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ハワイ歩き方事務局
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2000-12-09 ハワイのバス事情の巻

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年12月09日

12月9日(土)

ハワイのバス事情の巻

ハワイ州ホノルルにはザ・バスという、いわゆる市営バスが走っておりワイキキの端へ引っ越してから私もお世話になっております。大人片道1ドル、子供50セントとなっており、定期は大人25ドル、子供12.5ドルとなっています。また日本人観光客には4日間で10ドルのパスも売っています。

バスに乗り始めてみるとハワイ事情というか、ふ〜んこんなに違うんだというか.. いろいろバス事情が見えてくるではありませんか…

まず時刻表! これはアラモアナのサテライト・シティ・ホール(市役所の出張所みたいもんです)で手に入る事は手に入ります… あやしい… いつも時間通りに来ないバスを待っている私にとっては時刻表の存在自体が信じられないのであります… だって他の車をどんどん追い抜いていくバスやチンタラチンタラ走るバスがあるのでダイヤが守れるわけはない! って毎日感じているので… 多分あのスピードの差でいくと終点までは30分くらい変わるのではないでしょうか… だからとってもあやしいのです。多分合っているのは始発から2〜3カ所目の停留所までで.. 後はその日の道路の混み具合と、ドライバーによって全然違ってきます。

昨年ザ・バスが「時刻表通りに走ってくれない?」って運ちゃんにお願いしたら「交通事故を起こせってのかぁ」と組合に反対され、デモを起こされていました… ははは。その後どうなったかは知りませんが、時刻表通りではないことだけは確かです。時間に追われている人はバスではなく車を使うんだろうナァ.. だけど時間に追われている人はハワイにいるんだろうか? …う〜ん哲学…

次にバスそのものですが、日本に比べ… たぶんでかいと思う! いつも目の前を走っているので気がつきませんでしたが、たぶん一回りでかい… しかし通路が狭い.. 基本的に座って移動することを前提に考えているようで座席はだいたい50席ぐらいあります。イスはプラスティック製でほんのちょっとのクッションが申し訳なさそうについている状態なので、肉付きのよいアメリカ人向きでしょう。日本人にはワイキキからアラモアナまでが限界かな.. そして、冷房がギャンギャン・グングンこれでもかぁってきいているので、長い時間乗る方は一番後ろの席が良いのです。一番後ろの席はすぐ後ろがエンジンなのでまるでヒーター付きシートのようになっています。

さて乗客考、バスに乗ってみると日本と大きく違うのは乗客のほとんどが何もしていない… 日本の場合は何かを読んでるか寝ているかなんですが、こちらは目をぱっちりと開けて何もしていないのです。中吊り広告も無く、天井の下に14枚ほど広告が貼られているのですが、ほとんどが市からの広告となっています。今流行の家庭内暴力撲滅キャンペーンだったりしますが、女の子の考え込んでいるシルエットの上に「バージンを失う事でも大問題なのにそれがお父さんだったら?」なんて言う過激なそして世紀末的なキャンペーン広告を見ると「ふ〜ん、やっぱりここはアメリカか… 」と思ってしまいます。

さてさて乗客はさっきから相も変わらず前を見続けています。こちらのバスではほとんどのバスが車椅子でも乗ることが出来、乗り口からピー、ピー、ピーといいながら長い台が出てきてそれに車椅子ごと乗るとまたピー、ピー、ピーといいながら車椅子をバスの中に運んでくれるのです。急いでいるときなんか車椅子を見ると「あぁこれで遅刻だぁ… もうダメだぁ」と思ってしまうのですが、考えてみると車椅子の人には私の遅刻なんか関係なく、もともと私以外の人には私の遅刻なんか関係ないのです。おまけに長く感じる車椅子の上り下りも2〜3分しかかからなく… おまえは2〜3分も待てないのか.. って考えると… 日本の地下鉄で10秒長く開いた扉に舌打ちをしていた私は何だったのでしょうか? 一度私が降りようとした停留所でバスがとばしてしまったので「おいおいここで俺は降りるんだぁ.. 開けろ! とばすな!」と文句を言ったら… 「ごめん」ではなく「Take It Easy, Brother! 」と言われてしまいました。「ごめん」を期待した私はそそくさと逃げるようにバスを離れたのです… 俺悪くないのになぁ…

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