個性的なお店が集まるワードウェアハウス。1975年のオープン以来、地元の人たちや観光客から親しまれているこのこじんまりしたショッピングモールも、カカアコ地区で進められている大規模な再開発計画によって、いずれ解体されることになります。
ワードウェアハウスの閉業時期については現段階では明らかになっていませんが、解体のニュースが公になってからというもの、モール全体の元気がなくなった気がしてなりません。
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モール内に1983年にオープンした「リカー・コレクション」。世界中のお酒を集めたこの店も、個性的な魅力溢れるショップのひとつ。 買うつもりがなくても、世界各地のビールが並ぶ賑やかなウィンドウディスプレーに誘われ、ついつい立ち寄ってしまいます。
とってもとっても残念なことに、このお店、12月31日をもって閉店してしまいます。
オンラインなどで世界中のお酒が手軽に購入できるようになってしまったこと、そしてなによりオーナーのミング・コシさんの健康上の問題により店を閉めることを決断したと、夫で同店のジェネラルマネージャーを務めるジョージ・オーハンロンさんは説明しています。
先週、店をたずねました。店内の商品棚はほとんど空っぽで、店の装飾に使用されていた鏡やサイン、ポスターなどが販売されていました。レジでは常連さんとみられる女性がスタッフのひとりを労っていました。そして「楽しみがひとつ減っちゃうわ」と言って、店を出て行きました。
ネットショッピングはとっても便利だし、ワタクシも今年のクリスマスギフトにアマゾンをさんざん利用しましたが、その陰でこつこつと頑張っているリカー・コレクションのようなパパママストアが、ワタクシたちの前から姿を消していってしまうのです。
たちの悪い胸焼けのような、どうにもならない矛盾に苦しめられながら、店を出ました。
ミングさん、ジョージさん、本当にお疲れさまでした。アロハ。
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