アロハスタジアムのスワップミート、一番外側はハワイのおみやげ屋さんがずらりと並び、観光客のみなさんで毎回賑わっていますが、内側では一般の人たちのフリーマーケットが行なわれています。骨董品なども売られていて、ワタクシとしてはこちら側をぶらぶらと見て回るほうが楽しいですね。
前回、日本の友だちと一緒にスワップミートを訪れたときに、「目をつけておいた」というあるモノをどうしても(自分の小遣いで←ここが重要)買いたいと、小学生の娘に懇願され、1カ月もたたないうちにまた行ってきました。
目をつけておいたモノ…これだそうです。
アメリカのライセンスプレート。娘はカリフォルニアのプロバスケットボールチーム「ゴールデンステート・ウォリアーズ」の大ファンで、前回歩いたときにゴールデンステートと書かれたライセンスプレートを見つけたといいます。
さっそく物色開始。
すると後ろで商品を整理していた店主らしきオジさんが娘に気付き、ニコニコ顔で近づいてきました。「なに探しているの〜?」。
娘「カリフォルニアのライセンスプレート。ゴールデンステート・ウォリアーズが好きなので」
店主「そうなんだ。こっちにいろいろあるよ」
オジさんはカリフォルニアのプレートをいろいろ出してきてくれました。アメリカのライセンスプレートは登録料を多めに(たしか100ドル?)支払えば、自分の好きな文字や数字を選ぶことが出来ます。
オジさんが探してくれたプレートのひとつに「49FORUS」というものがありました。プロフットボールチーム「サンフランシスコ・フォーティナイナーズ」のファンの方のプレートのようです。
するとオジさんが娘に質問しました。
「ゴールデンステートはカリフォルニア州だよね。じゃあシルバーステートってどの州だか知ってる?」
地名好きの娘が「ネバダ州!!!」と答えると、オジさんはえらく喜んで、「頭のイイ子だ。将来が楽しみだ!」と、こちらがちょっと恥ずかしくなってしまうほど娘を褒めまくります。
オジさんはがぜん張り切り、奥に行ってライセンスプレートに関する分厚い百科事典のようなものを取り出してきて、歴史やこれまでの変化について、いろいろ説明してくれました。
そして自分のお気に入りのプレートを出してきて、娘に見せてくれました。
アリゾナ州の紫色、鮮やかでとてもステキですね。アイダホ州の州鳥のイラストはまるで詩集に出てきそうな優しげな色合いです。
さんざん迷った末、娘はカリフォルニア州と、クイズに正解して褒められたネバダ州のプレートを選びました。
1枚10ドル。自分のお財布からお金を出して支払う娘に、オジさんは「えらいね〜」と感激し、また娘を褒めまくっておりました。
帰りがけに「ハワイのプレートも集めなね」という商売上手のオジさんの言葉に、娘は「それもそうだな」と思ったのでしょうか、また物色しはじめました。
「次に来たときに買うものを決めた」と娘。「また来るの?」というワタクシに、「なんども来る。でも毎回1枚だけ買うんだ」そうです。
オジさんとのおしゃべりがよっぽど楽しかったんでしょうねえ。子どものころに近所の商店街で買い物したときの気分を久しぶりに味わい、ほっこりしました。
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