5月初めにカカアコのコンドを売り、毎日目を皿のようにして物件探しに勤しんでおります。
ハワイは未だかつてない在庫不足とは聞いていましたが、本当に良い物件が少ない、というよりありません。
最近は娘も物件のサーチの仕方を覚え、「こんなのはどう〜?」と手伝ってくれるのに、のんきな夫は「ジムに通いたいな」とひとりだけ違うことで悩んでいます。
いままで住んでいたコンドには小さいながらもジムが併設されていましたので、夫は自分で「肥満防止メニュー」を作成し、毎週日曜日に2時間ほど頑張っていました。
3年以上はつづけていたようですが、引っ越してしまったためジムが使えなくなり、「スポーツクラブに通わないとデブになる」と焦っております。
「新居を見つけるのが先」とクラブ入会を拒否していたところ、先日「イイ場所見つけちゃったよ」と夫が嬉しそうに教えてくれました。
日曜日の夕方、その「イイ場所」に連れていってもらいました。
トレーニング場所はダイヤモンドヘッドの麓にございました。
「ブライアン・クレイ・エクササイズパーク」という名前が付いています。ブライアン・クレイ選手といえば、ハワイ育ちのデカスロン(十種競技)のオリンピアンですね。
こんなにステキな場所に、こんなに立派な名前が付いていて、しかも「タダ」なのに、トレーニングしている人は誰もいません。
夫はさっそく肥満防止メニューに取り組み、ワタクシも最近非常に気になる二の腕の筋トレに励みました。
しばらくすると、少し離れたところでこちらをちらちら眺めるカップルが。どうもワタクシが使っていた二の腕の機械を使いたいようでしたので、慌ててどいたところ、「いいですか〜?」と2人。
「どうぞどうぞ」と他の機械に移ろうと思ったら、なによ、もう機械がすべて使われているじゃないですか。いつの間にこんなに沢山の人が…
機械から少し離れてボーッと立っていましたら、
若い女性が「使いますか〜?」と聞くので、
ワタクシ「あ、ごゆっくりどうぞ」
女性「いえ、終わったのでどうぞ」
ワタクシ「すみません。では使わせていただきます」
やる気満々の人で溢れ、「早く終わってよ」という無言のメッセージが飛び交うコンドのジムとは違い、このブライアン・クレイ・パークはみんな「どうぞ」「どうぞ」と譲り合いの精神で素晴らしいわ〜。
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