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ハワイ歩き方事務局
人気連載「Norikoのレイ入門講座」

第10回 総集編

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年12月06日

第10回 総集編

●教室や本をご紹介
今回は、いわば入門コースともいうべき内容でしたが、最終回ということで、ひとまず「レイ・メイキングの総集編」として、これから学ぼうと考えておられるみなさんのご参考になるような「教室や本」をご紹介したいと思います。

まずは、レイ・メイキングを学べる教室をいくつかご案内します。教室の時間や開催日は現時点のもので、変更になることもあります。できれば直前に問い合わせしてからお出かけくださいね。

レイ・メイキングを学べる教室

◎フローラ・デック
クラス・スケジュール:毎週日曜日の10:30〜13:00
料金:レッスン・フィーは無料。材料費のみ実費
内容:リボン・レイ、クロシェ・レイ(鍵針で編むレイ)

約10席ほど用意されていますが、時期によっては、すぐに埋まってしまう可能性もあるので、基本的に要予約です。ただ、当日、クラスの開催直前でも席が空いていれば、飛び込みでも受講可能です。それぞれ作りたいレイを自分で選び、作り方を先生がマンツーマンで教えてくれるので、「みんなで同じものを一緒に作って、自分だけついていけなかった…」ということはありません。

住所:373 N. Nimitz Hwy., Honolulu, HI 96817
電話:(808)537-6194
営業時間:8:30〜18:00(月、火、木、金)、8:30〜20:00(水)、9:00〜16:00(土)、10:00〜16:00(日)

◎ベン・フランクリン・クラフト
クラス・スケジュール:毎月第1、3、5水曜日と毎土曜日の13:00-15:00
料金:$6(レジで支払い)+材料費(先生に支払い)
内容:リボン・レイ、クロシェ・レイ

予約が必要ありませんが、毎回かなりの参加者が集るので、早めに行って席を確保しましょう。お店の中にはリボン・レイ、クロシェ・レイの材料がところ狭しと並んでいますので、講義を受けたあとは、材料を買って、自分で作ってみるのも楽しいかもしれません。クラスは、フローラ・デック同様、それぞれ作りたいものを自分で選んで、それについて先生やアシスタントが作り方を教えてくれますので、安心ですね。

住所:2919 Kapiolani Blvd., Honolulu, HI 96826(マーケット・シティ・ショッピングセンター内)
電話:(808)735-4211
営業時間:9:00〜20:00(日曜は〜17:00)

◎ナ・リマ・ミリ・フル・ノエアウ
クラス・スケジュール:参加者の自由
料金:$10 (ハワイ在住者は$5)+材料費
内容:フェザー・レイ

クラスの時間は特に決まっておらず、参加者が好きな時に行って学べるのが最大の特徴。ただし、予約は必要です。さらに、初心者の場合は少なくとも2時間は必要だということです。とにかく、細かい作業をしなければならないので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。フェザー・レイ・メーカーの巨匠であるメリーさんとその娘さんのポーレットさんが直接指導してくれるので、プロの技を学べます。

住所:762 Kapahulu Ave., Honolulu, HI 96816
電話:(808)732-0865
営業時間:9:00〜21:00(土曜日は〜17:00、日曜日は休み)


主なレイ・メイキングのクラスを上に3つ挙げてみましたが、みなさんの中にも参加したことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。それぞれ、リボン・レイ、クロシェ・レイ、フェザー・レイと今、日本でも人気のレイを学べるクラスですが、どれも特徴として挙げられるのは、「自分の好きなレイを作れる」ということです。日本で何か習おうとすると、「みんな同じものを同じペースで作る」というクラスのスタイルが多いように思います。でも、ハワイではそんなことはしません。アメリカらしい個人主義が、こんなところにも現れているのかも? でも、せっかく習うんだから、自分の作りたいものにチャレンジしたいですよね。それだけに、できあがった時の感激はひとしおです。自分のお気に入りのレイを、オリジナルの色使いで作ってみるのも楽しいかもしれませんよ。


所狭しと材料や道具が並んでいます。キットも揃っています

また、「フローラ・デック」、「ベン・フランクリン・クラフト」ではリボン・レイ、クロシェ・レイの材料や道具が豊富に揃っていて、必要なものは全てここで調達できます。レイ・メイキングのクラスで習った後、もし自分で作りたくなったら、お店の中をグルリと見て回るのも楽しいです。店員さんに「○○のレイを作りたいんだけど…」と相談してみるのもいいかもしれませんね。そうすると、知識と経験が豊富なスタッフだけに、有益なアドバイスをしてくれるはずなので、それを参考にそれぞれのレイを色を変えたり、サイズを変えたりと、アレンジしてオリジナルのレイを作ってみてください。とりあえず、「必要なものだけが欲しい」という人には「必要な材料が全て入ったキット」も売ってるので、自分で作ってみましょう。もちろん、「ナ・リマ・ミリ・フル・ノエアウ」には、フェザー・レイの材料がたくさん置いてあります。特に、色とりどりのフワフワの羽は上質ですが、安く手に入るので是非、立ち寄ってみてくださいね。

レイ・メイキングの本

◎ハンドクラフティッド・レイ&フラワー
Handcrafted Leis & Flowers

出版社:The Mountainidea.com

主にリボン・レイ、クロシェ・レイの作り方が紹介されている本。一つひとつの作業を、写真付きで解説してあるので、とっても分かり易く、初心者でも簡単に作れるようになっています。第1巻〜6巻まで出版されていて、第6巻はつい最近発売されたようです。

◎フェザー・レイ・アズ・アン・アート
Feather Lei As An Art

フェザー・レイのクラスを教えているメリーさんとポーレットさんが書かれた本です。クラスで作り方を教わった後、この本で復習するのがベスト。フェザー・レイは時間がかかるので、1回のクラスだけでは十分に学ぶことができません。そんな時は、この本を読んで作ってみるのがいいと思います。

◎ハワイアン・レイ・メイキング
Hawaiian Lei Making Step-by-Step Guide

出版社:Mutual Publishing
著者:Laurie Shimizu Ide

レイの原点、フラワー・レイについての本。レイの起源、習慣の説明で始まるこの本は、なんと44種類の花で作るフラワー・レイの作り方が載っています。この本を見ていると、花の綴り方によって、1つの花からいろんなスタイルのレイを作ることができるのが手に取るように分かります。たまには、フラワー・レイを自分で作ってプレゼントしてみてはどうですか?


ここに挙げたものの他にも、まだまだいろんな種類の本がありますが、初心者である私の目から見て、「分かりやすい」ものをチョイスしてみました。まず、写真や絵が多いことが共通して言えることだと思います。文章だけで説明してあって、写真や絵がないと、一体何のことやら分かりませんよね。もちろん、既にいくつも作ったことがあって、基礎が分かっている人や、本を見て自分なりのアレンジを加えられる上級者であればそういった本も問題なく読めるのかもしれませんが、そこに到達するには長い月日がかかるものです。

また、クラスで習ったものを自分ひとりで作ってみようとしても、結構細かい所を忘れてしまったりしますよね。そんな時には写真、絵、図などが多く、分かりやすい本が一番です。特に、「ハンドクラフティッド・レイ&フラワー」の本は今、日本でも人気の高いリボン・レイ、クロシェ・レイの作り方が豊富に載っています。器用な人なら、これだけを見て作れてしまうのではないかというほど丁寧な解説付き。それぞれの作り方はもちろん、基本的な編み方なども巻頭で紹介されており、持っていて損はないと思いますよ。もちろん、説明は全て英語ですが、難しい単語は出てきませんので、利用してみてくださいね。

●最後に
ハワイにはいろんな文化がありますが、その中の一つがレイです。私たち日本人が思っているよりも、レイはハワイの人々の生活に密接に関わっているということを、今回の連載を通じて、改めて感じています。レイの文化はハワイ独特で、レイ作りの技術は継承されることを許された人たちだけの非常に稀少なものです。今回、いろいろな種類のレイ作りに挑戦してきましたが、それぞれの先生が言われた言葉に共通していることがありました。それは、「ただ単にレイ作りを学ぶだけでなく、それがどうして作られるようになったのか、そのレイにはどういう意味があるのかなど、その裏にあるものも学んで欲しい」ということ。それを、レイ作りと同時に学ぶことによって、できた時の喜びは一層増すことでしょう。

今、日本でもリボン・レイなど、手軽に始められるレイ作りが大流行していると聞いていますが、この機会に原点に還って、ハワイの文化としての「レイ」も勉強してみてください。そして、今度ハワイに来た時は是非、レイの文化に触れて見てくださいね。

(Noriko)

この記事が属するカテゴリー: カルチャー, レイ入門講座
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