生産者の顔が見えるファーマーズ・マーケット
食に対する関心が高まる中で、生産者と消費者を結びつけ、地元でとれた新鮮な農産物を積極的に食べようという地産地消の取り組みは、ここハワイでも着実に定着しています。
カピオラニ・コミュニティ・カレッジやブレイズデルセンター駐車場で開催されるファーマーズ・マーケットなどは、観光客にも人気が高く、毎回多くの人出で大盛況ですが、学校や教会の駐車場などを利用した小さなファーマーズ・マーケットも、地域住民からの根強い支持を受け、各地で定期的に開催されています。
先日、パールシティの親戚宅を訪れたときに、叔母が「パパイヤ持って帰りなさいよ」といいながら、草履をつっかけて外に出て行きました。「庭の木からパパイヤをとってくるのかしら?」とびっくりして後を追うと、叔母は道路を挟んだ向かい側にある小さな地域公園へ入っていきました。
こんな住宅街のまんなかでもファーマーズ・マーケットが開かれているんですね。規模は小さいながらも活気に満ちています。頼もしいやら、嬉しいやら。
お店の人とお客さんはすっかり顔なじみなのでしょう。買うというより、おしゃべりを楽しんでいるみたいです。眺めているだけで癒されます。
農産物だけでなく、工芸品や焼き菓子なども売っています。そしてイイ匂いにつられて向かった先には、プレートランチのお店が。ラウラウやカルアピッグ、ビーフシチューにカレーと、どれも5ドルと格安価格です。迷います。(ってパパイヤを買いにきただけだったのに…)
悩んだ末に、久しく食べていなかったベイクドスパゲティを選びました。ミートソースでからめたスパゲティにチーズをのせてオーブンでこんがり焼いたディッシュです。以前はキングストリートにあった「H&K」というプレートランチ屋の日替わりメニューでよく食べていましたが、数年前に閉店してしまい、以来ベイクドスパゲティのあるお店をずっと探していました。こんなところで食べられるなんて〜。
住宅街にあるローカル色満点のファーマーズ・マーケット。ハワイ滞在中にドライブや散歩の途中で見かけたら、ぜひ寄ってみてくださいね。きっと美味しいものが見つかりますよ。
オアフ島内のマーケットのスケジュールはホノルル市のウェブサイト(英語)で閲覧できます。
www1.honolulu.gov/parks/programs/pom/schedules.htm
コメントを残す