
ハワイ移住はある日、突然やってきた!? 日本で働く国際派カップルが愛犬を連れてハワイへ引っ越すまでの道のりを公開。ハワイへの引越しから現地での家探しまで詳しく綴ります。海外赴任や国際結婚、ハワイ留学を控えている人も必見です。
犬と一緒にハワイ移住 第3回 うちの子をハワイに輸出?
■娘のハワイ渡航手続き まあ、人間のほうの手続きはアンちゃんと2人がかりでタックルしていたものの、娘の手続きの方はほとんど飼い主である私一人で進めていたので精神的になかなか大変だった。書類に間違いがあっちゃいけない、手落ちがあってはいけない、と一人で右往左往。家族にヘルプを求めても「英語だからわからな〜い」で終わりなのは目に見えている。頼れるのは己独り。きびしー。前にも書いた通り、うちの娘はロサンゼルス生まれで彼女が2才のころ私が帰国する際に一緒に日本に来たのだけれど、その時の手続きはわりと簡単で、予防接種証明と健康証明書をどこかの政府機関(忘れた)から発行してもらっただけだった。飛行機のキャビンに犬も一緒に乗って(ケージは足元に置いていました)日本に来られたので、今回もそのノリで「ちょちょいのちょいで終わりでしょう!」と思っていた。ところがどっこい! 世の中はそんなに甘くない。アメリカ本土はともかく、ハワイは犬の受け入れに関してまったく違う制度で対応していたのだ。なぜなら、ハワイは狂犬病フリー地域だったからなのです。(ちなみに日本の制度も6年かそこらで大きく変わったようです。) |
■ハワイの生態系を守るため、厳しい入国検査が… |
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■アメリカとはいえ、ハワイは違う?
アメリカに引越しをすることがかなり現実的になってきたとき、「どういう方法で犬を連れて行けばいいのだろう」と思って、いろいろなウェブサイトをチェック。必要条件はそう大変そうじゃなさそうだなー、と安心しかけたその瞬間、「ハワイを除く」というフレーズが… アメリカ国内の引越し先としてハワイも候補地のひとつに挙がっていたので、早速ハワイ州動物検疫所のサイトをチェックしました。そしたら… 「ひえーーーーー!!」 半端じゃない大変さ! こりゃ困った。ハワイに決まったら大変だぞ。まだ、ダンナが進学する大学すら決まっていないものの、のんびり構えていたら間に合わないということで、いろいろと逆算していくと(これをしてから何日以降何日以前にあれをする、というような要件がたくさんあるのです)、すぐにでも(ハワイ入りに時期をあわせるため)狂犬病予防接種を受けないと大変なことになるということが発覚したのです。そして、かかりつけのドクターKの動物病院に駆け込みました。 |
■空港リリースの条件
ペットをハワイに連れて行くには120日、または5日間以下係留のプログラムを通す必要があります。簡単に要件を並べると(これは検疫所に係留しない5日間以下リリース用の要件。空港リリースもこれに含まれます。120日間検疫所に係留するつもりなら用件は少なくなります。) 1. 狂犬病予防接種をハワイに入る前に最低2回は連続して受けている あら…? なんか簡単そうに見える。大まかにしすぎたかしら。では以下にちょっと細かく説明。ひとつひとつの条件が面倒くさいんですよね。 1. 狂犬病予防接種− 1回目はと2回目は6ヶ月以上12ヶ月以内の間隔がある。1年のワクチンの場合2回目はハワイ到着 12ヶ月以内、90日以前に投与で受けている。 その他にもマイクロチップは血清テスト以前に入れなければいけないとか、追跡可能な郵送方法でペット入国10日前までに全書類が検疫所に着いているようにする等、とにかく指示が細かくて煩雑。そして、どこか手落ちがあると「即、検疫所に係留!」という措置が取られるので、ビビリの娘のためになんとしても空港リリースにしたかった私は頑張っちゃったわけです。まずタイムラインを表にして2006年7月ハワイ到着を軸にすべて逆算。後はスケジュールに沿ってさくさくこなしていくだけ!その期間の前半は仕事も続けていたので、なかなかはかどらず不安になったりもしたものの、お仕事をきれいさっぱり辞めてからは、今日はアメリカ大使館に公証もらいに、明日は郵便為替つくりに郵便局(郵便為替のリクエストはあまり無いようで、郵便局のお兄さんもマニュアル首っ引きで作ってくれました) と手続きを進め、ハワイ到着10日前までにすべて準備完了!とあいなりました。細かい過程が煩雑で大変だったのだけれど、そんなの誰も読みたくないよなー、ということでそこは割愛。ちなみに恐怖の血清検査に関しては、(ハワイ検疫所に再三確認を取った後)日本に新しくできた検査所「財団法人 畜産生物科学安全研究所」で行えることが判明し、結局は思ったよりずいぶん楽に手続きができました。 |
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