What's Happening in Hawaii? Vol.2
ハワイ暮らしが人生の半分を超えてしまったワタクシ。未だ魅力尽きないハワイですが、このシリーズでは「住民の視点」からハワイの旬の話題をはじめ、気になるあれこれをお伝えしてまいります。
■興味津々その2・ハワイで家を買い替える(売る編)
ワタクシ、身体のあっちこっちがガキガキに痛くて、立っても座っても寝転んでも苦しくて… コンピュータの前でうなだれるようにしながら目下、「オレに任せろ!治してやる!」という頼もしい整体の先生を検索中。ああ、それにしても苦しいわ〜。
あっ、失礼しました。今回は「ハワイの住宅事情」の後編でしたね。実はワタクシ、2004年から暮らしてきたカカアコのコンドミニアムをこのたび売却しました。五十路の大決断でございます。そしてこの週末、引っ越しをして、重い段ボール箱を何個も何個も運んで、もうイヤになるほど運んで…
それで身体がガッキガキになっているというわけです。
3、4年ほど前から売却することを考えていましたが、日々の暮らしに忙殺され実行に移せぬまま、昨年8月に五十路を迎え、「家を買い替えるなら今しかない」とようやく重い腰を上げまして、11月から本格的に売却の準備を始めました。
そんなわけで、今回の興味津々、「ハワイで家を買い替える(売る編)」となりました。連載1回目を「ハワイの住宅事情(前編)」にしてしまったので、正式なタイトルは…
ハワイあれこれ興味津々その2
ハワイの住宅事情【後編:ハワイで家を買い替える(売る編)】
と、こんな混乱しそうな、面倒くさいものになってしまいました。すみません。ちなみに次回は「後編:ハワイで家を買い替える(買う編)」の予定です。
家を売買する際の専門的なプロセスは、その道の専門家のサイトにお任せすることにしまして、ここではワタクシの実体験を綴ってまいります。
◎家を売るための準備
さて、決断後に最初にやることは、不動産エージェントを選ぶことです。ワタクシたちは5年ほど前から、せっせと毎月不動産情報を送ってくれている某不動産会社の男性エージェント、のび太くん(仮名)にお願いしました。
さっそくのび太くんにわが家に来てもらい、いつ市場に出したいか、売却後のプランなどを話し合います。
そして最初のミーティングから約1週間後、わが家の売却プランニングについてまとめたこんな立派なレポート持参で、のび太くんがやって来ました。
過去半年間に近所で販売された、わが家と同じタイプのコンドミニアムの価格リストが作成されていて、これをもとに販売価格を設定します。高すぎても安すぎてもよろしくないそうで、難しいところです。
販売戦略についても、いろいろアドバイスしていただき、売り出す前に思い切ってフロアの全面張り替えをすることにしました。
フロア会社から「12月22日から作業できる」と数日前に連絡があり、大慌てで部屋の準備。大きめの家具は貸し倉庫に運び、フロアを張り替えないキッチンや洗面所に備品を詰め込みました。
あ〜ワタクシのコンピュータが押しつぶされている…
「3日間で終わるから、クリスマスは家で過ごせますよ」と言われましたが、注文ミスや材料が届かないなどのアクシデントが続き、さらにクリスマスと正月はしっかり休まれ、結局完了したのは1月2日でございました。ハワイで改装工事をするときは、「予定通りになるわっきゃない!」ということを肝に銘じておきましょう。
さてなんとかフロアも新しくなったところで、のび太くんが再び来訪。3月にわが家を売りに出すことを決めたら、のび太くんがいかに物件を魅力的に見せるかをアドバイスしてくれました。
のび太くんが家の中を歩き回りながら、
「この額縁は取ったほうがいい」とか、
「ピアノは寝室に移動して」とか、
「炊飯器とトースターは棚の中にしまって」とか
「本棚は整理整頓して」とか…指示してくれまして、
彼についてまわって、メモを取ります。そして数日かけて指示通りに部屋を準備し、のび太くんが撮影クルーを連れてマーケティング用の写真と3Dビデオ撮影をしてくれました。
こんなキレイに整理整頓して、わが家じゃないみたい。生活しづらいわ〜。
◎いよいよオープンハウス
そして日曜日にはオープンハウスも行いました。
25人ほど来てくれたそうです。翌日にはオファー2件があり、のび太くんと相談してどちらにするか決めました。決めてからは、さらに長い長いプロセス(買い手のローン承認、ユニット内設備検査、シロアリ検査、不動産鑑定評価など)が待っております。
◎オファー受理からドキドキの45日間
オファーを受理してから手続き完了まで約45日間かかります。手続きは不動産エージェントがほぼすべてやってくれますので、ワタクシたちの仕事は家の中を常に整理整頓しておくことでしたが、これが結構大変でございました。
そして売買手続き完了前に、買い手による室内の最終チェック。家財道具すべてを運び出し、大掃除をして部屋が空っぽになったら、急にさびしくなりました。
緊張した最終チェックも問題なく終えることができ、5月5日の子どもの日に無事手続き完了いたしました。
現在ワタクシたちは、3寝室分の生活用品を詰め込んだ大混雑の2寝室の賃貸アパートで、気に入った物件が出るのを待ちながら暮らしております。さて次回の「買う編」では、深刻な在庫不足に直面しているハワイの住宅事情を中心にお伝えします。
(買う編)へ続く…
キョーコのプロフィール
神奈川県生まれ。1988年からハワイ在住。学生時代に知り合った韓国/日系4世の夫と、40歳目前でやっとこさ授かった娘の3人。大規模な再開発計画が進行中のオアフ島カカアコ地区在住。地元日本語新聞の記者を経て、現在はフリーランスライターとして、ハワイ報知のほか、ハワイアン航空機内誌「ハナホウ」やMyハワイなどでローカル情報やハワイアンカルチャーに関する記事の執筆、翻訳作業に関わる。趣味は読書とカメラと俳句少々。
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匿名 said on 2017年05月24日
自宅買い替えは、大変そうですね。私も、いつかフローリングにして売りたいです。。。いつになることか。