ハワイの歩き方編集部が、2012年第2回ハワイ・フード&ワイン・フェスティバルで出会った、素敵なシェフにインタビューしました。
第4回 Roy’s ロイ・ヤマグチ料理長
Chef Roy Yamaguchi ロイ・ヤマグチ料理長 |
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Roy’s
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父親はハワイ出身の日系2世、母親は沖縄出身の日本人。高校卒業後、ニューヨークの料理学校で学び、ロサンゼルスのフランス料理店で修行後、ウェスト・ハリウッドにアジア料理とフランス料理を融合させた新感覚のレストランをオープン。その後、ハワイに移り、1988年にレストラン「ロイズ」をハワイカイにオープン。自らの料理を「ハワイアン・フュージョン」と呼び、ハワイアン・リージョナル・キュイジーヌの第一人者となり、ハワイでは初めて、権威ある料理賞「ジェームス・ビアード賞」を受賞している。その後、ロイズは全米各地、グアム、日本にもレストランを展開、コンチネンタル航空のファーストクラスの機内食も担当している。 公式ウェブサイト:www.roysrestaurant.com |
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名前 |
ロイ・ヤマグチさん |
職業 |
「ロイズ」オーナーシェフ |
出身 |
東京生まれ。 |
本日はイベント「シェフ森本&フレンズ」が行われていますね。このイベントについて教えてください。 |
今日のイベントは、東南アジアのストリート・マーケットがテーマなんです。世界各国からのシェフが集まって、ここモダン・ホノルルでにぎやかなストリート・マーケットのような雰囲気の中、それぞれのブースで料理を披露します。彼らの料理はハワイの食材を使って作られているんだよ。 |
このイベントのテーマの一つは、「サステイナブル(持続可能)な社会を目指す」ことだとお聞きしましたが… |
ハワイをサステイナブル(持続可能)な社会にしたいんだ。つまり地産地消だね。今現在、私たちがハワイで食べているもののうち85%は州外から来ているんだよ。だから年々そのパーセンテージを少なくして、もっともっとハワイの農家をもりたてていきたい。このフェスティバルのゲストの人々にもハワイの食材のよさを知ってもらって、もっと地元産の食品を買ってもらいたいね。 |
ハワイの食材の中で、一番お気に入りのものは? |
一つ選ぶのは、難しいなあ。ハワイ産の食品は全部大好きだよ。スターフルーツやジャックフルーツ、マンゴー、パパイヤなどの素晴らしいフルーツもいいね。ハワイで一番嬉しいのは、たくさんの農家の人々や漁師の人々、畜産をしている人々が私たちの近くに住んでいるということ。良い野菜に良い魚、良いビーフにポークが、簡単に手に入るからね。 |
今回はどんなお料理を作られますか? |
今回はこのイベントのコーディネーターだから、それほどあれこれは作らないけど、「ハワイアン・タコス」を出そうかと思っています。LAのシェフロイ・チョイ氏のショートリブ・タコスに対抗してね。ローカルフルーツも入れるよ。 |
最後に、ハワイの料理界について教えてください。 |
ハワイの料理界はすごいよ。若手が頑張っているよ。ハワイ・フード&ワイン・フェスティバルはチャリティー・イベントで、一部の収益金は、料理学校「カリナリー・インスティテュート・オブ・パシフィック」に寄付されるんだ。生徒たちが世界に通用するシェフになってくれることを願っているんだ。このイベントでも、生徒たちに世界中の一流シェフたちと一緒に働けるチャンスを与え、ハワイからワールドクラスのシェフを目指して欲しいと思っています。 |
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