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「この木なんの木」のあるモアナルア・ガーデン【動画付】

投稿者: Eriko 更新日:2019年10月29日

All about Moanalua Garden

「この木なんの木、気になる木♪」日曜の夜、テレビのブラウン管から聴こえてくるメロディとともにみた大きな木と抜けるような青空。昭和世代なら知らない人の方が少ないのではないでしょうか? 日本人にハワイの知名度を高めることにもなった日立のCM。

今回はこの木なんの木のある公園、ハワイ旅行者が頻繁に訪れる観光地であり、ハワイ在住者にとってはピクニックを楽しむ憩いの場でもある「モアナルア・ガーデン」をご紹介します。

モアナルア・ガーデンへ自分で行ってみたいという旅行者の皆様のために、この記事では場所、行き方、みどころなど詳しく説明します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

◇関連記事/ハワイ・オアフ島のおすすめ観光スポット15選【2019年版】

 

【目次】

モアナルア・ガーデンの場所

モアナルア・ガーデンについて

モアナルア・ガーデンまでの行き方
 ●ワイキキからモアナルア・ガーデンまでザ・バス(市バス)で行く場合
 ●ワイキキからモアナルア・ガーデンまでレンタカーで行く場合

この木なんの木について
 ●この木なんの木は何の木?
 ●この木なんの木はどの木?
 ●モアナルア・ガーデン内の施設
 ●ハワイでは「ヒタチツリー」!
 ●木になる木の裏話

ツアーで行きたい方はこちらがおすすめ!

モアナルア・ガーデンの場所

日立の樹のあるモアナルア・ガーデンは、ハワイのオアフ島・ホノルル市、H1 フリーウェイ沿いにあります。すぐ近くにはトリプラー陸軍病院(ピンクの病院)があり、オアフ島の有名な観光地パールハーバー(真珠湾)からも車で約10分のところです。

 

モアナルア・ガーデンについて

モアナルア・ガーデンは私有地です。以前は無料でしたが、現在は公園の管理と保護のため入場料を支払ってからの入園となります。入場料に関してはこの記事の下の部分で説明しています。

モアナルア・ガーデンはハワイ王朝と縁の深い歴史ある公園です。古くはハワイ王国を建国したカメハメハ王家の所有地で、1850年にはカメハメハ5世の避暑地が建てられました。

1884年に王家の役員をしていたサミュエル・デーモン氏に継承され、彼が現在のモアナルア・ガーデンを作り一般開放しました。

イギリスの庭園にインスピレーションを受けたデーモン氏は、同じように世界の文化を取り入れた公園を作ろうと考えました。そして公園内に日本の茶室や庭園風の池、チャイニーズシアターと呼ばれる東洋風の建物を建築。

さらに、ハワイ原産の植物以外にも世界中の植物を育てることを試み、南米を原産地とするモンキーポッドを輸入してモアナルア・ガーデンに栽培しました。これが「この木なんの木」の起源です。

モアナルア・ガーデンまでの行き方

モアナルア・ガーデンはH1フリーウェイ沿いにあり、レンタカーですとワイキキから約30分ほどで到着します。

「あんな大きな木があるのだから簡単だろう」とたかをくくっている方、要注意です! この木なんの木を見に行こうとして迷ってしまう旅行者は意外に多いんですよ。(実を言えばハワイ在住の筆者も迷った人です)

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下に、市バスとレンタカーを利用してモアナルア・ガーデンまで行く方法をわかりやすく説明しています。

ワイキキからモアナルア・ガーデンまでザ・バス(市バス)で行く場合
所要時間:約40分

ザ・バスは、アラモアナセンター付近のバス停(カピオラ二通り沿い)から、3番SALT LAKE(ソルトレイク)行きに乗車。フォートシャフター・ゲート前(Fort Shafter’s gate)で降りると徒歩3~5分でモアナルア・ガーデンに簡単に行けます。

乗車の際にバスのドライバーにモアナルア・ガーデンに行きたい、もしくは「フォートシャフターで降りたい」と伝えましょう。

”I want to go to Moanalua Garden (アイ・ウォント・ゴー・トゥ・モアナルア・ガーデン)”

モアナルアガーデンの停留所

下車するバス停はフリーウェイの入り口右側。目印はこの看板(上)

モアナルアガーデン

米陸軍フォートシャフターの基地の横

右側の歩道(緩い坂道)をまっすぐ、約5分ほど歩きます。

まっすぐ道なりに進むと右の方に公園のサイン(看板)が見えてきます。危険なのでフリーウェイを歩かないようくれぐれも注意してくださいね。

ワイキキからモアナルア・ガーデンまでレンタカーで行く場合
所要時間:約30分

◇参考記事/人気連載「ハワイでドライブ!ビデオルートマップ」第1回 ワイキキから「この木、なんの木」までドライブ!

カラカウア通り(またはクヒオ通り)から(またはクヒオ通り)からカパフル通りにでます。H1フリーウェイを直進、H201ウェストに切り替えます。

3番出口のPuuloa Road(プウウロア)で降りるとすぐ右側にモアナルア・ガーデンの看板が出ているので右折、駐車場へと入ります。

「Puuloa Rd. Trippler Hosp.」(写真右手)の方向へ、一番右側の車線を走ります

看板が右の方に見えています

看板を右折

注意すべき点は、モアナルア・ガーデンの入り口がフリーウェイを降りて1分も走らないうちにあるので、入り損ねてしまう人が多いこと。

行き過ぎてしまった時の別ルート

でもご心配なく! もし入り損ねても、別のルートを使って簡単に行けるので大丈夫です。

モアナルアガーデンの入り口を通り過ぎてしまった場合の裏道はこちらの動画をご覧ください。目的地までほんの5分で到着できます。

ちなみに帰りは、入り口を右折してフリーウェイの出口に戻ります。

H1イースト(ホノルル方面)、またはH1ウエスト(カポレイ方面)へ簡単に乗れる便利なロケーションです。

モアナルア・ガーデン

この木なんの木について

モアナルア・ガーデンを訪れる前に知識を付けておきたい方のために、ここでは「この木なんの木」について少し触れてみましょう。

この木なんの木は何の木?

モアナルア・ガーデンの真ん中にある一際目立つ大きな傘のような形をした木が、日立のコマーシャルで「この木なんの木」として有名な木です。

前述のとおり、「モンキーポッド(俗称はアメリカネムノキ、またはサマンの木)」という名称で中南米原産のマメ科の植物です。シーズンになると糸状でピンク色のきれいな花が咲き、夕方になるとしなだれてくるのが特徴です。

樹齢130年のモンキーポッドの高さは約25メートル程あり、枝の広がりは直径が約40メートル、幹回りは約7メートル。ホノルル市に「特別な木」と指定されており、市議会の承認なくしては動かしたり伐採したりすることができないようになっています。

この木なんの木はどの木?

モアナルア・ガーデンに行くとたくさん木があり、大きな木もいくつかあるのですが、はじめて公園を訪れる方はきっと「どの木がそうなの?」と思うはず。実際公園では旅行者たちのそんな会話を耳にします。

そこで、公園内の様子をちょっとご紹介することにしましょう。

モアナルア・ガーデン

駐車場から入口へ。向かって左側にあるギフトショップでまず入園料を支払います。1人$5、6才~12才までは$3、6才未満の子どもは無料。

モアナルア・ガーデン

中に入るとすぐに大きな木が見えています。

「あ、これ!」と思いがちですが、ちょっと待って!

モアナルアガーデン

この木ではないのですよ。その後ろに頭だけ見えている木が「この木なんの木」です。

日立の樹は入り口から入って2番目にあり、公園の中央に一本だけ悠々とそびえたっている木です!

モアナルアガーデン

大きな木の下にはこのような椅子もあるのでゆったりと寛げます。

この木なんの木

ギフトショップでアイスクリームなども販売されているので木の下でピクニック風に!

モアナルアガーデン内の施設

冒頭でも書きましたがモアナルアガーデンは歴史があり、管理の行き届いた美しい公園です。ガーデン内の施設や見どころについてもご紹介しましょう。

まず、入り口の左横にあるギフトショップ。こじんまりした店内にはお土産品やアイスクリームなどが販売されています。ロゴ入りTシャツやキャップなど、ハワイ土産によさげなアイテムもありますよ。

モアナルアガーデンのギフトショップ

公園内には公共トイレもあります。新しくはありませんが清掃が行き届き清潔です。

モアナルアガーデンのトイレ

こちらの洋館は、1850年代にハワイ王朝カメハメハ5世の別宅として建てられたコテージです。当初園内の西側に建てられたコテージは何度か移動を繰り返し、デーモン家に譲与された1884年に現在の場所に落ち着きました。

コテージの前にはタロイモ栽培の池が。野鳥が泳ぐのどかな風景に癒されます。

モアナロアガーデンのコテージ

10月、モンキーポッドの花が開花しています。公園内ではハワイ固有種やさまざまな植物が観られます。

モンキーポッドのはな

モアナルア・ガーデンはウエディングの撮影場所としても人気。

モアナルア・ガーデンで注意すべき点

1.入場料を忘れずに

2.園内の植物を摘んだり折ったりしないこと

3.レンタカーで行く際には貴重品は車に残さず、荷物はトランクや見えない場所に置くこと

4.ペット同伴はできません

5.レンタカーで行く際は入り口を通り過ぎないようにする(別ルートもあり)

6.バス利用の人はフリーウェイ横の歩道を歩くので注意が必要

ハワイでは「ヒタチツリー」!

英語を話す人にとって「キニナルキ」というのはどうやら発音することが難しいらしく、「この木なんの木」はハワイ在住の旅行業関係者たちからは「ヒタチ・ツリー」と呼ばれています。

ハワイ観光のベテランガイドさんの話によりますと、あまりに大勢の日本人旅行者がこの木の周りにいつも集まり、中には目をとじて木に手をあてて瞑想状態に入る人もいたりしたことから、何も知らない現地の人たちは「あの木は何か宗教と関係しているのかしら?」と思う人も多かったのだとか(笑)。ところ変わればいろんな見方がありますので行動には気をつけましょうね。

気になる木の裏話

モアナルア・ガーデンのモンキーポッドの木は、1973年から日立のテレビ・コマーシャルに使われており、ハワイにある木といえば「この木なんの木」というほど有名になりました。

日立のコマーシャルには、いくつかバージョンがあり一番新しいバージョンは9代目だそうです。以前のバーションでは、ハワイではない国の木を使ったものや、ハワイ島のマンゴーの木などもあります。

CMソングの冒頭の歌詞で日立の樹のニックネームともなった「この木なんの木」の由来は、作詞の伊藤アキラさんがCMに使う木のイラストを見せられた際に「この木はなんの木という木ですか?」、どんな木なのか、どこにあるのかと聞いたところ、スタッフがわからないとしか答えられなかったため、「この木なんの木」という歌詞が生まれたそうです。素晴らしい発想ですね。

現在から初代までのCMソングをまとめた珍しい動画を見つけました。

 

◎モアナルア・ガーデン

Moanalua Garden
住所:2850 Moanalua Road A, Honolulu, HI 96819
電話:(808)834-8612
営業時間:8:00-17:00
入園料:大人$5、子ども(6~12才)$3 ※6才未満の子どもは無料、ハワイ在住者&米軍関係者$1(3才以下は無料、入園の際に身分証明書提示する)
ウェブサイト(英語):https://www.moanaluagardens.com/

 

ツアーで行きたい方はこちらがおすすめ!

以上、モアナルア・ガーデンまでの行き方などを説明しましたが、ハワイ初心者の方でやはりツアーの方が安心という方にご紹介します。

ハワイ初心者の方々には、オアフ島主要観光スポットを1日で周りハワイについて深く学べる、ロバーツハワイが提供している「オアフ島周遊観光ツアー」がおすすめです。 全行程190キロを走り多様なオアフ島の景色を一基に堪能でき、もちろん有名な観光地である「この木なんの木」のあるモアナルア・ガーデンへも立ち寄ります。

ロバーツハワイはハワイ旅行者のために、オアフ島、マウイ島、カウアイ島、ハワイ島で、旅行者の方の送迎や観光ツアー、アクティビティーなど、多岐にわたったサービスを展開している会社なので安心してツアーを楽しめるはずです。ツアーの内容は編集部の体験レポートをご覧下さい。

◇関連記事/ガイド付きオアフ観光ツアーがこんなに面白い!?【ハワイ観光】

ロバーツハワイ
Roberts Hawaii
住所:680 Iwilei Road, Suite 700, Honolulu, HI 96817
電話:(808)523-7750(ホノルル市内無料)
ウェブサイト(日本語):https://jp.robertshawaii.com/

ツアーやアクティビティの詳細、お申し込みはロバーツハワイの日本語電話ラインもしくはメールでお問い合わせ下さい。
日本語ライン:(808)954-8637 受付時間は毎日ハワイ時間の午前8時~午後5時(日本時間の午前3時~午後12時)
フリーダイヤル:(866)293-6329 アメリカ国内のみ

この記事が属するカテゴリー: オアフ島ガイド, 基礎知識

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