また寄りたい、ナアレフのお食事処「ハナホウ」
ハワイ島初心者の旅。友人が作ってくれた見どころ満載の観光コースから一歩外れて出会った旅の思い出ばかりを綴っていきます。今回はその3回目。
アメリカ最南端の地、カラエ岬から観光コースに従ってプナルウへ。 友だちから「必ず見てきてね」と言われたブラックサンドビーチを目指します。
「途中に人気のパン屋さん(プナルウベーカリー)があるよ」の注意書きに従って、ナアレフ地区で休憩することにしました。
スーパーを見つけたので、「喉が渇いた」「小腹が空いた」という娘と夫のリクエストで買い物することに。支払いを済ませると商品をそのまま手渡され、「えっ?!」と3秒ぐらいボーッとしたあと、「そうか」と気付きました。ハワイ島は今年からプラスチックのレジ袋の使用が全面禁止になっていたのでした。
ボトルウォーターやスナック菓子を手に、車に戻ろうとしたところで、夫が「いい臭いがする」と 駐車場の横に建つ可愛らしいレトロな建物(上の写真)に向かって歩いていってしまいました。看板には「ハナホウ」とあります。 夫は怪しげな 空き巣狙いのような格好で、窓から中を覗いています。「レストランだよ。けっこう繁盛している」と、ここで食べる気満々のようです。 ドアを開けると「ハ〜イ!ランチ食べてく?」と元気なお姉さんに出迎えられました。
店内はタイムスリップしてしまったかのようなレトロチックな佇まいです。
テーブルに案内され、夫は買ったばかりのダイエットペプシをうっかりテーブルに置いてしまい、慌ててバッグにしまおうとしたら、お姉さんが「いいわよ、遠慮しないでそれ飲んで。うちで買うと高いから」って。そのひとことだけで、すっかりこのお店が気に入ってしまいました。
フロアに出ている働き者の女性2人は、一見したところ〃元ヤンキー〃という感じがなきにしもあらずですが、親切でとっても気が利いて、また優しいのです。
人気のハンバーグステーキとパイナップルののった照り焼きバーガーをオーダーしました。どちらも美味しかったです。私たちが店を出るころには、ほぼ満席状態でした。人気のお店だったんですね。
「この建物ステキですねえ。いつごろ建てられたものですか」と店員さんに訊ねたら、「たしか1940年だったかな。古いでしょ〜」と彼女は言い、奥からわざわざ本を持ってきて、その中に載っていた創業者の写真を見せてくれました。
土地っ子に愛され、 メニューもサービスも創業時から変わることなく、長い間地道に営業を続けているお店が、ハワイ島には多いような気がします。ハナホウもそんな地元に根付いたお店のひとつなんでしょうね。
「もう1度」「アンコール」を意味するハナホウ。またいつか訪れるたくなる温かいお店でした。
Kyoko Hamamoto said on 2014年08月02日
マナゴホテルのほかに、「テシマ」という老舗食堂にも行きそびれました。こんなのばっかりです。次回はぜひしっかり計画してから行きたいと思います。もしマナゴホテルに行かれましたら、感想をお聞かせくださいね。ハワイ島ぶらり旅、もう少しお付き合いくださいませ〜。
匿名 said on 2014年08月01日
ハワイ島シリーズ楽しみに読ませて頂いてます。
マナゴホテルの食堂も古き良きハワイで良い感じでしたが、今回のハナホウ食堂も同じく良い感じですね。
ハワイ島には2回行ってますが、まだマナゴホテルも行けてないので、またハワイ島へ行く機会が有れば、両方とも行ってみたいですね。