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ハワイ歩き方事務局

ハワイ滞在中の安全

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年12月07日

ハワイの歴史、気候、地理などを扱った「知識編」と、旅行者にとっての必須トピックを扱った「実践編」に分けてお届けする「ハワイの基礎知識」。取り上げて欲しい内容がありましたら、編集部までお知らせください。

ハワイ滞在中の安全

安全で快適なハワイ滞在のためのヒント集
何かと多忙な日本での日常生活から脱出し、待ちに待ったハワイでのバケーションとなると、心身ともにリラックスできるものです。まして、開放的なハワイともなると、つい注意力も散漫になってしまいがち。でも、ちょっとした不注意や気の緩みからアクシデントに巻き込まれては、楽しいはずのハワイでの休日が台無しになってしまいます。そうならないように、今回はハワイのリピーターには当然かもしれませんが、より安全で快適なハワイ滞在のための「ヒント集」をお届けします。

アメリカの中でも、凶悪犯罪は少ないといわれているハワイです。が、観光客を狙った置き引き、ひったくり、スリなどの犯罪は決して少なくないのが現状です。そうした犯罪者たちは、ショッピングやアクティビティに夢中になっている旅行者のスキを伺っているのです。「決してスキを見せない」、「危なそうな場所には行かない」、「暗い夜道は歩かない」といった基本的なことに注意するだけでも、トラブルは予防できるはずなのです。

貴重品の管理は慎重に
「他人が見ているところで、財布や現金を出さない」。これは鉄則です。ショッピングセンターなどで出会う日本人観光客によく見かけるのですが、不特定多数の人たちがいるところで堂々とお金を数えたり、仲間でお金のやり取りをするのは絶対にやめましょう。「金を持っているんだぞー」と、「狙って下さい」と言っているようなものです。

また、財布から目を離したりするのは論外で、ある雑誌のライター(ハワイには何度も来ている人)がワイキキの某有名ホテルのフロントで精算をしていた時、足下に置いていた鞄の中で鳴りだした携帯電話を取ろうとして、屈んだすきにカウンターの上の財布が消えたこともあります。現金の被害は$200程度だったそうですが、クレジットカードをキャンセルしたり、警察に行ったりと、貴重なハワイでの1日がほぼ無駄になってしまったそうです。

という訳で、できるだけ現金は持ち歩かず、トラベラーズ・チェックかクレジット・カードで支払いを済ませた方が安全です。ちなみに、トラベラーズ・チェックはホテルのフロントや銀行などで、いつでも現金に替えることもできます。

また、財布の他にパスポートも狙われやすいものの一つです。闇の社会では日本のパスポートは人気があるそうで、ハワイで盗まれたあなたのパスポートを持ったマフィアがトーキョーにやって来た、何てことにならないよう、ホテルのセーフティーボックスに厳重に保管しておきましょう。ただし、トラベラーズ・チェックを使う時や、お酒を飲む時など、パスポートの提出を求められることがありますので、あらかじめコピー(写真がきれいに見えるように、詳細モードでね)を取っておき、そのコピーを常に携帯しておくと便利です。

ビーチでの心構え
「必要以上の現金は持って行かない」。「荷物を残したまま、全員で海に入らない」。これらの教訓は、世界中どこでも同じだと思いますが、意外に「私たちだけは大丈夫…」と思われている日本人は多いようです。ワイキキのホテルはカードキーが主流です。カードに部屋番号が書いていないのは、落としたり盗まれたりしたときに、悪用されるのを防ぐためなのです。が、そのカードキーと一緒のバックの中に部屋番号を書いたメモやホテルでの飲食代の領収書などが入っていたら何の意味もありません。

ビーチに行ったときのドリンク代など少額の現金やカードキー、レンタカーのカギなどは、ABCストアなどで売っている防水ケースにいれて、海に入るときも必ず肌身離さず持っていくのが一番安全です。ただし、泳いでる途中で流されないようにね。

レンタカーは狙われやすい
レンタカーについては、今回は簡単に注意事項を述べておきます。まず、「車内に物を置いてクルマを離れないこと」。サングラスとか上着くらい欲しがるヤツはいないだろう、と思ったら大間違い。これは日本でも同じですが、何とそのサングラス欲しさにガラスを割ったり、ドアの鍵穴を力まかせにこじ開けたりする窃盗犯はいくらでもいるのです。ただ、日本の車上荒らしなどとは違い、道具を使ってロックを開けようとはせず、鍵穴ごと力ワザで壊してしまうので、およそ5秒で簡単に開いてしまいます。

また、できる限りトランクにも荷物を入れないようにしましょう。どうしても買い物途中やビーチパークなどでトランクに荷物を入れておかなくてはならない場合は、クルマを駐車してからトランクに物をしまってはダメです。ショッピングセンターなどで買い物袋をトランクにしまったら、一度クルマを別の場所に動かすくらいの用心をしたいものです。特に、ビーチパークのパーキングなどでは要注意ですよ。

夜のワイキキは華やかな一面と裏表
深夜まで賑やかなカラカウア通りですが、できるだけ暗い通りや路地には入り込まないようにしましょう。特に、クヒオ通りより山側のアラワイ運河沿いは、夜遅い時間帯には行かないようにしましょう。もちろん、日本でも同じですが、昼間だったら平気な場所でも、暗くなったら話は別です。人通りの少ない場所にあるホテルやコンドミニアムに帰る時は、タクシーを使うなど、細心の注意を払いましょう。

クルマやバイクを使ったひったくりの被害も一時期多発しました。歩道を歩く時には、ショルダーバックなどは車道と反対側に持ちたいものです。万が一、ひったくりにあっても、バックを離してしまったほうが怪我をしないで済む場合もあります。ショルダーバックを離さなかったために、ひったくりのクルマに引きずられて重傷を負ってしまったケースが過去に何度もありましたので、お気をつけください。

それから、ドラッグと風俗。いまだに夜のワイキキには、ドラッグの売人と売春婦がいます。なぜ、おまわりさんが頻繁にパトロールしているカラカウア通りでさえ、こういう人たちがいるのか不思議なのですが、世界中から多くの観光客らが集まる有数のリゾート地だけに現実にいるのです。これも華やかなワイキキの一面なのです。興味本意で近づいて痛い目にあってしまったら、それはあなた自身の責任です。また、アメリカでは公然とオトリ捜査も許されていますので、声をかけられて「OK」と言った途端に、手錠が「ガチャリ」ということも…

あまりネガティブなことばかり書きたくないのですが、特に女性のためにひとこと。表面化しにくいことですが、性犯罪にも注意が必要です。過去にはトイレでレイプ事件が起きたこともありますし、エレベーターに乗り合わせた人間が同じ階に泊まっている振りをして、部屋のカギを開けた途端に押し入られた事件などもあります。昼間のワイキキに出かけるのと同じような服装、例えばキャミにミニスカートで夜遅く出歩いていると少々マズイかも。くれぐれも気を付けてくださいね。日本ではごく普通の格好でも、アメリカではまるで売春婦の格好に見えてしまいますよ。

当たり前のことですが、いくらこちらが注意していても、「絶対、トラブルに巻き込まれてしまうことは無い」とは言い切れません。もし、そうなってしまったら、すぐに旅行代理店のツアーデスクか、ホテルのコンシェルジェ、または警察に連絡しましょう。公衆電話からなら、お金を入れずに911でつながりがります。ワイキキにはハイアット・リージェンシーの前に有名なワイキキ交番もあります。日本語が話せるオフィサーもいるので、いざという時には頼りになります。

また、パスポートを紛失してしまったら、日本総領事館で再発行してもらわないと日本へ帰れません。ツアーで来ている場合は、ツアーデスクに相談してください。 在ホノルル日本国総領事館の電話(808)543-3111。もちろん日本語で大丈夫。さらに、JCBプラザ・ホノルル(971-8111)なら、即日でクレジット・カードを発行するサービスもあるので、相談してみてください。

最後に、ハワイには日本語の話せるドクターがいますし、24時間対応可能な医療スタッフもいますが、もし怪我をしたり、病気になったりした時のことも考えて、必ず海外旅行傷害保険には加入しておきたいものです。では、どうぞ楽しいハワイでの日々をお過ごし下さいね。

(2000年取材、2002年8月更新、2005年3月一部追加)


デンジャラス・ゾーン
●なるべく避けた方が良い地域
※原則的にワイキキ以外で夜間は歩かないように!

ワイキキ内(深夜のみ)
アラワイ通り
カピオラニ・パーク

ホノルル市内(夜間のみ)
チャイナタウン
ダウンタウン
カリヒ地区
夜9時以降のタンタラスの丘
日暮れ以降のアラモアナ公園

オアフ全般
マカハやナナクリなどイヒラニより西側
ノースショア(夜間)
ワヒアワ(夜間)
ワイマナロ

●クルマの駐車で気を付けたい主な場所
カピオラニ・パーク
アラモアナ・センター駐車場
サンディ・ビーチパーク
ワイマナロ・ビーチパーク
カイルア・ビーチパーク
サンセット・ビーチパーク
マカハ・ビーチパーク
ワイケレ・ショッピングセンター駐車場

 

 

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