オアフ島を制したら、まだまだ未知の魅力あふれるネイバーアイランド(隣島)へ飛び出しましょう! 極上のリゾート、どこか懐かしいオールド・ハワイ、ダイナミックな自然… ネイバーアイランドには新たな発見がいっぱいです。このコーナーでは現地レポーターが、そんな素敵なネイバーの魅力をお届けします。
マウイ島ガイド
Maui Trotter
●マウイ島の概略
ハワイ州の中で2番目の大きさで、横を向いた女性の上半身のような形をしているマウイ島。ホノルルのあるオアフ島と、最南端のビッグ・アイランドの間に位置しています。マウイという名前は、ハワイの神話にでてくる半神半人の若者マウイから取られ、「マウイ・ノ・カ・オイ(マウイ・イズ・ベストという意味)」というハワイ語で呼ばれるほど、美しく、魅力的な島として知られています。 空港のあるカフルイは島のほぼ中央部に位置し、観光客の集まるリゾートエリアは西海岸沿いに集中しています。マウイはオアフについで観光開発が進んでいますが、自然もたくさん残っているところ。イアオ渓谷など古くからの名所もたくさんあります。そのため遊び方もバラエティに富んでいて楽しめるのです。また、ロマンチックな場所も多いので、結婚記念日や新婚旅行のカップルも思う存分楽しめます。
マウイ島の中でもっとも活気が溢れているのは港町ラハイナ。たくさんの店が海沿いのフロント・ストリートに立ち並び、多くの観光客で賑わっています。ここはかつてハワイ王国の首都、また1820〜50年代は捕鯨船の基地として繁栄を誇ったところでもあり、町並みには今もその面影が随所に残っています。ラハイナのすぐ北にあるカアナパリ、さらに北のカパルア、そして南のワイレアなどは豪華なホテルが集まるリゾートエリア。カアナパリにはホエラーズ・ヴィレッジ、ワイレアにはショップス・アット・ワイレアというショッピングモールがあり、ネイバーアイランドの中では唯一ブランド・ショッピングも楽しめるようになっています。
島の東部中央にそびえるハレアカラ山は、標高3000メートルに及ぶ世界最大級の休火山。「太陽の家」という意味の名前の通り、朝日の名所として知られています。山頂まではレンタカーでも簡単に登ることができ、この山頂からマウンテン・バイクで一気に海辺まで下ってくるツアー、ダウンヒル・アドベンチャーもあります(編集部注:ダウンヒル・アドベンチャーは2009年現在、廃止されています)。ハレアカラの麓周辺は「アップカントリー」と呼ばれ、農耕が盛んでマウイ・オニオンやイチゴなどの特産品の栽培が行われており、ラベンダー庭園やプロテア庭園など高原ならではの植物を楽しむことができます。
また、マウイはウインド・サーフィンのメッカとしても有名です。島の北部にあるパイアの街の近くにあるホオキパ・ビーチは中でも世界トップクラスのウインド・サーファーたちが集うスポットとして知られ、毎日午後には色鮮やかなセールが波間を走り、華麗な技が繰り広げられるのを見ることができます。島内にはたくさんのウインド・サーフィンショップがあり、ボードの貸し出しやレッスンなども行っているので、チャレンジしてみてはどうでしょう。
島の東の端にあるハナは静かな佇まいを残すオールド・ハワイアン・ビレッジ。ここへ至るハナ・ハイウェイはいくつもの急カーブと一方通行の橋が続く難路ですが、またハワイらしい自然を満喫できる風光明美なドライブルートとして有名です。レンタカーがあるなら、一日時間を取ってハナへとドライブしてみるのもマウイならではの楽しみです。
●マウイ島への交通
ホノルルからハワイアン航空、ゴー航空がカフルイ空港へ飛んでいます。ホノルル〜カフルイは約35分で、各社ほぼ一時間に一本のフライト。チケットは日本から国際線と繋ぎで買えるほか、空港のインターアイランド・チェックインカウンターで直接、もしくはハワイの旅行代理店で格安クーポンを購入できます。
●マウイ島での交通
空港からはタクシー、シャトルバス、レンタカーなどでホテルや繁華街へ。公共の交通機関としては、ロバーツ・ハワイの運行するバスが11つのルートで走っています。バスは、キヘイ、ラハイナ、ワイルク、カフルイ、アップカントリー、ラハイナ、カアナパリなど、それぞれの地域内で運行されているので、違うエリアへ行く場合は乗り継ぎが必要になります。また、本数も限られているので、スケジュールを確認しましょう。バスの場合は、本数と待ち時間、そして乗り継ぎを合わせると移動に時間がかかりますので、いろいろと観光して回りたいならレンタカーを借りるのがだんぜん便利です。空港からのシャトルは、手荷物受け取り出口そばにあるインフォメーションボードにある電話で呼び寄せるようになっていて、大人数で乗ればタクシーよりも割安。また、リゾートではそのリゾート周辺の交通に便利なシャトルバスが走っています。ワイレア・リゾート周辺では、各ホテルとショップス・アット・ワイレア、ゴルフコースを結ぶ「ワイレア・シャトル」が運行されています。また、カアナパリとラハイナを結ぶシャトルバスは、ラハイナ・キャナリー・モールとホエラーズ・ビレッジの間を片道$1で往復しています。
●レンタカー
日本で予約をしていくのが無難ですが、現地でも借りることは可能です。ただし、レンタカーを借りるにはクレジットカードと運転免許証(日本のものでOK)が必需品。空港にはメジャーなレンタカー会社がカウンターを設けています。空港ビル手荷物受け取り口をでて右手にレンタカーのカウンターがあり、その場で申し込む場合はこのカウンターで手続きを。すでに予約を入れている場合はこのレンタカー窓口正面で発着する各社のシャトルバスに直接乗って、駐車場まで行き手続きをします。
マウイ島の主なイベント。
(2001年取材、2008年3月更新)
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