オアフ島を制したら、まだまだ未知の魅力あふれるネイバーアイランド(隣島)へ飛び出しましょう! 極上のリゾート、どこか懐かしいオールド・ハワイ、ダイナミックな自然… ネイバーアイランドには新たな発見がいっぱいです。このコーナーでは現地レポーターが、そんな素敵なネイバーの魅力をお届けします。
マウナケア・スターゲイジング・ツアー
Mauna Kea Star Gazing Tour
ハワイ諸島の中で最大の大きさを誇るビッグアイランド。今もさかんに活動を続けるキラウエア火山を始め、他では体験できないダイナミックなスケールの自然を目の当たりにできるのがこのアイランドです。ハワイ島を訪れたらこの大自然をエンジョイしない手はありません。中でも最近注目なのが、島の最高峰マウナケア山から星空を眺めるスターゲイジング。島を訪れたら、ぜひトライしてみたいアクティビティです。
マウナケアは、標高4205メートルと富士山よりも高く、大平洋の島々で一番の高さを誇る山。この標高に加え、光の害やスモッグなどの障害も少ないこと、晴天率の高さなどから、チリのアンデス山中、アフリカの西にあるカナリー諸島と並び、世界の三大天文観測地として知られています。山頂には世界各国の天文台が10以上も立ち並び、昨年完成した世界最大の望遠鏡「すばる」を持つ日本の国立天文台もここにあります。 この大平洋一の星空観測地には、四輪駆動車があれば自分で行くことも可能ですが、安全性や体力的なことを考えると、ツアーに乗るのがおすすめです。一般的なツアーは、まずサンセットを山頂で眺め、日没後に標高2800メートルにあるオニズカ・ビジターセンターそばまで移動し、ここで星空観測を行うというもの。ツアーによっては山頂までいかないものもあるので、申し込みの際に確認したほうがいいでしょう。
今回紹介するおすすめのツアーは、「太公望ハワイ」。マウナケア・スターゲイジングを最初に始めた会社のひとつで、日本語によるツアーを行っています。午後2時〜3時、カイルア・コナやコハラコーストのホテル、ショッピングセンターでピックアップ。マウアケアまでは約2時間と少々長いドライブですが、道中はハワイやマウナケアの自然、歴史などについてガイドしてくれるし、日本では見ることができない風景に飽きることがありません。中腹のオニズカ・ビジターセンターに到着したら、ここで30分ほど休憩。山頂は4000メートルを越える高地なので、高山病を予防するために必ず途中で休憩が必要なのです。ここから山頂まではもう一息。未舗装で少々ラフな登り坂を一気に駆け上がります。途中雲がたれ込めていたり、雨が降っていてもご心配なく。よほどの嵐でない限り、山頂は雲を突き抜けた上にあって晴れています。山頂は空気が薄く、ちょっと歩いただけで息切れがしてしまうほど。それだけに刻々と移り変わっていく夕暮れの空の色は鮮やかで、地上とは違う幻想的なサンセットのショーを目の当たりにできます。
夕焼けがしだいに濃紺の空に変わり星が現われると、再びオニズカ・ビジターセンターへ。日が落ちると付近は一気に冷え込んできます。ハワイとはいえ、マウナケア山頂は雪も降るほど気温が下がるところ。ツアーで準備してくれる暖かい飲み物とダウンジャケットは心強い味方です。ビジターセンターに着くころには、あたりは満天の星空。天の川や、ゆっくりと空を横切る人工衛星もはっきりと見ることができるほどです。ツアーでは、ここにコンピュータ制御の望遠鏡を設置、木星、土星などの惑星から星雲までさまざまな天体を解説つきで見せてくれます。望遠鏡を覗いていない時間も、自分のホロスコープの星座や日本では見ることができない星座を教えてくれたりと、星空観測に精通したガイドが日本語で説明してくれるのでたいくつするひまもなし。帰路につくころには星空博士になったような気分になるかも?
太公望ハワイのツアーはお弁当、暖かい飲み物、ダウンジャケットと手袋つきでひとり$150。ただし12歳以下の子供や妊婦、心臓疾患、呼吸器疾患、24時間以内にスキューバダイビングを行った人は参加できないので注意しましょう。また参加の際は、長そでのシャツやパンツなど、寒くない服装で。
●太公望ハワイ 電話:808-329-0599
ホームページ:www.taikobo.com
Eメール:taikobo@aloha.net
所要時間:6〜7時間
料金:$150
(2000年12月取材)
突撃体験レポート |
||
マウナケア山頂&星空ツアー Mauna Kea Summit Stargazing Tour ハワイ島のツアー会社「太公望」が主催するマウナケア山頂&星空ツアー。このツアーに参加された読者からの感動体験レポートが届きました。 感動の様子とツアーの詳細はこちら! |
||
コメントを残す