ハワイで暮らしはじめたころ、美味しいコーヒーが飲める喫茶店、とくにアイスコーヒーを出す店が皆無でした。いまならスタバをはじめ、あちこちにコーヒーショップはありますけどね。
それとは逆に、四半世紀前に島のあちこちにあった本屋さんが、今は本当に少なくなりました。ハワイ大学やアラモアナ周辺に、かなり個性的なオーナーのいる古本屋さんが何件かありましたが、インターナットでの購入や電子書籍の普及などで、そんな魅力的な本屋さんが徐々に姿を消していきました。さびしいですねえ。
そんな厳しい委状況下で、今なお頑張っている本屋さんがオアフ島には何件かあります。そのひとつが前回のブログでも紹介しましたカイルアタウンセンター内にあります「ブックエンズ(Bookends)」。新書だけでなく古本も扱っている本屋さんです。
■関連記事/ラニカイ・バス&ボディでトロピカルな香りにうっとり
■関連記事/人気連載「こだわりのハワイ」第26回 ハワイで1人カフェしたいなら?
毎回訪れるたびに「オオ〜」と驚いてしまう乱雑ぶり。ちょっと触れると崩れ落ちてしまうので、店内を歩き回るときは要注意です。
どれが新書で古本か、あまり見分けがつきません。本を開いてシミがなければ新書かな。
古本屋さんは、その店のオーナーのこだわりのようなものが随所にみられて、それがまた面白いのです。
本以外に取り扱っている商品も、オシャレな文房具や地元アーティストの手作りアクセサリーや、玩具、おやつなどさまざま。
ブックエンズにもおもちゃ(超特大ぬいぐるみ!)やクラフトなどもあります。
そしてこちらには懐かしいハワイの絵はがきコーナーが。
我が家から歩いてすぐにあるカワイアハオ教会の絵はがきを見つけました。さっそく購入して家の本棚に飾り、眺めては毎回その変貌ぶりに驚いています。
カワイアハオ教会は1842年に建設されたオアフ島で一番古い教会です。この絵ハガキの写真はなんと1890年に撮影されたものですって。さえぎるものがないからダイヤモンドヘッドもばっちり見えます。
ちなみにこちらが現在の教会。カカアコ地区は目下、大規模な再開発計画が進行中でありまして、数年後にはこのあたりはさらなる変貌を遂げてしまうんでしょうね。
キョーコ said on 2015年03月25日
そうなんです、アヤさん!古本屋さんはその店ごとにオーナーの趣味があらわれているのがいいですよね。この店の本の趣味、とてもイイんです。それにしてもこの店は新書と古本の区別がつきにくくて会計のときにドキドキしてしまいます。
Aunty Aya said on 2015年03月22日
キョーコさん、私もこの本屋さん大好きなのです。ハワイアンや太平洋のカルチャーものも多く揃っていますよね。オーナーさんが心から本が好きなのが伝わってくる温かい雰囲気の本屋さんですよね。