ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

ハワイ歩き方事務局

ハワイ島 キャプテン・クック特集

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2008年02月01日

ワイキキはもちろん、オアフ島を堪能したら、未知の魅力にあふれるネイバーアイランド(隣島)へ旅行してみませんか? 極上のリゾート、どこか懐かしいオールド・ハワイ、癒しのエネルギー溢れるパワースポット、ダイナミックな自然… ネイバーアイランドには新たな発見がいっぱいです。このコーナーでは、そんな素敵なネイバーアイランドの魅力をお届けします。

ハワイ島観光ガイド

ハワイ島 キャプテン・クック特集

Captain Cook, Hawaii

●クック船長ゆかりの地でパワースポット
ハワイ島コナ空港から北へ向かうとヒルトンやマウナ・ラニなどのリゾートホテル・エリアがあり、南へ向かうとカイルア・コナの町が旅行者を迎えてくれます。カイルア・コナの町からさらに11号線を南へ下っていくと、カイナリウ、ケアラケクア、キャプテン・クックといった小さな町が点在。この辺りには、大型リゾートなどはありませんが、コーヒー農園やコーヒーショップなど古びた町並みが現れます。この辺りにある小さな街には、日系移民が数多く住んでいたので、「キムラ」や「テシマ」など日本人の名前がついた店も多く、どこか昔懐かしい感じがします。キャプテン・クックの町は西洋人で初めてハワイを発見したクック船長にちなんで名付けられた場所で、古代ハワイアンの聖地にしてパワースポットがあることでも知られています。

●昔懐かしい雰囲気のカイナリウからケアラケクアまで

コーヒーが飲める休憩所 チョコレート アンティークの店
地元で流行っているアロハ・エンジェル・カフェ 「ロバの玉」という名前の特大チョコボール。なかなかイケます こういうアンティーク・ショップに掘り出しものがあるんですよ

カイナリウの町周辺は何ともいえないノスタルジックな感じで、「店は一体営業しているの?」ってくらいひっそりしています。なかでも一番流行っている店といえば、「アロハ・エンジェル・カフェ」でしょうか。1932年に映画館として建てられ、現在はレストランとして営業しているこの店で、バナナ・ブレッドを購入。時間があったらベランダからの眺めを見ながらテラス席で朝食、とでもいきたいところです。オオシマ・ストアやキムラ・ファブリックなどを横目に歩いていると、突然連れが足早に何かを目掛けてまっしぐら。そこには「ドンキー・ボール」という看板を掲げたチョコレート店がありました。「ドンキー・ボール」というのは、直訳すると「ロバの玉」。思わず記念に(?!)チョコレート4オンス($5.95)を買い、併設のコーヒー店、「サーフィン・アス」でウィンドー・ショッピングを楽しみました。目玉ほどの大きさのチョコボールは、ほどよい甘さとミルクたっぷり感が私好みの美味しさ。そこからさらに、車を2、3分走らせた右手に、古めかしい給油機が飾られている骨董品店「ディスカバリー・アンティーク」を発見。70年代もの好きの連れは、今どき珍しい超アナログのダイヤル電話を$15で購入してご満悦。「こんなところで念願の欲しかった品が見つかるなんて!」と感激しています。何件か骨董品店やアートな店が現れるので、直感でビビッときた店に入ってみるのも楽しいですね。掘り出し物が見つかるかも知れません。

アロハ・エンジェル・カフェ
住所:79-7384 Mamalahoa Hwy., Kainaliu, HI 96750
電話:(808)322-2122
営業時間:7:30-20:00

ドンキー・ボール
電話:(808)324-7733
営業時間 : 7:00-19:00(月〜金)、8:00-18:00(土、日)

ディスカバリー・アンティーク
住所:P.O.Box742, Kealakekua, HI 967509-7384
(808)323-2239
営業時間 : 11:00-17:30(月〜土)、11:00-16:00(日)

●レトロな雰囲気のマナゴ・ホテル&レストラン

グリーンウェル農園 コーヒーの試飲コーナー コナ・コーヒーはおいしい
地元の人たちの行きつけの場所
オーキッド・アイル・カフェ
ノスタルジックな雰囲気が漂う
マナゴ・ホテル&レストラン
宿泊客でなくても、レストランは利用できます。ポークチョップが有名

ハワイ島コナ空港の山間部あたりからキャプテン・クック周辺一帯は「コナ・コーヒー・ベルト」と称され、コーヒー農園やショップ、博物館などを合わせるとその数は実に約20ヶ所。コーヒー好きの私と連れは、「オーキッド・アイル・カフェ」でひと休み。店内で焙煎しているつくりたてコーヒーを、テラス席で頂きます。6年前に訪れた時は、テラス席からの眺望の素晴らしさに驚きましたが、残念ながら周囲は工事中で、昔の眺めはあまり楽しめませんでした。もう少しドライブした右手にある「コーヒー・シャック」の方が、裾野に広がるコーヒー農園の見晴らしが楽しめるかも知れません。しばらく行くと、1917年に日系移民のマナゴ夫妻によって始まった「マナゴ・ホテル」が現れます。現在は3代目のオーナーが経営するホテルは、64もの客室と、食事だけでも利用可能なレストランがあります。高い天井に扇風機が回るレトロな風情満点のレストランでは、「ポークチョップ」が有名。マナゴ・ホテルのちょうど真下に広がる海がケアケクア湾です。

マナゴ・ホテル&レストラン
住所:82-6155 Mamalahoa Highway, Captain Cook, HI 96704
電話:(808)323-2642

●パワースポットの側にあるメルヘンチックな教会

ペインテッド・チャーチ 教会の外観 聖ベネディクト教会の内観
ペインテッド・チャーチの名前の通り
スピリチュアルな壁画が…
こぢんまりして何とも可愛い教会です 正式名称は、聖ベネディクト教会

ハワイ島カイルア・コナの町から、11号線をさらに南下して160号線が見えたら右折し、そのまま海の方へ向かうと、右手にペインテッド・チャーチ・ロードが現れます。そこをまた右折して、まっすぐ「ペインテッド・チャーチ」へ。正式名称は「聖ベネディクト教会」で、ハワイで初めてのカトリック教会として知られるこの教会。ちょっと見は、何のことはない小さな白亜の教会ですが、中に入ると壁から天井まで、水色、黄色、ピンクなどパステル調のメルヘンチックな絵がびっしり描かれています。これらの壁画は1899年にベルギーからやってきたヴェルゲ神父によって描かれたもので、聖書の中の物語を表現したもの。昔から、神社、仏閣や教会などは、地球のエネルギーが集まるパワースポットと呼ばれる場所に建立されることが多いとも言われていますが、この教会もハワイアンの聖地でハワイ島の強力なパワースポット、ホナウナウから車で1、2分の位置にあります。

聖ベネディクト教会(ペインテッド・チャーチ)
住所:84-5140 Painted Church Rd., Captain Cook, HI 96704

●イルカとウミガメに出会えるビーチ

パワースポットで泳ぐ 癒しの海で泳ぐ イルカ
キャプテン・クック周辺は、シュノーケリングに最適です イルカが生息する癒しの海で泳ぐ 昼間は休息中のハシナガイルカ

ハワイ島キャプテン・クック周辺のビーチといえば、野生のハシナガイルカやウミガメが集まることで有名です。ケアラケクア湾は、ハワイの発見者であるキャプテン・クックが不慮の死を遂げた場所で記念碑が建っていますが、ここは特に海の透明度が高く、シュノーケリング・スポットして人気があります。この周辺にいるハシナガイルカは夜行性のため、夜になると沖に漁に出掛けますが昼間のうちは浅瀬で群れをなして休息を取ったり遊んだりしています。回転しながらジャンプしたり、アクロバティックな動きをするので陸からでもイルカたちの姿が見えることも。ケアラケクア湾やホナウナウに隣接するビーチ、ホオケナ・ビーチでは、シュノーケリング中にたまたまイルカと水中遭遇できるラッキーな人もいます。ただし、野生のイルカはアメリカでは海洋哺乳類保護法という条例で保護されているので、イルカを追いかけ回したり、追い詰めたりすると違法行為になりますのでご注意を。現在では、地元の保護団体などが「イルカをやさしく見守ろう」などというメッセージが書かれた看板を立てて、イルカにも休息や子育てなどの生活があるのでそれを脅かさないように共存しようと呼びかけています。近年、イルカと一緒に泳ぐことと癒しが結びつけられていますが、必ずしもイルカに近づけば癒されるというわけではないかもしれませんね。野生のイルカが群れをなして泳ぎに来る美しいビーチは、それだけで癒しのエネルギー溢れる大自然のパワースポット。今、コナ沖の深海水が癒しの水として注目を浴びていますが、この辺りのビーチで泳ぐだけで、大自然のパワーに癒されてきっとパワーが湧いてきますよ。

●古代ハワイアンの聖地にしてパワースポット、ホナウナウ国立公園

ハワイ島のパワースポット ホナウナウ パワースポットでエネルギー充電 スピリチュアルツアー ホナウナウ
ハワイアンの駆け込み寺だった神殿 エネルギーを感じます… スピリチュアル体験ができるパワースポット

ハワイ島のコナ周辺に来たら、絶対に外せないのがこのパワースポット。先ほどの160号線に戻って「プウホヌア・オ・ホナウナウ」へ。プウホヌアとはハワイ語で「逃れの場」、「聖域」などを意味しますが、その名の通り昔、タブーを破って死刑宣告を受けた人や犯罪者などが逃げ込んだ「駆け込み寺」のような存在がこの神殿(ヘイアウ)でした。ここでは、カフナ(祈祷師)のもとで儀式が行なわれ、神々の保護を受けて清められ、もう一度生きるチャンスを与えられたのです。この近辺の海はまた、環境汚染とはまったく無縁の時代に北極海や南極海で4000メートル以上の深海に沈み込んだ清浄な水が、2000年の旅を続けて一気に湧き上がったスポット。まさに「母なる海からの贈り物」としてこの海で採取された海洋深層水が近年、世界各国で癒しの水として話題を呼んでいるのです。実際に、敷地内の小さな湾に注ぎ込む海水を手にすくってみると、とても清らかで特別な感じがします。このパワースポットについての詳しい情報はこちら

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園
住所:Honaunau, Kona, HI 96726
カイルア-コナから車で45分。キャプテン・クックからHIGHWAY 11を南へ
開園時間:7:00〜20:00 (ビジターセンターは8:00〜17:00)

(2008年2月更新)

この記事が属するカテゴリー: ハワイ島, 離島案内
関連キーワード: ハワイ島,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*