「子育てとは、自分の子ども時代を、大人の、親の視点から追体験すること」
なにかの本で読んだんだと思いますが、まさにその通りです。
ワタクシ、最近起きたことはすぐに忘れてしまうんですが、子ども時代のことは、事細かく覚えています。とくに誰かの失敗ネタ、恥ずかしネタなど、もう昨日のことのように覚えております。
そんなわけで、娘の言動に「ああ、ワタクシも同じこと考えていたわ〜」とか「この年齢にして考えることが大人だわ〜」などといちいち反応し、自分の幼いころと比べては、ビックリしたり、共感したりしております。
彼女はいま小学校5年生。そのころのワタクシといえば、頭の中には「ドッヂボール」と「駄菓子屋でいかに有意義に100円を使うか」ということぐらいしかありませんでした。
一方の娘、最近急にませてきたようで、「女子トークしよう」などと言い、こちらのお店にワタクシを誘います。
アラモアナセンターのエヴァウィングにある「マグノリア・ベーカリー」。
「ずっと前から来てみたかったの〜」と娘。
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カワイイ店内のディスプレーをまじまじと見て、自分の部屋の壁をああいう色にしたいとか、コテージ風の部屋が理想とか…
ワタクシにコーヒーが運ばれてくると、「私もコーヒーが飲めるようになりたいわ」などと、ブラックコーヒーを飲む女性に憧れているとか…
ドッヂボールと駄菓子屋好きの10歳のころのワタクシとは興味の対象が大違いです。
娘が注文したフレンチトースト。
ワタクシはベーコン、アボカド、レタス・トマトが入ったBALTサンドウィッチ。
そして娘はフレンチトーストを頬張りながら、「トランプ候補が勝ったらどうなるのかな」などと心配し、「家に帰ったら温暖化対策のプロジェクトをやらなきゃ」などと、CNNキャスターのようなことを言います。
そしてお会計時に娘は「これ、おばあちゃんが買ってくれたのよ。ママと一緒にお昼でも食べなさいって」と、マグノリア・ベーカリーのギフトカードをお財布から取り出しました。だからココに来たがっていたのか。
「おぬし、やることが粋だねえ」
追体験って、子ども時代の自分のマヌケぶりを再確認するためのものなのね、とちょっぴり落ち込むワタクシであります。(ちなみにトップの写真、左側の貴乃花親方似の赤ちゃんがワタクシ。3人姉妹の末っ子です)
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