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ハワイ歩き方事務局
人気連載「フラ留学&ハワイ暮らし」

第16回 メリーモナークな日々(後編)

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2009年03月28日

フラ留学&ハワイ暮らし

Aloha! Sueです。日本で出会ったフラに魅了されたことをきっかけに、家族と離れ、仕事も捨てて、すべてを投げ出し、ハワイへ留学してから早8年めに突入。若いロコのフラシスターに負けないように、ハワイで体に鞭打って頑張っています(リポDは常備)。そんな私のフラ体験談や、思ったことなど、皆さんに少しばかりシェアしていきたいと思います。フラ留学に興味がある方はもちろん、フラに興味が全くない方も楽しんで頂けたら嬉しいです!

フラ留学&ハワイ暮らし 第16回 メリーモナークな日々(後編)

Kumu’s Boot Camp (クムの特訓キャンプ)

 

3月の終わり頃になると、フラ大会、「メリーモナーク」出場者のためのフラ・キャンプが行われます。これは以前、夏休みの話に出てきたように、本場モノ(?)のキャンプです。キャビンに泊まって暖かいシャワーなんてものはありません。水だって自分たちで運ぶし、寝るのはテントで寝袋、周りには木と草とお手洗いが一つだけ。目的は練習も然ることながら、共同生活を送ることで、みんながもっと親しくなるようにです。まさに、「同じ釜の飯を喰う戦友、同期の桜」ですねー。このキャンプは出場者は強制参加で、どんなにフラの練習に出てきてても、このキャンプに参加できなければ、メリーモナークの舞台に立たせてもらえないのです。もちろんクムも参加。食事はクムパパが作ってくれたり、クムご自慢のミートソースなどが出たりしますが、みんな交代で働きます。そして、クムママが、特製レシピのサラダドレッシングを持ってきてくれるのですが、これが絶品! ちょっぴり甘くて超まいうーなんです(古い?)。私はこのドレッシング、いつも頼み込んで頂いてきます。キャンプとは言え、食事は割と豪華なんですよー。みんな暇さえあるとカップヌードル食べたりサンドイッチ作って食べたり… とにかく食べ物が常にあるのでダイエットにはなりません。このキャンプ場ですが、前回はもの凄い山道を4DWのトラック何台もで登っていきました。トラックの荷台にも荷物と一緒に乗り合います。これがまた、もの凄い道なので、到着する頃には体中打ち付けて、血管が弱い子はあざが出来てしまったりもするんです。やっとの思いで目的地に到着し、キャンプ場に着いてまずするのが、テント張り、キャンプファイアー用に枯れ木集め、キッチンのセットやシャワー室の設置(と言ってもビニールシートを木と木の間にかけるだけです)など、手分けして始めます。テント割りは仲良しが一緒、って言うわけには行きません。目的が目的なので、仲良しは特にバラバラにされます。あ、ちなみに携帯電話、iPOD等は一切禁止です。テントに引きこもりなんて「もってのほか」。

さてここでは通常のフラのレッスンの他に、ハイキングなんかもします。まず山に入る前にみんなでチャンティング(詠唱)、「これから山に入らせてください」と唱えるのです。そしてハワイの草木に詳しい、フラシスター&フラブラザーが「この花は…」なんて説明をしてくれながら進んでいきます。休憩地点では、一人一人無心になれる場所を探し、一人たたずみます。そして目をつぶり、土を感じ風を感じ緑を、自然を体に感じ吸収するのです。ハイキングから帰り、夕飯を終えるとキャンプファイアーを囲み、みんなで話をしたり、ゲームをしたり楽しい一時の始まり。前回はクムの新しい試みでみんなペアになって、創作ダンスのような事をしました。フラでは無く、ペアでいきなり音楽に乗って踊るのです。3回くらいペアを変えて踊ったのですが、私はアリカと組んだ際に2人とも調子に乗り過ぎて、「18禁」位なダンスを披露して、その時から「クレイジーガール」の異名を取っております(アリカちゃんファンごめんなさい)。そう、このキャンプから私のマーガレット(コメディアンのマーガレット・チョーに似ているから)と言うあだ名が広まり、同時に「クレイジー・ジャパニーズ」というあだ名も付けられました。でも… 私以上にクレィジーなジャパニーズはうちのフラ・ハラウに一杯いるんですけどねー(笑)。このキャンプは週末を利用して2泊3日で行われるのですが、この頃にはほぼ毎日レッスンがあり、長い時は6時から夜中の12時、そして週末は衣装作りやキャンプ。家族以上に時間を一緒に過ごす事になるのです。メリーモナークが終わった頃には「もう当分顔見なくていいねぇー」なんてお互いお腹一杯ですが、終わった後2〜3日会わないだけで、今度はなんか寂しくなっってくる私たちです。

(つづく)

(2009年3月更新)

 

ハワイ在住フラ・ガールSueのプロフィール
東京生まれ。ハワイ在住8年。東京で働いていた20代のあるとき、「私は何のためにこの世に生まれてきたんだろう? 夢中になれる何かが欲しい。でも一体それは何?」という哲学的な自問自答をしているうちに、ハワイで90日間滞在してフラを習うことに。家族と離れ、仕事も捨てて、フラ留学を敢行。その後、ハワイでフラに夢中になっているうちに、あれよあれよという間に永住することになったラッキー・ガール。現在は、メリー・モナークなどフラの大会に出場したり、ハワイのフラ・シスターたちと共にハラウで日々、フラ修行に励んでいる。趣味は、ミニチュア収集(特に食べ物系)と甥っ子のPONOと遊ぶこと。好きなハワイの食べ物は、タコポケとスパイシー・アヒ。ハワイで好きな場所は、カネオヘ湾にあるサンドバー(海の中に浮かぶ白い砂浜の場所)。好きなフラ・ソングは、I Fall in Love With Honolulu/Waikiki。

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