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ハワイ歩き方事務局
人気連載「Minoriのフラレッスン体験」

第04回 フラとカウアイ島の関係

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2001年10月15日

第4回 フラとカウアイ島の関係…


メアリー先生を待つ生徒達

2番目に下手? な私
3回目のフラレッスンに行って来ました。メアリー先生は、毎回少し遅れて来るのですが、「やっぱり、ハワイアン・タイムね」などと、メインランド出身のサラと噂していると、どこからともなく、音もなくスーッとやって来るのです。いつものように、Tシャツに着替え、靴を脱いで裸足になります。大きな鏡の前に、6人が間隔を開けて立つのですが、立つ位置は特に決まっていません。中央にメアリー先生、前3人、後ろ3人の二列で、重ならないようにします。本当は、鏡を見ながら、自分の姿勢や手の位置、足のステップを確認するのが理想なのですが、まだまだ「体が覚える」ところまで行かない私は、メアリー先生の一挙手一投足に釘付け? 状態なのです。時々、メアリー先生が、「よーし、私は見ているだけにするから、やって見せて」なんて言い出すと、「そんな意地悪なこと、言わないで」と涙目になってしまいます。案の定、振り付けを完璧に覚えていないため、途中で動きが止まってしまう私達を見ていられなくなるメアリー先生は、決まって鏡の前に戻り、私達にお手本を示してくれる訳です。

●Wの発音について


今回のメアリー先生。紫色が好きなのでしょうか、今日のTシャツは大胆な紫色

今回は、「Nawiliwili(ナヴィリヴィリ)」というカウアイ島の湾(ハーバー)についての歌でフラを習います。私はまだカウアイ島に行ったことがないので、「自然がたくさん残っていて、綺麗なところ」といったくらいの知識しかありません。なんでも、カウアイ島はハワイ州の中で一番古い島で、南洋からやって来たポリネシア人達が一番初めに入植した島、またフラ発祥の地とも言われています。この「Nawiliwili(ナヴィリヴィリ)」という歌にも、そんなカウアイ島の自然を賛美し、敬う気持ちが溢れています。後ほど曲の紹介をハワイ語と英語でしますが、その前に、曲目にもある「W」の発音について少し説明しましょう。Wはアルファベット読みすると、ワとかヲとか発音されますが、ハワイ語でも、語頭にWがあれば普通にワ行の発音で、それ以外にWがつくと、ヴァ、ヴィ、ヴゥ、ヴェ、ヴォ、のように「V」で発音されるのです。「そういえば、思い当たる」と言うことで、メアリー先生が説明している最中に「あ、分かった EWA(エヴァ)とかそうじゃない?」と横槍を入れる私を邪険にすることなく、「そうね、よくできたわね」と微笑んでくれる彼女は、本当に優しい先生なのですね。 


段々板についてきた? 基本姿勢

Nawiliwili(ナヴィリヴィリ)
「Nawiliwili」のWはナヴィリヴィリと発音されるようです。また、調べてみると、人によっては「ナウィリウィリ」と表記、発音することもあるようです。だから、オアフ島北西部に「ハレイワ(Haleiwa)」という地名がありますが、正しくは「ハレイヴァ」なのだそうです。1800年代に宣教師がハワイに来るまでは、ハワイ語は文字を持たず、歌も歴史も全て口承で言い伝えられてきました。その後、アルファベットにハワイ語を当てはめたそうなのですが、その時に異なる2つの発音が、W1つに省略されてしまったようです。

本題に戻りまして、メアリー先生が今日の曲のプリントを一人ひとり手渡してくれます。何故か作曲者のGeorge Manoa Huddyの顔写真がプリントに載っています。口髭を生やしているようにも見える渋いオジサンなのですが、いかんせん白黒でハッキリ見えないのでコメントは差し控えます。美しいカウアイの川、山、花を褒め称えているこの曲の作者は、やはりカウアイ島出身なのでしょうか?

花を摘んでいる仕草
そびえ立つ山を表しています
考える仕草。カウアイを想っています

Nawiliwili
by George Huddy
Kaulana mai nei a’o
Famous is Nawiliwili
Nawiliwili
You are lovely, because of Ninini
He nani no ‘oe ia Ninini
Very beautiful, indeed
He beauty maoli no
 
Kuahiwi nani ‘oe a’o
You are a beautiful mountain, Ha’upu
Ha’upu
With the mokihana berry
Ka pua mokihana, ea
The lovely flower of Kaua’i
Ka pua nani o Kaua’i
 
Ho’ohihi ka mana’o a’o
I cherish my thoughts of Kaua’i
Kaua’I
Your beloved voice answers
E o mai ko leo aloha
The call of Pi’ilani
Ke kani a’o Pi’ilani
 
Ha’ina ‘ia mai ana Kapuana
Tell the refrain
Kaulana mai nei
Famous is Nawiliwili
Nawiliwili
Very beautiful, indeed
He nani maoli no
 


おサルの反省ポーズに見えますが、これはアミの練習風景です

壁に衝突 アミができない
今回は、「カホロホロ」という新しいステップを習いました。基本のカホロステップを2回同じ方向に繰り返すだけなので、決して難しくはありません。私が一番苦手なのは、メアリー先生も私達にはまだ難しいと思ってか、なかなか教えようとしなかった「アミ」。これは、腰というよりお尻を左右に振ります。「こんな動きは、今だかつて経験ない」と抵抗があるのですが、実はフラはアミができないことにはお話にならない、というくらい大事だったりするのです。お尻を左右に振りながら、つまり「アミ」をしながら「アラウンド・ザ・アイランド」をする振り付けは、とてもポピュラーなようです。ビギナークラスなのに、何故か参加しているフラ経験者のサラは、「アミをしながら回った方が簡単」などと、のたまうではないですか メアリー先生からは、「壁に両手をついて、まずは腰だけ動かす練習をするといいわよ。そうすれば、上体を動かさないでアミができるようになるから」と、言われてしまいました。気のせいか、私の方だけを見て言っていたので、きっとできないのは私だけだったのでしょう。次のレッスンまでにたくさん練習して、メアリー先生とみんなと主人を見返してやる と、新たな闘志を燃やしている私です。

(Minori)

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