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ビッグアイランド(ハワイ島)の基礎知識

Big Island Trotter

 ●ハワイ島の概略
ハワイ州の8つの島の中で一番新しく、最大の面積を持つ島。他の7つの島を合わせたよりも2倍以上大きく、四国の約半分の大きさで、ビッグ･アイランドという通称で呼ばれています。大平洋最高峰のマウナケア(標高4205メートル)やマウナロア(標高4169メートル)などの高山、今も活発に噴火を続けるキラウエア火山などがあり、多様性に富んだダイナミックな自然がこの島の特徴。

地球上に存在する13の気候帯の内、11種類がここで体験できるのです。真っ白な砂浜と青い海のビーチから高原へ、トロピカルジャングルから不毛の砂漠地帯へ、ほんの数時間のドライブで移動が可能で、なんと冬には雪のマウナケア山頂でスキーを楽しみながら、同じ日にビーチで海水浴ができるという、地球上でも他に類をみないところなのです。こうした自然をエンジョイするためのアクティビティがこの島にはたくさん用意されています。

拠点都市は島の西側のコナと東側のヒロ。コナ･サイドは年中晴れていることが多く、マリンスポーツを始めアウトドアスポーツがさかんな観光の街です。コナから北のコハラコーストには高級リゾートが軒を並べています。一方ヒロは行政の中心地で、全米でも随一の降雨量を誇る街として知られ、しっとりとした風情ただようレトロタウン。世界的に有名なフラ･コンテスト「メリー･モナーク･フラ･フェスティバル」の開催地でもあります。

また、ビッグ･アイランドはゴルフ･ヘブンとして知られ、特にコハラ･コナ･エリアには空港から一時間圏内に14ものゴルフ場が存在しています。シニアPGAなど、国際的なトーナメントも数多く行われます。トライアストンの本拠地でもあり、毎年１１月に行われるアイアンマン大会はトライアスロンの最高峰世界大会として、世界中からアスリートたちが集まってきます。またコナはビル･フィッシングでも有名で、国際大会も多く行われます。ハワイ諸島一のダイビングスポットとしても定評があります。

世界に名だたるコナ･コーヒーをはじめ、トロピカル･アイランドならではの特産品もいっぱい。ハワイ土産の定番マカデミアナッツは、ハワイ州全体のなんと96％を、パパイヤはハワイ州全体の94％、バナナは70％を生産しているほど。また蘭の生産量は世界一を誇ります。コナの南部には600ものコーヒー園が存在し、コナ･コーヒー･ベルトと呼ばれています。コーヒー園の中には無料見学ツアーや自家培煎コーヒーの試飲を行っているところがたくさんあるので、コーヒー好きならぜひチェックしてみましょう。

●ハワイ島への交通
ホノルルからハワイアン航空がコナ国際空港とヒロ国際空港へ飛んでいます。ホノルル〜コナは40分、ホノルル〜ヒロは50分で、各社ほぼ一時間に一本のフライト。チケットは日本から国際線と繋ぎで買えるほか、空港のインターアイランド･チェックインカウンターで直接、もしくはハワイの旅行代理店で格安クーポンを購入できます。またJALは成田〜コナ間に定期便を毎日飛ばしています。

●ハワイ島内の交通
空港からはタクシー、シャトルバス、レンタカーなどでホテルや繁華街へ。公共の交通機関はカイルア･コナ周辺のみなので、いろいろと観光して回りたいならレンタカーを借りるのがだんぜん便利です。カイルア･コナのメイン･ストリート、アリイ･ドライブには主要なショッピングセンターやホテルを回るトローリー(一日＄5)が走っています。またケアウホウ･リゾートとカイルア･コナ間はアリイ･シャトル、ワイコロア〜コナ間にはコナ･タウン･エクスプレスが走っています。詳しい情報はキン
グ･カメハメハ･ホテルにあるトローリーの案内所で。また、島を一周するヘレオン･バスは一日に2便でコナ〜ヒロの片道料金は＄5.25です。

●レンタカー
日本で予約をしていくのが無難ですが、現地でも借りることは可能です。ただしレンタカーを借りるにはクレジットカードと運転免許証(日本のものでOK)が必需品。各空港にはメジャーなレンタカー会社がカウンターを設けています。コナもヒロも空港ビル正面にレンタカーのカウンターがあり、その場で車を受け取れるのでシャトルバスなどに乗る必要はありません。

(2001年5月更新)