少し前の話になりますが、今年の8月8日の誕生日は、運転免許証の更新期限日でした。
新居の購入手続きの完了が1週間後でしたので、新しい住所で更新可能かどうか問い合わせたところ、居住しているという証明書がないので、8月8日までに更新して、その後新居に移転してから住所変更して下さいとのことでした。
ハワイに限ったことではないでしょうけど、役所に用事があるときは、長く待たされることは覚悟していかなければなりません。
運転免許証の更新のときは、職員さんの勧めで事前にオンラインで予約することにしたのですが(そんなことが出来るのですね!)、なんと予約は更新期限日の午前11時しか空いておらず、書類漏れで更新できないなんてことにならないよう、出掛ける前になんどもチェックしました。
この日は無事、更新できまして、仮の紙の運転免許証をいただき、「後日郵送される」という免許証を待っておりました。
ところが1カ月経っても届かず、電話で問い合わせてみても誰も出てくれず(40分待った!)、しょうがないから役所で直接聞いてみることに。
運転免許証の更新とハワイ州のID発行が同じオフィスですので、まず「質問するだけ」でも長い列に並ばなくてはなりません。
*最近オアフ島各地のオフィスの混み具合が、ウェブサイト(www3.honolulu.gov/csddlline/)でチェックすることが出来るようになりました。
ワタクシが行ったホノルル市内のカパラマオフィスはいつも大混雑しています。
午前9時前にはすでに長蛇の列。
ようやくワタクシの番が来て、職員のお姉さんがコンピューターで調べてくれると、ワタクシの免許証はオフィスに戻ってしまっていたことが分かりました。
「5番窓口でもらってください」
5番窓口には列はなく、「あ〜良かった」と向かったところ、順番待ちリストに名前を書くようになっておりまして、ここで30分ほど待ちました。
ようやく名前を呼ばれて、新しい免許証をいただきました。でもすでにここに掲載されている住所から移転しているので、住所変更できるかどうか聞いたところ、
「あらためてあちらの列に並んでください」
と職員のおばさんは、長い、長い列を指差しました。
こちら今朝の午前10過ぎ。さらに混んできました。みんな、頑張って〜。
「オンラインで予約して出直したら」と言われましたが、せっかくここまで来たのですから、長い、長い列に並んで待つことにしました。
すでに午前11時を過ぎており、「これじゃ1時近くになるな〜」と、読みかけの本を持ってこなかったことを後悔しながら、可愛い赤ちゃんを抱いた若いお母さんの後ろに並びました。
ワタクシのすぐ後ろはハワイ大学に通っているというタイからの女子留学生で、そのうしろに並ぶ、元妻がタイ出身という初老の男性から、いろいろ質問されておりました。
その初老の男性の後ろには、おっとりタイプの40代とおぼしき男性が並んでいたのですが、この男性の世話を焼いている、前歯の無い、ちょっと酔っぱらったような連れの白人のオバちゃんが、うるさいのなんのって。
結局ワタクシは2時間半余り(!)並んだのですが、このオバちゃんはその間ずっと「役所のやることはなんでも遅い」と大きな声で文句を言い、何度かタバコを吸いに外に出掛け、戻ってくるたびに連れの男性を見失い、周りの人が「ここにいるよ」と教えてあげて、ドッと笑いが起きる…ということが繰り返されました。
ワタクシの前でお母さんに抱かれていた赤ちゃんは、親戚のオバちゃんのようにワタクシになついて下さいまして、ワタクシの顔を見るたびに満面の笑みを浮かべてくれました。
ようやく、ようやくワタクシの番が来て、手続きを終え、免許証の写真撮影までこぎ着けました。
撮影係のお姉さんが、
「てっぺんの髪をもうちょっとおさえて」
「前髪をもうちょっと流すようにしたら〜」
などと、美しく映るように、懇切丁寧にアドバイスしてくれたのが、疲労困憊のワタクシにはせめてもの慰めでした。
目の下のクマは消せなかった、この免許証、これから8年間も使い続けなくてはなりません。
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