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人気連載「スイート・カップル生活」

第07回 スイートカップルの危機!?

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年04月21日

第7回 スイートカップルの危機!?


ハワイで始まった新婚生活。あっという間の1年でした

●「そろそろ破局してみては?!」
ハワイで新婚生活を始めてから、もうすぐ1年がたとうとしています。「そろそろ、別れたりしないの? その方が、ダイアリーのネタ的には面白いよ」とか「一回、破局してみては?」などと、心ないアドバイス(?)をもらったりするのですが、そんなネタ提供のために主人と喧嘩する訳にもいかず… とは言うものの、「他人の不幸は蜜の味」という少数派の意見? 要望?に応え、今回は国際結婚の難しさ、言葉の壁、文化の違いについてお話ししたいと思います(決して、すぐそこに危機が迫っている訳ではないので、ご心配なく)。

●シャワー派・お風呂派? 朝派・夜派?


あれほど好きだった入浴が、今ではシャワーのみの生活に

国際結婚に限らず、日本人同士だって、結婚したばかりだと、相手の習慣や癖に驚くことってありますよね? 何十年も別々に生活していた2人が、ある日を境に一緒に暮らすのですから、意見の衝突、戸惑いがあって当然だとも思います。性格などの人格的なことはさておき、国際結婚において私達が当面した習慣の違いについて特筆したいと思います。まず、日本人だったら多くの人がくつろげる空間、というのがお風呂。ご存知の通り、アメリカ人はシャワーが主で、余程のことがない限り、浴槽に浸かったりはしません。特に、ここハワイは暖かい気候のせいか、浴槽がない家庭も多く、シャワーブースがあるのみだったりするのです。幸い、我が家には浴槽があるものの、お湯をはることは、まずありません(浴槽の水を溜めるフタが最初からありませんでした)。日本にいる時は、入浴時に音楽をかけ、本を読んだりして、1時間から2時間は「お風呂の時間」を確保していました。夜、疲れた体を浴槽に横たえ、誰にも邪魔されない空間を持つ喜び、そして何よりも贅沢を感じるひと時… そんな優雅な時間はどこへやら? 今は朝シャワーを浴びる時間を逆算して早く起き、時間に追われつつも朝食は欠かせず… と、やたら慌しい毎朝を送っています。


いつでも、どこでも持参のハインツ・トマト・ケチャップ

●食文化の違い
結婚後、まず驚いたのが、主人のケチャップ好き。「アメリカでは、フライドポテトが主食じゃないか」と思うくらい、レストランに行くとサイドメニューとして付いてきます。そうすると、ケチャップの瓶を丸ごと使い切る勢いで(大げさじゃないんです)、お皿にあけるじゃないですか。最初のうちは、「あーあ、無駄遣いしちゃって。どうせ、残すんだろうに…」なんて冷たい目で見ていたのですが、全部摂取した上に、さらにケチャップをドボドボと… 初めは、何て言えばいいのか分からず、「や、止めておいた方が?」とやっとのことで注意したものの、「大丈夫、大丈夫」と笑顔で返され、困ったものでした。最近はバトルです。私が、「ケチャップは塩分が多くて体に良くない」と言うと、主人は「ミノリのバター好きの方が、体に悪いに決まってる」と言い返す始末。私達はどっちもどっちなのかもしれません。余談ですが、主人に言わせると、「日本食ほど、不健康なものはない」ということです。油で揚げたものが多く、「牛丼1つ取っても、油分が多い肉を使っている」と言うのです。アメリカで一般的に知られている日本食は、天ぷら、テリヤキ、しゃぶしゃぶ、寿司、鉄板焼き、などでしょうか。ハワイでは、何故かチキンカツ、もち粉チキン(白玉粉で揚げたチキン)がロコに人気があるようで、プレートランチには欠かせません。確かに油で揚げたものが多いかも? でも、日本人の方が、歩く距離が長いし、一般的には健康だぞ!?

●2人に立ちはだかる言葉の壁


日本を離れると「和モノ」が恋しくなるワガママな私

よく「2人は何語で話すの? 英語? 日本語?」と聞かれます。説明するのが面倒な時は「両方」と答えるのですが、細かく言うと、文法は英語を使い、語彙の多くは日本語、といったところでしょうか。それにプラスして、2人で作り上げた言葉。こんなメチャクチャな言葉遣いをしていたら、子供を育てる時、混乱させてしまうだろうなと思うのですが、「それは必要が迫ってから考えよう」と後回しの課題にしています。私はもちろん英語が完璧ではないし、主人も日本語が流暢に話せる訳ではないので、それをフォローし、かつコミュニケーションを円滑にするためには、手段を選んでなんかいられない。意思が通じるのが一番の目的な訳ですから、日本語と英語と両方から、簡単なものを抽出して言葉を作り出す。恐らく国際結婚のカップルで、多少なりともこの方法を取っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「Are you genkier?」(今はもう元気?)だとか、「It was so イライラ(irritatingの代わり)」(凄くイライラした)などと使うのですが、日本語の擬態語、擬音語はとても便利です。赤ちゃん言葉に近くなったりもしますが…


2人の愛で乗り越えられるか、言葉の壁

●英語コンプレックス
実は結婚するに当たり、一番心配していたのが、言語の問題だったのです。文化の違い、バックグラウンドの違いは、そのまま言葉に反映します。英語コンプレックスの強い私は、何度も主人に「私には自信がないよ」と言ったものでした。そのたびに、何を根拠としてか、「大丈夫だから、大丈夫だから」と力強く慰められました。その裏には、私が主人の高校時代の2年間を知っている、という事実が大きく作用したと睨んでいます(あくまで想像ですが)。アメリカ人にとって、高校時代の4年間(一般的に中学が2年間、高校が4年間)と言えば、一番楽しい、また変化の大きい時期でしょう。その時期に私が日本語教師として、主人の高校生時代を見てきているものだから、「私はアメリカの文化が分かっている」と勘違いしている部分があると思うのです。私は、アメリカ人が子供を寝かせつける時に唄う子守唄も知らないし、童謡や子供のテレビ番組も知りません。子育てする時に一緒に学ぶしかない、という結論に達してしまうのです。

実は、喧嘩した時には日本語も英語も出てきません。感情ばかりが先走り、うまく言葉になりません。日本人のような「以心伝心」「言わなくても分かる」といったことは、まず期待できないし、自分の意見を言葉や態度にして出さない限り、決して自分を理解してはくれないのです。言葉の壁は思ったより厚く、ひっそりと2人の間に立ちはだかっているようです。


アリゾナ記念館には、真珠湾攻撃で沈没した戦艦の模型が

戦争と国際結婚
最後に、どうしても私達が避けては通れない道。戦争に対する認識と、過去に起こったことへの反省。主人の希望で長崎の原爆資料館に行った時は、周りの日本人を意識した主人が、「今日だけ僕、オーストラリア人ね」と言っていた気持ちは分からないでもないです。私もハワイのアリゾナ記念館に行った時は、改めて戦争の恐ろしさを実感したものです。その日は真珠湾攻撃のことを考え、かなり暗く落ち込みました。わずか60年前には、主人の国と私の国は、お互い殺しあっていた訳です。その事実を目の前に突きつけられ、眩暈(めまい)がする思いでした。戦争は人間をとことん極限まで追い込みます。そんな戦争を知らない私達だからこそ忘れてはいけないし、決して繰り返してもいけないのです。

イチローがメジャーリーグで年間最多安打記録を更新し、同じ日本人として、とても誇らしい気持ちにさせてくれました。日本人が、この広いアメリカで認められる… 毎年ハワイでゴルフを楽しんでいる友人は、そんな日本とアメリカを見て、「良い時代になった」と言います。本当にその通りだと思います。戦争を経験しているおばあちゃんに、結婚を反対されるかと内心ビクビクしていましたが、私の幸せを願ってくれるおばあちゃん、本当に喜んでくれていました。

私と主人の危機から話が逸れてしまいましたが、こういった色々な障害を覚悟して、それでも同じ方角を向いて、一緒に歩いて行こうと誓ったのですから、そう簡単に破局する訳にもいきません。これからも、思わぬ障害が私達2人を待ち構えているかも知れません。そんな時には1人で無理をせず、たとえメチャクチャな言葉でも相手に意思を伝え、2人で協力すれば乗り越えられない壁はないのです。そう信じて、前向きに進んで行こうと思っています。

プロフィール
私: 日本の大学を卒業後、JALEX日本語教師プログラムに参加し、1995年から2年間アイオワ州の高校で日本語を教える。帰国後は旅行会社に勤務し、5年間のOL生活の後、米国人の夫と結婚。2004年1月にハワイに引っ越して以来、仕事と家庭を両立しようと「日々是決戦(?)」という生活を送っている。趣味はスキー。ハワイで一番恋しいもの… それは「雪」かも?

主人:現在、ハワイ大の大学院でスクール・カウンセリングを学んでいるアイオワ州出身の米国人。趣味はスポーツ観戦。かつてアイオワの高校でコーチをしていたこともあり、3度の飯よりアメフト好き。9年前は可愛い日本語の生徒だったが、縁あって教師だった日本人の妻を娶り、今また少しずつ日本語を覚えざるを得ない多忙な大学院生。

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