ハワイの小学校では4年生、もしくは5年生のときにハワイアン文化を学習します。学校によっては隣島に数日滞在し、実際にハワイの自然や歴史、文化に触れながらさまざまなことを子どもたちに学ばせています。
娘も先週、2泊3日でハワイ島へ体験学習に出掛けました。担任の先生から、荷造りは親に頼らず自分ですべてやるよういわれていたそうで、持ち物リストにチェックマークをつけながら、「手伝わなくていいよ」とひとりでコツコツ準備をしていました。
忘れ物して困るのは本人だし、忘れれば反省して責任感が養われるだろうと、結局、ワタクシは一切荷造りには関与せず、出発の朝に「下着持った?」「カッパ持った?」などと口頭でチェックしただけでした。
「お土産にコナコーヒーでも買ってきたよ」とねだりましたら、お金も携帯電話も持って行ってはいけないとのことでした。それは素晴らしい!
昨夏、学校のキャンプで1泊したときは、出発前「寂しいわ〜」「ちゃんと夜寝られるかな」などと不安げな娘でしたが、今回はちっとも寂しそうな様子はみせず。空港で友だちの姿を見つけるや、さっさと行ってしまいました。
さて娘が出掛けたら、羽を伸ばせると思っていたのですが、ワタクシの友人の“予言”どおり何をしていいかわからず、夫と2人でウロウロ、ソワソワしている間に3日間が過ぎてしまいました。
その間、娘がこっそりワタクシのiPhoneに残していった動画メッセージを、少なくとも10回は観たでしょうか。
結論。わが家は断然、親離れが先でしょう。
さて無事、ハワイ島から戻った娘。聞くまでもなく、満面の笑みと日焼けで皮がむけてしまった鼻の頭が、どんだけ楽しかったかを物語っていました。
夜のハイキングで見た星空がすごくキレイだったこと、同室のクラスメートが持ってきたかき餅を食べて注意されたこと、州鳥のネネを見たこと…
寝るまで話は止まりません。
キラウエア火山近くで、子どもたちが火山の神・ペレに捧げるフラとチャントのパフォーマンスを終えたあと、遠くで吹き上げていた赤い炎が、一瞬黄色く変わったそうです。
「やっぱりペレはいるんだよ」
「ハワイ島ってすごいんだよ〜」「本当に楽しかった〜」と興奮気味に旅行の思い出を話す娘。まだ子離れできないワタクシは、「かわいい子には旅をさせよ」はちょっと難しいですが、「オアフの子どもにはハワイ島に旅をさせよ」とは自信を持っていえます。おほほ。
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