オアフ島住民にとって目下の最大の関心事といえば、やはり高架軽軌道プロジェクトでございましょう。
東カポレイからアラモアナまでの全長20マイル(約32km)を20駅で結ぶ高架軽軌道建設プロジェクト。当初は52億ドル(約5200億円)と見積もられていた総工費は、最近では「80億ドル以上を要す」などと報じられて、住民をやきもきさせております。
しかも予算不足で東カポレイからアラモアナまではちょっと無理かも…
当初の予定を4マイル短縮して、ミドル街を終点にするのはどうかしら…
資金的に余裕ができたときに予定の20マイル路線、21駅を完成させようかと…
今年6月に現市長からそんな発表がありました。
建設が予定されている20駅のひとつ、カカアコ駅はわが家から歩いて5分ほど。空港に行くのも、アロハ球場でハワイ大学のフットボールゲームを観戦するのも、「ラクになるわ」と2019年の開通を心待ちしていたのに。遅延どころか、アラモアナまで通るかどうかも危うい状態だなんて。やきもきするわ〜。
そんなとき、新聞にこんなお知らせが…
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高架軽軌道プロジェクトについて広く理解してもらうためのHART(ホノルル高速輸送公社)主催のコミュニティイベントの告知でした。場所はパールリッジセンター。
プロジェクトの関係者に直接たずねて、〃やきもき〃をなんとかしてもらおうと、さっそく行ってきました。
会場には大きなパネルがあちこちに展示され、プロジェクトについて詳しく説明されています。
完成がいつになるか分からないものの、電車の模型や完成予想図を眺めていると、ワクワクしてきます。
そして男性スタッフの方に訊いてみました。
ちゃんとアラモアナまで通じるのか、
代替案とかで妥協しちゃうのか、
完成は果たしていつなのか、
そして「大丈夫なんでしょうか」と。
「大丈夫?」というのは、数日前にプロジェクトの最高責任者が建設費高騰の責任を問われ、辞任したからでございます。
さらなる完成の遅延を心配すると、「うーん」と男性、苦しげです。
そしてワタクシの質問に対して、はっきりとした回答はひとつもありませんでした。しかも運賃は現段階ではまだ決まっておらず、またカポレイからアロハスタジアムまでの開通が「2021年」だそうです。当初の予定では完成は2019年でしたのに。
説明会に行って、さらに〃やきもき感〃がひどくなった気がします。
翌日、高架軽軌道プロジェクトのメーリングリストに登録されたとの知らせが届きました。
「せめてワタクシの足腰が丈夫なうちに完成してください」と、かなり消極的なお願いメールを出そうかどうか迷っている、ワタクシであります。
キョーコ said on 2016年10月12日
匿名さま
ワタクシも同じです。始めちゃったのですから、アラモアナまでつなげて下さい。そしてもう延期はいけません。
匿名 said on 2016年10月08日
早期の完成を、祈ります。ハワイ大好き❤旅行者より。