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キョーコ

これまでで最高の、自慢の衝動買い品

投稿者: キョーコ
投稿日: 2014年04月09日
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ホノルルの画廊で心奪われた絵画

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絵を描くのが趣味だった父は「どんなに忙しくても、絵を楽しむ心のゆとりをもちなさい」と、帰省のたびに、重くてかさばる額入りの絵画をくれました。おかげで慌ただしい日々の暮らしの中で、これらの絵に癒されています。

これまでは父にもらうばかりでしたが、心から気に入った絵を、ホノルルのワードセンター内にある画廊「ザ・ギャラリー・アット・ワードセンター」で見つけました。6年も前のことです。

たまたま入った画廊では「ヤング・ストリート・96826」というテーマで、地元アーティストのロジャー・ウィットロック氏の個展が開催されていました。ヤング・ストリートは夫の実家があった場所で、私もここで8年ほど暮らしました。そして作品の中にとても見覚えのある風景を見つけました。夫の実家の真向かいの家が描かれたものでした。

夫の家族は10年ほど前、長年住み慣れた家を諸事情で手放しました。築80年以上、ネズミもでるオンボロ屋敷でしたが、人の手に渡ったときはとても寂しかったです。手放した背景には悲しい事情もあり、一時はこの家の前を通ることさえ嫌がっていた夫でしたが、他界した父親との思い出が多く詰まった場所でもあります。忘れられるはずはありません。

画廊で絵を眺めながら「実家の絵があったら良かったのにねえ」という私に、「向かいの家だからいいんだ」と夫は言いました。「自分の家を見るのは辛いけど、あの絵なら今でもヤング・ストリートに住んでいるような気持ちにさせてくれる。毎日見ていた風景だから…」。

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そのときに衝動買いしてしまったあの絵は、いまも我が家のダイニングの壁に掲げて毎日眺めています。遊びに来た友人からはたいてい絵について尋ねられます。「なにか意味があるの」と。ハワイのどこにでもありそうな古い一軒家の絵ですからね。説明すると、みな「いい絵だね」と言ってくれます。いままでで最高の、自慢の衝動買い品です。

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