ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー〜!
スミマセン。若い人は知らないでしょうが、このフレーズは昔のサッポロビールのコマーシャルで、この3都市は同じような緯度にあり、「ビールがうまいよ!」ってことを叫んでいました…そのビールがうまいアメリカはミルウォーキーでとうとうやってくれました!
テレビはハワイ時間の朝8時からで、丸山の11番ホール、パー3から始まりました。丸山はバンカーから出すことができず、ボギーで17アンダー…その時点で2打差の単独1位。「ほ〜、これはいけるんじゃない?」って感じでした。12番の丸山はバーディーパットを4メートルほどオーバーしましたが、パーを拾い思わず(丸山もウィークエンドゴルファーも)ガッツポーズを出していました。13番もパーとして、このままいけよって感じでしたが、やはりPGAは甘くない。伏兵は13番まで14アンダーにいたチャールズ・ハウェル3世でした、15・16番とバーディーにして16アンダーの2打差に詰め寄ったのです。
さて、少し前に丸山は15番のパー5に17アンダーでやってきました。ここはほとんどが2オンを狙うパー5。テレビで見ていても丸山の緊張が手に取るようにわかります。何度か深呼吸をしてのティーショットはフェアウェイセンターへ。2オンに成功した丸山のイーグルパットはカップをなめてミス。上を仰いで悔しがる丸山。しかし、しっかりとバーディーパットを決め18アンダー、(丸山もウィークエンドゴルファーも)ガッツポーズ!2位へ2打差。16・17番もパーとして18番のパー5へ。しかし伏兵チャールズは17番もバーディーを奪い1打差の17アンダー。さて丸山の18番のティーショットはしっかりとフェアウェイセンター。2オン3パット、3オン2パットのパーで優勝…いけるいける。
だが、さて、やっぱり、どうして、これぞPGA!伏兵チャールズはなんと4連続バーディで18アンダー首位タイ!丸山の優勝にはバーディーが必要!2オンを狙った丸山のショットは右に大きくハズレ、なんと観客席の中!プレッシャーでしょう…救済を受けて3オンした丸山は15メートルの下りのバーディーパット、入れれば優勝も2メートルもショート… プレッシャーがひしひしと感じます。下りの2メートルのパットは非常に長く見えることでしょう、深呼吸を重ねてパットへ。はずせばチャールズの優勝、入れればプレーオフ。その瞬間を練習場で見ているチャールズ… 丸山が打った後は画面を見もせずボールを打つ打つ。本人も画面を見られないのが、伝わってきます… グリーンから聞こえてくる歓声で入ったことがわかる様子…プレーオフへ!
プレーオフは4オンのチャールズ、3オンの丸山。
チャールズがパーパットをはずしたので、丸山は4メートルを2パットで優勝!! 文句なしの1パット、バーディーで決めアメリカツアー初優勝!とうとうやってきました、思わず(丸山もウィークエンドゴルファーも)涙ぐむ。諸手をあげて(丸山もウィークエンドゴルファーも)喜びを表す。やっとできた優勝。野球と違い優勝は非常に大きい!
さて今週の土曜と日曜はマリナーズの試合がテレビであり、それも観戦。イチローの犠牲フライあり、ホームラン阻止のナイスキャッチありで、テレビはほとんどイチローと丸山。(ちなみに放送でイチローはイチローだけど丸山はシグエーキ・マルユヤーマ)今日マリナーズの試合を見ていたら、アナウンサーがシアトルで流行っている寿司を紹介していました。太巻きとかカリフォルニア巻きとか、〜巻きを「〜ロール」と言います。シャレなんでしょうが、「イチロー」と「〜ロール」を足して、マグロと野菜をいれた巻物を「イチロール」といってました。おまけに「おれは寿司を知ってるぞ、ハマチ・アナゴ・マグロ…」と得意そうにしゃべっていました、もう一人のアナウンサーが「なんだアナゴって?」って聞いたら…「知らない!」だって。
野球と違い、丸山のゴルフはバーディーを出しても、イーグルを出しても関係ありません。丸山がUSオープンの予選で出した58も野茂のノーヒットノーランほど注目されていません。必要なのは優勝でした。これでやっと丸山も注目されるでしょう。ブリティッシュオープンを翌週に控え、メジャーな選手が出ていなかったと、日本のマスコミ等が批判するかもしれませんが、どんな状況であれ、優勝は優勝です。ここに出なかったタイガーやフィルミケルソンが悪い!!!
ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー〜
今日はビールがうまかった!!!
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