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ハワイの今!「新型コロナウイルス」の影響をリポート

投稿者: Myハワイ編集部 更新日:2020年03月28日

Hawaii Now: Under the Influence of Coronavirus

ALOHA! 世界中で新型コロナウイルス感染拡大が起こっている中、ハワイでも現在厳戒態勢が続いています。3月後半から4月にハワイ旅行を計画していて土壇場でキャンセルせざるを得なかった、という方も多いのではないでしょうか。Myハワイでは今回、必要な場合の外出を除き、事実上の外出禁止令下に置かれているハワイの現在の様子を皆様にお伝えしたいと思います。

ハワイの今!「新型コロナウイルス」の影響をリポート

【目次】

1.ハワイにおけるこれまでの経緯
2.ハワイは今こんな状態!
3.「外出禁止令」、学校と仕事への影響
4.この状態はいつまで続く? Myハワイの予測

1.ハワイにおけるこれまでの経緯

ハワイを含むアメリカでは、3月13日にトランプ大統領が国家非常事態宣言を行うまで、中国からの渡航者を規制する以外、新型コロナウイルスに関する大規模な制限や規制はほとんど行われていませんでした。以下はこれまでの経緯です(日付はハワイ時間)。

ハワイ、コロナウィルス、イゲ州知事

3月13日(金):トランプ米大統領が国家非常事態宣言を発令

3月16日(月):ハワイ州内で初めて陽性患者発生が報告される

3月17日(火):イゲ州知事が同日より30日間にわたるハワイへの渡航自粛を要請

3月19日(木):ホノルルのカーク・コールドウェル市長がハワイ時間の3月20日(金)午前8時30分より15日間、市内のバー、クラブを閉鎖しレストラン内での飲食を禁じて、テイクアウト、ドライブスルー、デリバリーのみの営業に限定すると発表

3月21日(土):イゲ州知事がハワイに到着する住民、旅行者全員に対し14日の自己隔離を実施すると発表。3月26日(木)に適用開始。

3月23日(月):ホノルル市のカーク・コールドウェル市長が22日(日)、必須労働者を除くホノルル住民に対し外出を制限する事実上の外出禁止令を発令、23日より施行開始

3月25日(水):イゲ州知事が発令したハワイ州民全体に対する必須労働者を除き外出を制限する事実上の外出禁止令が施行開始

3月26日(木):ハワイに到着する住民・旅行者全員に対する14日間の自己隔離実施開始。
ハワイ州内の同日現在の新型コロナウイルス陽性患者数106人、死者0人(参照:ハワイ州保健衛生局)

これまでの経緯やハワイにおける新型コロナウイルス状況に関するQ&Aなどの最新情報は随時更新しています。詳細はこちらの記事からどうぞ。

2.ハワイは今こんな状態!

ハワイ州内では3月25日(水)より、必要な時以外は「自宅待機、自宅勤務(stay at home, work from home)」を住民に命令する事実上の外出禁止令が施行されています。

しかし、スーパーマーケットなどで食品・日用品の買い出しをしたり、道路でウォーキング・ジョギングなどのエクササイズをしたりするのはOK。街で警察が歩行者や車の往来を取り締まったりしているわけではありませんが、閉鎖中の公園に侵入し罰金を科されたケースもすでに発生しているほか、カウアイ島では検問所が設置されたそうです。では早速現在のハワイの様子を詳しく紹介しましょう。

ワイキキや観光地、お店の様子は?

◆ワイキキやアラモアナの現在の状況
アラモアナセンターは現在、ターゲット、ロングスドラッグス、フードランドファームズなど、食品・日用品などの生活必需品を販売する一部の店舗や、テイクアウトまたはデリバリーを提供するレストラン以外は一時休業中です。

ワイキキのカラカウア・アベニューやクヒオ・アベニューではほとんどの店やショッピングセンターが休業しており、人影もまばらです。

普段は長い行列ができているクヒオ・アベニューの丸亀うどんも現在はテイクアウトのみで営業中です。インターナショナルマーケットプレイス内にあるフードコート「ザ・ストリート・フードホール」などでも同様にテイクアウトオーダーを受け付けています。

ワイキキにはほかにもテイクアウトやデリバリーを提供する様々なレストランがあります。現在、テイクアウトを提供しているレストランのリストについてはこちらの記事をご覧ください。

◆ビーチや公園は利用できる?

ハワイ州内の国立、州立、市立公園は現在すべて閉鎖されており、ダイヤモンドヘッド州立公園やアラモアナ・ビーチパークなどもこれに含まれています。

◇関連記事/【動画付】ダイヤモンドヘッド登山 初心者ガイド!

ワイキキ・ビーチにも黄色いテープが張り巡らされているのが見られます。このテープやバリケードを越えて、閉鎖されているビーチパークや公共施設内に入らないようにしてください。しかし、他人と6フィート(約1.8メートル)の距離を保つことを前提として、健康を維持するための海での水泳やサーフィンは許可されています。

カピオラ二公園

カピオラ二・パークは距離が長いためかテープは張られておらず、周囲をジョギングする人も見られました。

◆ホテルのウェブカメラで現在のワイキキが見れる

ワイキキビーチの現在のリアルな様子を、ホテルのウェブカメラから見ることができるのはご存じですか?ほとんど人がいないワイキキビーチはどこか別の無人リゾートのようです。。

ウェブカメラ(クリックすると別ウィンドウが開きます)
モアナ サーフライダー
シェラトンワイキキ
ロイヤル ハワイアン 

スーパーマーケットの様子は?

ホールフーズ・マーケット、ターゲット、フードランドファームズ、ドン・キホーテ、ウォルマート、コストコ、ロングス・ドラッグスなどをはじめとする食品や日用品など生活必需品を販売する店は営業しています(一部営業時間に変更あり)。一部店では新型コロナウイルス感染に特に気を付けなければならないシニア向けに特別営業時間を設けています。

アラモアナセンターのターゲット(上)では、入り口に新型コロナウイルスに関する注意書きが貼られています。「具合が悪い方の入店はお断りします」という文章もありました。各店では他人と一定の距離を置く「ソーシャルディスタンス」を奨励しており、ホールフーズ・マーケットのようにレジの列に6フィート(約1.8m)ごとに床にテープを貼り、人を近づけないようにしている店もあります。

各店には新型コロナウイルス感染拡大の前にはほぼ見られなかったマスクをした人が目立つようになりました。また、顧客と店員間の飛沫感染を防ぐための透明なボードがレジに取り付けられている場合もあります。

トイレットペーパーは相変わらず買占めにより売り切れが続いています。たまに店頭に出てもすぐに売り切れてしまうようで、「パッケージの大きさにかかわらず1人1個まで」という注意書きがあります。

食品はパスタやお米、缶詰類、冷凍食品など日持ちのするものが売り切れている、または品薄になっている店も多いですが、野菜や果物、肉・魚類などの生鮮品、またボトルウォーターを含む飲料等は十分に在庫があり、現時点では特に困ることはありません。

一部、買占めによる不足品は出ていても、地産品の供給や米本土からの貨物便が止まったわけではありませんので、その点は安心です。

ホールフーズ・マーケットなど店内にベーカリーを持つ店ではパンやクッキー、マフィンなども通常通り在庫がありますが、セルフサービスのものは下の写真のように個別包装されています。セルフサービスのデリなどはすべて閉鎖されています。

アルコールなどの嗜好品、衣料品、化粧品などには特に不足は見られません。

ザ・バスは運行している?

ホノルル市営の「ザ・バス(The Bus)」は現在も通常通り運行しています。詳しいスケジュールについてはザ・バスのウェブサイトをご覧ください。

3.「外出禁止令」、学校と仕事への影響

休校とリモートワーク

ハワイ州では州内すべての公立校が4月30日まで休校となっていますが、3月30日以降は生徒にオンラインで課題が出される予定です。また私立校もこれに追随してキャンパスを閉鎖し、オンラインのクラスを提供している場合が多いようです。

また、前述したホノルル市長とハワイ州知事の命令により、必須労働者(Essential Worker)以外は自宅勤務(リモートワーク)を余儀なくされています。

「必須労働者(Essential Worker)」に当たるビジネスって?

ハワイのテレビ局KHNLの報道によると、ホノルル市が指定する「必須労働者」に当たる職種は以下の通りです。

●ヘルスケア、または必要なインフラ従事者
●食品店、ファーマーズマーケット、フードバンク、ペット用品店
●農業または漁業従事者
●食品、シェルター、社会的事業を提供するビジネス
●メディア
●ガソリンスタンド、乗用車・自転車修理業、レッカー業
●銀行と関連金融機関
●ホームセンター
●配管工、電気工、害虫駆除業者、あるいは家やビジネスの安全、衛生、ほかの必要なサービスを提供するサービス
●郵便、配送、配達ビジネス
●教育機関
●ランドリー(洗濯)業、ドライクリーナー、産業向けランドリーサービス
●デリバリーまたはテイクアウト用の食品を提供するレストラン
●自宅勤務用のサービスを提供するビジネス
●必須労働者に物資を提供するビジネス
●航空、タクシーほかの私有交通業者
●シニア、大人、子どものための自宅ケア従事者
●住宅施設やシェルター
●法律、会計、不動産業者
●動物に食料やシェルター等のケアを行うビジネス
●ホテルまたはモーテル
●葬儀・遺体安置・火葬関連業者
●労働組合の重要な職務
●免許を持つ私立探偵、警備員または同様の業者

「外出禁止令」下で個人ができる活動って何?

外出禁止令と言えど、家を出ると逮捕されるというわけでは決してありません。前述した必須労働者は自宅外で働くことができますし、食料品や日用品の買い出し、医療機関での受診など、必要な場合の外出を行うことも可能です。しかし、閉鎖されている公園等に入るなどの行為を行った場合は命令違反とみなされ罰金、あるいは1年以内の禁固刑が科される場合もあります。

ビーチパークを含む公園等は閉鎖されていますが、個人で歩道において散歩やエクササイズをすることは認められています。また前述したようにエクササイズ目的で海でサーフィンや水泳をすることもOKです。

友人や家族との面会などは禁じられているわけではありませんが、不要不急の場合は自粛が奨励されている雰囲気です。また10人以上の集会は禁止されています。

4.この状態はいつまで続く? Myハワイの予測

3月17日から始まった30日間のハワイへの渡航自粛要請は4月16日に終了します。しかしその時点での様子を見て、イゲ州知事がこの要請を延長する場合も十分に考えられます。

326日から開始されたハワイへの渡航者に対する14日間の自己隔離が義務については、現在のところ終了日は設定されていません。渡航自粛要請終了後もしばらくこの措置が続くことが考えられます

外出禁止令は4月30日に終了する予定で、この命令が延長されない場合は多数のビジネスが再開することになります。ただし、この時点でまだ新型コロナウイルスの感染拡大がみられる場合はこの命令が延長される可能性もあります。

しかしこれ以上渡航自粛等が続いた場合はハワイの主産業である観光業へのダメージが大きくなるうえ、ハワイの失業保険申請数が6万件超えたというニュースの通り、州民の生活がさらに苦しくなる可能性も大いにあるため、早ければ5月、遅くとも6月頃までには少しずつ元に戻っていくのではないか…というのがMyハワイの予測です(※注:あくまで予測です)。

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以上、新型コロナウイルス感染拡大による渡航規制や外出規制が行われているハワイの現状を紹介しましたが、いかがでしょうか? 

今は世界中の人々が我慢を強いられているときですが、ウイルス感染拡大が制御されるまでは個人個人が自分と周りの人々の健康に留意しつつ、責任を持って行動しましょう。Myハワイ編集部も、1日も早くハワイを含む世界が通常の状態に戻れる日が訪れることを心から祈っています。

 

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1 response to ハワイの今!「新型コロナウイルス」の影響をリポート

  1. オアフ島含めハワイの事が気になって仕方ありません。
    今年も9月に行く予定です。
    成田から羽田へ移管したデルタ航空チケット代が暴落しています。

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