ハワイ移住はある日、突然やってきた!? 日本で働く国際派カップルが愛犬を連れてハワイへ引っ越すまでの道のりを公開。ハワイへの引越しから現地での家探しまで詳しく綴ります。海外赴任や国際結婚、ハワイ留学を控えている人も必見です。
犬と一緒にハワイ移住 第1回 ハワイへお引越し
■ある日、突然。ハワイへ引越し決定! こんな感じで私たち夫婦のハワイ移住は決まりました。2006年の春の話です。そしてその瞬間、私たちの可愛い一人娘のハワイ移住も決定したのです。もっとも娘はダックスフントですが… ここでウチの子を紹介しましょう。名前はエンジェル。茶色の短毛ダックスフント。 体格的にはミニチュアなのかスタンダードなのか分からない微妙な大きさ(ミニチュアにしては大きいし、スタンダードにしては小さい。純血種なのだがわけあって血統書がないため、そこらへんは不明)むっちり系ぼんきゅぼんボディを持つロサンゼルス出身の満9才の女の子。いわゆるバリーガール(古)。2才頃までアメリカ西海岸ロサンゼルスで過ごし、その後日本で青春を謳歌。今はハワイ在住の再帰国子女(?)。 よく「日本語も英語も両方わかるの〜?」と聞かれるが、両方同じくらい分かっているらしい。というか、何を言われているかは人の態度や声のトーンから判断しているっぽい。 性格は神経質で怖がりな内弁慶。「あら可愛い〜」とニコニコ近づいてくる人からも震えて逃げ、家族のそばでほえる臆病者。 |
■いまどき、犬だってハワイ移住できる!? |
ハイソな雰囲気のカハラ・モールで、お弁当! | 「手続きとかあって、ハワイ移住も楽じゃないよ!」 | ハワイは暑いから、昼寝は日陰に限る! |
ウチの娘の人生のモットーは「よく食べ、よく寝る」。もとい「できるだけ食べ、できるだけ寝る」。しかし、ハワイに引っ越してきてからは、ダイエットを強いられているため、大好物の「乾燥かわはぎ」さえあまりもらえない状況。日本では犬に超超甘い家族からおいしいものをたらふく食べさせてもらっていた。なんと、うなぎの特上とかを食べいていた! 家族がうなぎ屋に外食に行った時、飼い主である私には何もなかったのに娘には特上うなぎの土産があるではないか! …もちろん飼い主の私もつまみ食いしたが… ハワイに来てからはダイエットフードばかりで欲求不満ぎみ。夢は鳥皮の焼き鳥をおなかいっぱい食べること。寝ているときに口をもきゅもきゅしているのは、おいしいものを食べている夢を見ているからに違いない。 ハワイに来てから空いているビーチでお散歩する楽しみを発見。 |
■「わしの人生、このままでいいのか?」と渡米を決意!
このコラムの書き手である私の夫の「アンちゃん」は東海岸出身のアメリカ人で2005年当時日本に住み働いていたのだけれど、ふと「わしの人生、このままでいいのか?」と思い、アメリカに戻って大学院に入ることを決意。2006年秋の入学を目指して、ハワイ大学以外にもワシントン州、ワシントンDC、カリフォルニア州、アリゾナ州などの大学院にも願書を提出していたのだ。 しかし願書提出後、他の学校からの入学許可はあっという間に届いたのに、(願書提出締め切り日も他の学校より遅かったという理由もあるが)ハワイ大学の合格通知だけがいつまでたっても来ない! 願書提出当初は「許可が下りた学校の中からどれがいいか決めればいいよねー」。なーんて2人とものん気なことを言っていたのだけれど、ハワイ大学から結果が届く前に入学の意思があることを連絡しなければならない大学もあり、とりあえず全ての入学許可が出ることを前提にアリゾナかハワイのどちらかにすることを決定。夫のアンちゃん曰く、「ワシントンDCとシアトルの学校は授業料が高すぎだからやめた」…って、だったら最初から申し込むなよ!(怒) 後日聞いたところ、願書提出前に見ていた大学のウェブサイトによると授業料は結構お手ごろな値段だったのに、実際の書類ではもっと高くなっていたそうな。しかし、2つの学校のプログラムを更に検討し、さらにアメリカ東海岸と日本にいる私たち2人の家族のことを考えて、ほぼ中間に当たるハワイがいいかな、と結局はハワイ大学から入学許可が降りたらハワイ大学、降りなかったらアリゾナの某大学、とハワイ大学の結果待ちをしていたのでした。 私はその頃都内で会社勤めをしていたのだけれど、埼玉の奥地からの通勤地獄でヘロへロになっていたのです。通勤中にひったくりや暴行事件に巻き込まれて警察沙汰になったり(!)、その他いろいろとありまして… 「アメリカ生活? いいね、いいねー。ぜんぜんOK!」と逃避モード全開でゴーサインを連発。かつてカリフォルニア州に住んでいたこともあり、アメリカは慣れたもんよ、とかるーい気持ちでアメリカへの引越しをバックアップ。この頃の私ってよっぽどストレスが溜まっていたんだと思う。 |
ちなみにアメリカ行きに関して私の家族は特に驚きもせず、ハワイ渡航の際は全面的にサポートしてくれた。感謝感謝。海外に無料で泊まれる民宿ができたと思っているっぽいが… まあ、そこはおいといて。アンちゃんの家族ももちろん大喜び。離れ島とは言え、ハワイはアメリカ国内だし、訪ねるにしてもリゾート地ならなお楽し。それとも何回も遊びに来すぎて日本にもう飽きたのかな? そんなわけで、かなり安易にアメリカ行きが決定してしまったのだが、決定してからの道程はそんなに簡単ではないのだった。(つづく…) |
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