ハワイの歴史、気候、地理などを扱った「知識編」と、旅行者にとっての必須トピックを扱った「実践編」に分けてお届けする「ハワイの基礎知識」。取り上げて欲しい内容がありましたら、編集部宛にドシドシお寄せください。連載「ハワイ語の世界」はこちらから。
覚えておきたいハワイ語講座
●アロハだけじゃない! 旅行に役立つハワイ語単語
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おなじみアラモアナ・センターのフードコート、マカイマーケット。たしかにマカイ=「海側」にありますよね |
アロハ! ハワイといえば、やっぱり真っ先に思い浮かぶのがこの言葉。「こんにちは」、「さようなら」、「愛」など、さまざまな意味を持つ「アロハ」は、世界で最も有名なハワイ語といえるでしょう。 ハワイ語は5つの母音「a, e, i o, u」と、子音が「h, k, l, m, n, p, w」の7つと少なく、ローマ字読みに近いため日本人には発音しやすい言葉。現在のハワイでは日常的にハワイ語を話す人はほとんどいなくなってしまいましたが、ハワイ語の単語は今でも会話のなかで頻繁に使われています。「英語はなんとか大丈夫」と思ってる人でも、知らないと「?」ということもしばしば。そこで、今回は旅行中に遭遇する確率大のハワイの言葉と、その使い方のポイントをふまえながらチェックしてみましょう!
●ステップ1 あいさつ&人に関する言葉
●aloha(アロハ)—こんにちは、さようなら、愛など、さまざまな意味を持つ
●mahalo (マハロ)—ありがとう
◇ワンポイント◇ AlohaとMahaloは会話でよく使われるのはもちろん、Eメールでは、日本語の拝啓と敬具、英語ならDear?、Sincerelyなどのように使う人も多いようです。 |
●kane(カネ)—男性
●wahine(ワヒネ)—女性
◇ワンポイント◇ よくトイレで見かける単語(笑)。たいていは英語表示もあるけれど、念のため覚えておきましょう。 |
●keiki(ケイキ)—子供
◇ワンポイント◇ 家族連れ必須単語。レストランで子供向けメニューは「ケイキ・メニュー」、ホテルなどのアクティビティは「ケイキ・プログラム」など使用度高し! |
●`ohana (オハナ)—家族
●kama`aina (カマアイナ)—地元の人、居住者
●ステップ2 方角を示す言葉
●makai (マカイ)—海側
●mauka (マウカ)—山(内陸)側
●ewa (エヴァ)—パール・ハーバーの西側にあるエリアの名前だが、ホノルルでは「Ewa side = 西側」の意味でよく使われる
◇ワンポイント◇ 通りや建物の海側、山側を示す時によく使う表現。ちなみにハワイ語ではないけれど東側をDiamond head side ということも多い。 |
●ステップ3 食べることに関する言葉
●`ono (オノ)—おいしい
●lu’au (ルアウ)—ハワイの伝統的な宴会。パーティーという意味で使われること
●pupu (ププ)—おつまみ、スナック、前菜
◇ワンポイント◇ ハワイアン・フードのロミロミ・サーモンは、サーモンと他の材料をもんで作る、ロミロミ・マッサージは体をもみほぐすという意味 |
●pau (パウ)—終わり、おしまい
◇ワンポイント◇ |
●ステップ4 その他のよく使われる言葉
●kokua (コクア)—協力する、助ける、手伝う
◇ワンポイント◇ よく見かけるのは「Please kokua=ご協力下さい」というサイン。「Mahalo for your kokua = ご協力ありがとうございます」という使い方も。 |
●holoholo (ホロホロ)—ぶらぶらする、散歩する
●wikiwiki (ウィキウィキ)—急ぐ、早い
◇ワンポイント◇ ホノルル空港に到着後、ターミナル内を移動するシャトルバスの名前でおなじみ |
●kapu (カプ)—タブー、神聖な事物、場所など
◇ワンポイント◇ 「立ち入り禁止」の意味でよく使われます。神聖な場所であることが多いので、旅行者は要注意。 |
以上、いくつ知っていましたか? とりあえずこのくらい知っているとハワイで見るメニュー、看板、サインの意味がずいぶんわかってくるはず。この他にも、食べ物や地名などにハワイ語はたくさん使われているので、またの機会にご紹介します。
(2006年3月)
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