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シーライフ・パークがハワイの海や環境保護のために行っていること

投稿者: Myハワイ編集部 更新日:2020年06月30日

Sealife Park Hawaii Actively Participating in Hawaii's Nature Conservation

ALOHA! ハワイのオアフ島南東部のマカプウ岬に位置するハワイ唯一のマリンパーク「シーライフ・パーク・ハワイ」(以下シーライフ・パーク)。2,000種以上の固有海洋生物を保有しており、イルカやウミガメと触れ合える楽しいアクティビティや可愛い海生動物によるショーなど見どころの多い、ハワイでも有数の観光スポットです。ワイキキからレンタカー、またはシーライフ・パーク専用シャトルを使って約30分で到着します。

また、シーライフパークは楽しいアトラクションを提供しているだけでなく、ハワイの美しい海や自然を持続させるためのさまざなま環境保護の取り組みも行っています。今回はその中から二つご紹介いたします。

◇関連記事/イルカと会えるだけじゃない!シーライフ・パーク潜入取材(動画付き)

1.ハワイ在来種の海鳥「ミズナギドリ」の保護を喚起

シーライフ・パーク内にある海鳥リハビリ施設では毎年春の時期、数百羽の雛鳥(ひな鳥)を保護しています。 その中でも毎年この海鳥リハビリ施設に来ているのがミズナギドリのひな鳥です。

国の絶滅危惧種に定められているオナガ・ミズナギドリとハワイ・マンクス・ミズナギドリのひな鳥にとって、産卵期となる10月~12月は最も危険な時期ともいえます。

ひな鳥たちは道路や街灯により方向感覚を失い、巣から遠ざかってしまう事があり、怪我や捕食の危険に晒されます。助けを必要としている海鳥の特徴を学び、発見した場合にはシーライフ・パーク海鳥リハビリ施設へ連れてくる事によって保護へとつながります。

保護が必要な海鳥の見分け方

• 生まれたばかり(羽なし)または巣ごもり中(少量の柔らかい毛)で怪我をしていない場合、自力で巣に戻るので接触しないのがベストです。親鳥が傍にいる可能性もあります。

• 毛が生えそろってきた雛鳥は巣立ちに向けて飛ぶ練習をするため、しばしば芝生や垣根の近くで見かけられます。たいてい親鳥が見守っているので、そっとしておきましょう。

• ただし、親鳥が傍にいない場合や曲がった羽など見て分かる怪我をしている場合、または危険な状況(犬や猫が近くにいるなど)にある場合は以下の手順に従い保護してください:

o 雛鳥を後ろから持ち上げ、布で背中と羽を包みます。 o 中~大サイズの箱に畳んだタオルを敷きます。 o 箱には通気用の穴がある事を確認してください。
o 雛鳥を箱に入れ、暗い静かな場所に置きます。
o 保温をしてください。 o 餌や水は与えないでください。
o 何度も触らず、子供やペットから離しておきましょう。

シーライフ・パーク海鳥リハビリ施設は毎シーズン数百羽の鳥を保護し、野生に返しています。野生に戻れない鳥たちはパーク内の保護区域で暮らしています。

本リハビリ施設はミズナギドリが危険に晒されやすい10月~11月だけでなく、一年を通して毎日24時間体制で怪我をした鳥を受け入れています。

保護を必要とするひな鳥は、シーライフ・パーク・ハワイのほかにも、カイルアにあるディビジョン・オブ・フォレストリー&ワイルドライフ(DOFAW)、フェザー&ファー・アニマル・ホスピタル、ホノルルにあるハワイ動物愛護協会、カフクにあるジェームス・キャンベル・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージでも受け入れています。

2.ハワイ在来種の海藻再生に向けてワイマナロ・リム・フイと提携

シーライフ・パークは地元団体「ワイマナロ・リム・フイ」と提携し、ハワイのサンゴ礁の生態系維持に大切なリム(ハワイ語で海藻)の復元とその役割についての認知向上を目指しています。本提携によりハワイ在来種の海藻はパーク内で栽培され、一般や学校の団体にも公開される予定です。

リムは海水と淡水の絶妙なバランスが保たれた環境の中で栽培・収穫され、ハワイで海洋環境再生を行なっている「ワイマナロ・リム・フイ」に提供されています。NPO団体「ケ・クラ・ヌイ・オ・ワイマナロ」が経営する「ワイマナロ・リム・フイ」は、2017年よりクプナ(ハワイ語で年配の人という意味)やリム専門家の指示の下、ハワイにおけるリムの復元活動を行ってきました。

カイノア・ビーチパークで数百人のボランティアが、サンゴにリムを植えるコミュニティ・イベント「リストレーション・デー」などにより、魚やウミガメの増加に貢献しています。

シーライフ・パークの総支配人のバレリー・キング氏は、「この提携はハワイの文化、コミュニティ、保護を称えるものであり、とても喜ばしい事です。先日パークで地元企業・団体向けに行われた『カ・ピコ』イベントでワイマナロ・リム・フイとどう協力できるか話し合い、このプログラムが生まれました。」と話しています。

現在、シーライフ・パークでは「リム・マナウエア(オゴ)」、リム・レぺ・オ・ヒナ、リム・パラハラハなどが栽培されています。ハワイ特有のリムは在来種の魚や無脊椎動物、ウミガメなど数多くの海洋生物に好んで食べられていましたが、外来種により生態系が破壊されてしまいました。

リムが豊富に収穫された後は、一部をパーク内のハワイアン・アオ・ウミガメ(ホヌ)の飼料として使い、ホヌの繁殖や保護に役立てていく予定です。

ワイマナロ・リム・フイ会長のイカイカ・ロジャーソンは「わたしたちはワイマナロ湾でかつて繁栄していたエコシステムを改善する事を目標としています。未来の世代にアフプアア(地域)の美しさや歴史を引き継ぐには、コミュニティが一丸とならなければいけません。」と話しています。ワイマナロ・リム・フイでは毎月リム・リストレーション・デーが開催されており、ボランティアの募集もされています。

以上シーライフ・パークの自然環境保護活動についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 同園は現在新型コロナウイルスの影響で3月より臨時休業していますが、7月中には再開する予定です。

シーライフ・パーク・ハワイ
所在地:41-202 Kalanianaole Hwy., Waimanalo, HI 96795
予約&問い合わせ:0120-966123(パシフィックリゾート)まで。
ウェブサイト(日本語):https://www.hawaiisealifepark.jp/

 

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