ハワイの歴史、気候や地理などを扱った「知識編」と、旅行者にとっての必須トピックを扱った「実践編」に分けてお届けする「ハワイの基礎知識」。取り上げて欲しい内容がありましたら、編集部までお知らせください。
冬のノースショア攻略法
●ノースショアといえば、サーフィン
今回は、編集部のソニアがサーファーの聖地、オアフ島ノースショアにやってきました。冬を迎えると、大きな7メートルあまりもの大きな波がビーチに押し寄せてきます。「パイプライン」と呼ばれるビーチには、命知らずのサーファーたちが次々と大きな波を目がけて海へ飛び込んでいきます。目の前で見るダイナミックなサーフィンは、迫力満点。ビーチには、本場でサーフィンを見物しようというギャラリーで普段よりも大勢の人が集まっていましたよ。ゴザとカメラ、双眼鏡はサーファー・ウォッチングの必需品です。
今年(2008年)は11月12日(水)から世界のトップ・プロサーファーが集まる伝統的なサーフィン大会、「ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィン」が始まりました。今年25周年を迎えるトリプル・クラウンは、ノースショアのビーチを中心に行われるサーフィン大会の総称で、「リーフ・ハワイアン・プロ」と「オニール・ワールドカップ」、「ビラボン・パイプライン・マスターズ」、女子の「リーフ・ハワイアン・プロ」、「ロキシー・プロ・サンセット」、「ビラボン・プロ・マウイ」が含まれます。編集部が取材した当日は、ちょうどオニール・ワールドカップの最終日翌日でしたが、プロレベルのサーファーたちの勇姿がタップリ楽しめましたよ。
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●冬場のノースショアの楽しみ方
冬場のノースショアの波はかなり大きいので主にサーフィンはパイプライン・ビーチでプロ級のサーファーたちを見るのが定番となっています。ここに集まった地元のベテラン・サーファーによると「僕たちはパイプラインではサーフィンはしないんだよ。命が惜しいからね。今日、この波に乗っている連中は、本当に命知らずのすごいヤツばっかりだよ」とのこと。10年、15年とサーフィン経験がある人でも、冬場のパイプラインのオリンピック級の波は「見るためのもの」らしいです。この時期にノースショアでサーフィンをしたい初心者は、サーフィン教室などに参加すれば、ビギナー向けのビーチに連れて行ってくれます。また、この時期にノースショアのツアーに参加すれば、必ずダイナミックなサーフィンが見れるビーチ連れて行ってもらえます。
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●ノースショアのグルメと言えば?
ノースショアで素敵なサーファーたちを見た後は、やっぱりグルメを極めるしかないでしょう。今日は、ソニアも久々のノースで大はしゃぎ。まずは、ノースショア・マーケット・プレイスにあるメキシコ料理レストラン「チョロス」へ。ここは、ハワイで一番おいしいマルガリータが飲める場所なのです。コーンチップにサルサをつけて食べたら、もう気分は陽気なラテン女。メキシコ料理は野菜が沢山入っているので、ヘルシーなランチを食べたい人にはおすすめです。それから、ノースショアに来たなら外してはならないのがカフク産のエビ。今日はソニアはお気に入りのシュリンプ・ワゴン「マッキーズ」でスパイシー・シュリンプをオーダーしました。「やっぱりここのシュリンプは美味し?い」とソニアも大満足。マッキーズはカフク産の新鮮な養殖エビをシェフがこだわった味付けで調理しているから美味しいのです。でも、シュリンプ・トラックの中には冷凍エビを使っているところもあるのでご注意を。本物はサイズが大ぶりで、身は白くてフワフワで殻が赤みがかっているのが特徴です。
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●新しいショップも次々と開店
ノースショアにはオシャレなショップも次々と開店しています。ハワイの歩き方編集部のイチオシは、ノースショア・タウン・センターに2008年8月にオープンした「グアバ・ショップ」。最先端を行くエコでオシャレなバンブー素材のアパレルや南国テイストのアクセサリー、オーガニックのボディケア用品などが揃っています。オーナーさんが東南アジアを旅して仕入れた素敵なアイテムもありますよ。それから、カメハメハ通り沿いに最近オープンしたエコグッズのショップ、「カイ・ク・ハレ」もオススメです。ここには、ハワイの自然をテーマにした絵画やインテリアなどから天然素材のアパレル、アクセサリー類まで揃っています。
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●タートルベイで優雅に遊ぶ
ノースショアに行ったら、必ず立ち寄りたい場所がタートルベイ・リゾート。ここは、まるでネイバーアイランドにでもいるような気分にさせてくれる大型リゾートですが、小さなお子さんがいるファミリーが海で遊ぶにはピッタリの静かなプライベート感覚のビーチがあります。また、ビーチはホテルの敷地内にあるのでシャワーなどの施設も整っている上に、ゴザさえあれば宿泊客でなくとも自由に楽しむことができます。優雅な気分でビーチ遊びをしたい方はタートルベイで決まりです。
◎タートルベイ・リゾート・ホテル
住所:57-091 Kamehameha Highway, Kahuku, HI 96731
電話:(808)293-6000
アクセス:車の場合、ホノルル国際空港からH-1West, H-2, Kamehameha Highway 経由で約50分
日本語ホームページ: jp.turtlebayresort.com
■ハワイの基礎知識 / ノースショア・ドライブ人気スポット 1
■ハワイの基礎知識 / ノースショア・ドライブ人気スポット 2
■オアフ島のビーチ その3 <ノースショア&西海岸編>
(2008年12月取材)
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