしい訳ではなくて、必要なときに適宜、来てくれるのがいいね。いろいろな賞を受賞している理由はこんなちょっとしたサービスにもあるんじゃないかな? アラン・ウォンズ・レストランで食事すると、頼み方によっては高くつくこともあるけど、ホノルルではこのレストランはトップのレストランの一つだと思うよ。特別な日のディナーにはもってこいだね。 |
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(2007年2月取材)
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