「キャディー初体験」の巻
さてさて、今回はソニーオープンでのキャディーのお話・・・といってもプロのキャディーをしたわけではなく、本戦の前日に行われるプロ・アマでの体験です。
私は会社関係の方のキャディーを頼まれ、「う〜ん、おもしろそう」ってことで「はい、やります」と返事をしてしまいました。そして返事をした後に、「キャディ? 」・・「グリーンを読む? 」・・「精神的な支えとなる? 」・・「キャディ次第でスコアも変わる? 」・・やだやだやだだだだ!あ〜もう・・ってプレッシャーを感じながらも、もうやるって言ったんだし・・・半分あきらめ・・「服装は? 」ってまず疑問がわき、とりあえずゴルフ場に電話。「普通は長ズボンだけどハワイは短パン可・シューズはスニーカー・襟付きシャツ」ということ!
一つ一つ解決していけばいいんだ・・・まずは解決!・・次は? 「ボールを拭くタオルは支給? 」「背中に名前? 」・・「わからない〜〜? 」・・解決できない!・・とにかくわからないことばかりで「まぁ適当にやるか!」ってことで自分の中で落ち着きゴルフ場へ。
当日、ゴルフ場に着くとまずは練習グリーンへ・・・いるいる、あの顔この顔・・・ほぉガラスのグリーンか・・と打ってみると、早いけどガラスじゃぁない!!そして興奮さめやらぬままドライビングレンジへ・・・あちらこちらでセロリが折れる音が・・「パシー・ポシー」って、思わず・・「おぉ〜〜〜プロだぁ〜〜〜」って思いましたが、「自分はキャディ」ってことを思い出しレンジのボールをもらってきて相棒に渡し「がんばって下さい」と月並みな一言!
さてスタートの時間が来てティーグランドで待っているとクラブの本数をチェックされ、プロを待つことになります。すると本当は「ジム・フューリック」だったのに「デニス・クラーク」ってプロに変更になったと連絡があり、本人がやってきました。ここで不思議と「何だ2流か」っていかにも自分が偉くなったような錯覚に、「俺はアマのキャディだ!」ってのに、不思議なものですねぇ〜・・まぁとにかくやってきたのは32歳くらいのあまり知らないプロでした。
さてスタートとなり、私もキャディー業に精を出しクラブを出して、クラブをもらい、使ったクラブは拭いてしまい・・・グリーンではボールを拭いて・・「スライスラインですね」と当たり前のことを言い・・後ろの組の青木のプレーを盗み見ておりました。
そ・ひ・て・心の中で「ごめんなさい!2流だって思った僕が馬鹿でした!あんたはうまい!ほんとにうまい!僕を許して・・・・ところでほんとにツアーで優勝したこと無いの・・・」・・・・。
しかし「プロはうまい!本当にうまい!」ってのが印象です。ドライバーが260〜270ヤードで残りの距離が170ヤード以下だとボールはピンに向かって、まさしくピンに向かって真っ直ぐに飛んでいきます。170ヤードを越えると左右に少しずつぶれだします。まぁそれでも寄せがうまいので、常にパーセーブをしていきます。「これで、名前を知らないマイナーなプロ」ってんだから・・・
終わってみるとたしかプロはイーブンプレーっだった。・・私の相棒のプレーヤー? ・・ぜんぜん見てませんでした・・ははっは・・「キャディは誰だ!!」
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